高根通信

八工3年G組同窓情報

知人のYさんのビニールハウスにお邪魔する

2015-10-08 01:42:17 | Weblog

 Yさんとは2000年に原村の農業実践大学で一緒に研修を受けた同期生。近くの農場でミニトマトを作っている。

 毎年この時期トマトを分けてもらっているが、今年の収穫もそろそろ終わり。缶コーヒーを持参してしばしおしゃべり。

 そのすぐ近くに東京ディズニーランド(直営らしい)野菜農場建設の工事現場ができることになり、工事着工・・・

 と思いきや何か様子が変・・・

 この近くに「金生遺跡」(公園)があり、工事現場からも遺跡のあることが分かったのでその発掘調査。

 調査後は埋め戻されて巨大なハウスが建設される予定だそうだ。作られる野菜はトマトとパプリカなのだとか。ここ北杜市はこうした企業資本による農場がいくつも建設されている。ここもその中の一つ。

 上の写真は甲斐駒方面だけど・・・ う~んなんとも分かりにくい。

 写真でみても分かるように目の前に南アルプスが広がり富士山も遠望できる場所なのでここに観光農園ができてもいいくらいなところだが、まあ人口減少の山梨県(世田谷区の人口とほぼ同一)なので、こうした企業農場の進出で雇用確保するのがせめてもの政策かも知れない。

 個人的には県内の80%を占有する森林活用を期待したいところだが、大月市のバイオマス発電(三井物産と地元企業だったかの共同事業)位で他に企業進出はない様子。この点では岡山県の方が一歩先んじている。

 TPP何とか決着して日本の農業はどのように変わるのだろうか?農業人口の高齢化と新規農業参入者(農業をやってみたい若者)との間には農地という高い壁があってなかなか難しい。

 農家は先祖代々の土地とか言ってなかなか手放そうとしないけど、70年前の農地解放以前は殆どの農家が小作人だったわけで先祖代々と言う訳でもないと思うのだが、農家の方は(転居を繰り返してきた自分にはわからない)土地への愛着は深いのだろう。

 一寸まじめすぎる話題になってしまった。