嗚呼~!しらき

眠らない街、東京日記

定食屋にて

2005年08月03日 08時09分40秒 | Weblog
年をとるごとにまわりが気にならなくなる。『オバサン』はその典型的な見本である。

最近、私はオバサンというよりオジサン化していく自分を肌で感じている。
その症状のひとつとして定食屋にひとりでも行くようになった。

先日、無性にレバニラ定食が食べたくなりひとりで『福しん』へと行った。

私が店に入ろうとしたら若いサラリーマン風の男性が割り込むように先に入っていったのだが、気にせず彼に続くようにして店に入ったのであった。カウンターしかない店内は満席ではなかったが、私は彼の隣の席に座った。わざとではない。ちょうど彼の隣が角の席だったからである。

「とりあえずここでいいや。」

私は注文をしようと店員を呼ぶと隣のサラリーマンとまたタイミングが同じだった。私は心の中で『気持ち悪い。』と思っていると彼も私と同じ気持ちだったらしくすぐにひとつ隣の席へと移動されてしまった。

私はなんか負けたような気がしてくやしかった。
そして、お互いに気持ち悪いと意識しながら食事をとり、先に隣のサラリーマンが食事を終えて勘定をしていると何やらもめている。見るとサラリーマンの男が店員にキレ気味でこういった。

「レバニラ定食は頼んでません。」

店員は私の方をちらちら見ている。

『完全に一緒にきたと思われている!』私は察した。もしそうだとしたらかなり仲の悪いカップルである。私はその男とカップルと思われたことが非常に屈辱的であった。もちろん、その男も私と同じ気持ちだったに違いない。

それにしても、間違って払っててほしかったなぁ~。