小説 デート屋恭介

デート屋恭介がネットで知り合った女性とデートして女性を癒す小説です。

第4話 祥子の目的

2009-07-25 22:32:28 | 日記
 祥子は急に顔つきが真剣になり、
吉田祥子:私、今、実は婚活やっています。
深沢恭介:俺は昔トンカツややっていた。
吉田祥子:私真剣なんです。
深沢恭介:俺斬られちゃうの?
吉田祥子:「しんけん」の意味が違います。
深沢恭介:なるほど。で、相手は決まった。
吉田祥子:まだです。
深沢恭介:なるほど。まださんね。
吉田祥子:私は「まだ」という苗字の人はいるとは思えません。
深沢恭介:そっかー。マジだね。で、俺に何して欲しいと。
吉田祥子:男性ってどういうものか知りたいと。
深沢恭介:俺はそこまでする気はないぞ。
吉田祥子:え?・・・いや。そうじゃなくて。
深沢恭介:ジョークだよ。もしかして、祥子さんって彼氏歴なし?
吉田祥子:はい。
深沢恭介:なるほど。で、ためしに俺とデートしようと思ったわけか。
吉田祥子:はい。恭介さんはこんな私をどう思いますか?
深沢恭介:祥子さんの年はいくつ?
吉田祥子:29です。
深沢恭介:なるほど。じゃあ、いろんなことを洗いざらい吐いてもらいましょう。
吉田祥子:私は犯罪人ですか?
深沢恭介:まあ、今のはジョークだよ。でも、いろんな事聞くけどいいかい?
吉田祥子:はい。
深沢恭介:では、空気を吸う臓器は?
吉田祥子:またですか?
深沢恭介:ジョークだよ。では診察しましょう。
吉田祥子:カウンセリングですか?
深沢恭介:まあとにかくいろいろ話しましょう。
 と、恭介と祥子は本格的な会話に突入した。
 

第3話 二人の会話(ジョーク)

2009-07-25 22:01:48 | 日記
 二人はMacでダブルバーガーセットを頼んで禁煙席で腰を下ろした。
深沢恭介:この近くに吉本興業の建物があるの知ってる?
吉田祥子:そうなんだ。
深沢恭介:中には入ったことないけどどんな感じなのかなあ。ところで祥子さんはお笑いは好き?
吉田祥子:はい。
深沢恭介:空気を吸っている臓器は?
吉田祥子:肺。
深沢恭介:紙を燃やすと
吉田祥子:灰。
深沢恭介:祥子さんテンポいいね。
吉田祥子:私店は持ってないよ。
深沢恭介:それは店舗。
吉田祥子:じゃあ、キャンプで使うやつは?
深沢恭介:それはテント。・・・。祥子さんのってきたね。
吉田祥子:そう。山手線に。
深沢恭介:うまい。座布団1枚。
 と話は続き・・・。

第2話 吉田祥子

2009-07-25 21:48:21 | 日記
 恭介と祥子はまず、駅前のスタバに入った。
深沢恭介:なんか二階から見下ろす渋谷の光景もいいもんだね。
吉田祥子:そうですね。よく渋谷が見えますよ。
深沢恭介:祥子さんは今日は何がしたいの?
吉田祥子:なんでしょう。当ててみて。
深沢恭介:AからDまでお願い。
吉田祥子:え?
深沢恭介:いや、選択肢だよ。
吉田祥子:なんだ。選択問題にしろって事ね。私、違うこと想像しちゃった。
深沢恭介:違うことって英語の勉強のこと?
吉田祥子:恭介さんフォローうまいわね。
深沢恭介:それくらいは朝飯前・・・って今は昼だね。
吉田祥子:何か食べます。
深沢恭介:そうだね。飲み物だけではちょっと足らないね。
 2人はMacに移動した。

第1話 デート屋恭介

2009-07-25 21:35:04 | 日記
私は女性を対象にデート屋を行っている恭介です。
1日に1人の人とデートします。
報酬は満足した分だけです。
今日はどのようなデートになるのでしょうか。
スタートは渋谷のハチ公から

深沢恭介:祥子さん遅いなあ。
吉田祥子:恭介さんすいません。
深沢恭介:祥子さん、自分の予想より早かったよ。
吉田祥子:それってどういう意味?
深沢恭介:深い意味なんてないよ。祥子さんはタバコは吸わないよね。
吉田祥子:はい。何でわかったんですか?
深沢恭介:さっきすいませんっていったから。
吉田祥子:それってタバコじゃないんだけど・・・。
深沢恭介:じゃあ、早速どこ行きたい?
吉田祥子:恭介さんのお勧めは?
深沢恭介:お茶したい。コーヒー店で。
吉田祥子:そうよね。コーヒーなのにお茶って変よね。
深沢恭介:でもお茶屋はさすがに都会にはないね。あったら渋いんだけど。
吉田祥子:確かに渋いね。
 と、二人のデートが始まった。