
画像は川ちゃんのお父さんからのお手紙
「自分が源泉」とは、「すべての結果は自分が創っている」という立場をとること。
「自分が源泉」の捉え方のパワーは、自分が創った結果なら自分で創りかえることができるということです。
今回は、「自分が源泉」研修の中で起こった、
参加者「川田 香織」さんの「自分が源泉」についてお伝えします。
川ちゃん(ニックネームで呼び合います)は当時27歳。
東京本郷3丁目にある創業80年の和菓子屋さん「本郷三原堂」に勤務しています。
大森葉子社長(SEE120期卒 ニックネーム エンジェル)の「『自分が源泉』研修に参加してみない?!」の一言で参加しました。
川ちゃんは香澄ちゃんと双子。上の二人のお姉さんと4姉妹。
お父さんに反発して、4人とも学校卒業後 家を出て以来一度も家に戻らず電話すらしない。お父さんとの関係は、もうすでに「手放してしまっている関係」の状態でした。
社員の方たちと「人として」関わるエンジェル社長。
人間関係が思うようにいかないことに悩んでいた川ちゃんのきっかけになれば、と思っての研修へのご招待でした。
「父親との関わりが影響してるのかも?」。
自分の創りだす人間関係の背景にあるものに、うすうす気づき始めていた川ちゃん。
研修が進むなかで、はっきりとそのことを自覚していきました。
参加者の仲間が次々と「自分が源泉」に立っていく姿に力付けられた川ちゃん。お父さんとの関係に向き合い、その関係を取り戻すことに一歩を踏み出す決意をしました。
そして、初日の研修終了後、夜、お父さんに9年ぶりの電話をしました。
「お父さんに愛してもらえなかったから、自分に自信が持てない。人前で話すことができない。人前で泣いてしまいうまくコミュニケーションがとれない。。。」
無言で聞いていたお父さんに、泣きながら、堰を切ったように自分の心をぶつける川ちゃん。
正直な思いを言葉にしながら、川ちゃんの心に変化が起こっていきました。
「。。。最初は、お父さんの事をずっと憎んでいたとだけ伝えるつもりだった。でも、本当は、私はお父さんに愛されたかった!とずっと思っていた。。。。。」
川ちゃんの言葉を聞きながら泣いていたというお父さん。
泣きながらこんな言葉を伝えてくれました。
「愛していたよ。愛していないことなんかないよ。子どものために働いていたなんて、小さい香織にはわからなかったよね。。。。。」
まったく音信のなかった父と娘。9年ぶりの電話での再会でした。
数日後、お父さんから川ちゃんに一通の手紙が届きました。
以下がその手紙の内容です。
(川ちゃんの許可のもとに・・・。)
2人の大好きな娘へ
まず、この様な手紙を書くことが出来、又 正直なお父さんの気持ちを伝える機会を与えてくれた香織ちゃんの素直な電話に感謝します。
香織と香澄が生長していく頃は、ちょうどお父さんが銀行で、副支店長から支店長へと出世をかけ頑張っていた時で、銀行員生活の中で一番大変で、つらい時期でした。
夜の接待も多く、帰宅時間も遅かったと思います。
そんな忙しさと、接客、銀行内の対人関係で疲れ果て、寝込むこともありました。
お母さんにも、つらい思いをかけました。今はそのお返しをしようと頑張っています。
日曜日等に出かける約束をしても、その約束を守らない事も沢山あったと思います。
疲れて他人を思いやる気持ちもなくなっていたのかもしれません。
あまり遊んでもあげられなかったと思います。大変申し訳ない思いをさせてしまったなと後悔します。(子供には、そんな状況なんて、わからないものね)
ただ、2人のことを愛していなかった訳ではないし、2人ともお父さんの大切な、かわいい娘だもの。
一度もそんな事、思ったことはなかったよ。
でも、香織ちゃんが、そういう思いでいた事、心に響きました。もう一度、あの頃に戻りたい気持ちもあります。
これだけは言えます。
香織ちゃん、電話をくれてありがとう。2人(4人)のかわいい娘がいたから、お父さんは仕事を頑張ることができました。
生きがいでした。
心を込めて2人にありがとうを言います。
くれぐれも2人とも頑張り過ぎない程度に頑張って、正直に生きて下さい。
終りに、誕生日のメッセージと大好物のせんべい、ありがとう。お母さんも、おいしそうだねと言ってました。2人でいただきます。
2人とも、いつでも帰っておいで。お父さんもお母さんも待ってます。(狭いけど)
父より愛を込めて

鈴木博
「自分が源泉―ビジネスリーダーの生き方が変わる」 創元社
参加企業70業種・1600社を超える中小企業経営者研修“SEE”を主催し、企業と経営者を長年見守り続けてきた著者がヒューマングロウス(人間成長)のエッセンスを語る。
「自分が源泉」とは、「すべての結果は自分が創っている」という立場をとること。
「自分が源泉」の捉え方のパワーは、自分が創った結果なら自分で創りかえることができるということです。
今回は、「自分が源泉」研修の中で起こった、
参加者「川田 香織」さんの「自分が源泉」についてお伝えします。
川ちゃん(ニックネームで呼び合います)は当時27歳。
東京本郷3丁目にある創業80年の和菓子屋さん「本郷三原堂」に勤務しています。
大森葉子社長(SEE120期卒 ニックネーム エンジェル)の「『自分が源泉』研修に参加してみない?!」の一言で参加しました。
川ちゃんは香澄ちゃんと双子。上の二人のお姉さんと4姉妹。
お父さんに反発して、4人とも学校卒業後 家を出て以来一度も家に戻らず電話すらしない。お父さんとの関係は、もうすでに「手放してしまっている関係」の状態でした。
社員の方たちと「人として」関わるエンジェル社長。
人間関係が思うようにいかないことに悩んでいた川ちゃんのきっかけになれば、と思っての研修へのご招待でした。
「父親との関わりが影響してるのかも?」。
自分の創りだす人間関係の背景にあるものに、うすうす気づき始めていた川ちゃん。
研修が進むなかで、はっきりとそのことを自覚していきました。
参加者の仲間が次々と「自分が源泉」に立っていく姿に力付けられた川ちゃん。お父さんとの関係に向き合い、その関係を取り戻すことに一歩を踏み出す決意をしました。
そして、初日の研修終了後、夜、お父さんに9年ぶりの電話をしました。
「お父さんに愛してもらえなかったから、自分に自信が持てない。人前で話すことができない。人前で泣いてしまいうまくコミュニケーションがとれない。。。」
無言で聞いていたお父さんに、泣きながら、堰を切ったように自分の心をぶつける川ちゃん。
正直な思いを言葉にしながら、川ちゃんの心に変化が起こっていきました。
「。。。最初は、お父さんの事をずっと憎んでいたとだけ伝えるつもりだった。でも、本当は、私はお父さんに愛されたかった!とずっと思っていた。。。。。」
川ちゃんの言葉を聞きながら泣いていたというお父さん。
泣きながらこんな言葉を伝えてくれました。
「愛していたよ。愛していないことなんかないよ。子どものために働いていたなんて、小さい香織にはわからなかったよね。。。。。」
まったく音信のなかった父と娘。9年ぶりの電話での再会でした。
数日後、お父さんから川ちゃんに一通の手紙が届きました。
以下がその手紙の内容です。
(川ちゃんの許可のもとに・・・。)
2人の大好きな娘へ
まず、この様な手紙を書くことが出来、又 正直なお父さんの気持ちを伝える機会を与えてくれた香織ちゃんの素直な電話に感謝します。
香織と香澄が生長していく頃は、ちょうどお父さんが銀行で、副支店長から支店長へと出世をかけ頑張っていた時で、銀行員生活の中で一番大変で、つらい時期でした。
夜の接待も多く、帰宅時間も遅かったと思います。
そんな忙しさと、接客、銀行内の対人関係で疲れ果て、寝込むこともありました。
お母さんにも、つらい思いをかけました。今はそのお返しをしようと頑張っています。
日曜日等に出かける約束をしても、その約束を守らない事も沢山あったと思います。
疲れて他人を思いやる気持ちもなくなっていたのかもしれません。
あまり遊んでもあげられなかったと思います。大変申し訳ない思いをさせてしまったなと後悔します。(子供には、そんな状況なんて、わからないものね)
ただ、2人のことを愛していなかった訳ではないし、2人ともお父さんの大切な、かわいい娘だもの。
一度もそんな事、思ったことはなかったよ。
でも、香織ちゃんが、そういう思いでいた事、心に響きました。もう一度、あの頃に戻りたい気持ちもあります。
これだけは言えます。
香織ちゃん、電話をくれてありがとう。2人(4人)のかわいい娘がいたから、お父さんは仕事を頑張ることができました。
生きがいでした。
心を込めて2人にありがとうを言います。
くれぐれも2人とも頑張り過ぎない程度に頑張って、正直に生きて下さい。
終りに、誕生日のメッセージと大好物のせんべい、ありがとう。お母さんも、おいしそうだねと言ってました。2人でいただきます。
2人とも、いつでも帰っておいで。お父さんもお母さんも待ってます。(狭いけど)
父より愛を込めて

鈴木博
「自分が源泉―ビジネスリーダーの生き方が変わる」 創元社
参加企業70業種・1600社を超える中小企業経営者研修“SEE”を主催し、企業と経営者を長年見守り続けてきた著者がヒューマングロウス(人間成長)のエッセンスを語る。
嫌いは愛してるの裏返し。人との関わりで何か引っかかること、人に対して思う嫌なこともどこかである時体験してることが重なったりするのですよね。人は自分が決めたら動き出せることを教えてもらいました。川ちゃんおめでとう、勇気をありがとう。
その姿を見ていられる私も、とても幸せです!
(*^^*)
ありがとう。
「自分が源泉」研修のときの 川ちゃんの顔が浮かぶね。力付け、貢献をありがとう。
ありがとう。
社員の主体性、可能性を育む職場、素晴らしいね。嬉しいです。
ありがとう。
たしかに、疲れていたり、自分が反応しているときは、自分の中にある「他の人を思いやる気持ち」から離れちゃうね。
先日、川ちゃんは彼を連れてご両親のところに会いに行ったとのこと。素晴らしい親子関係が時を超えて育まれています。