８年前の出版。
アメリカ大統領選のさなか。
本の内容と関係ないが著者あとがきで民主党候補争いに敗れたクリントンのことに触れていたので。
未だアメリカにおいて女性が大統領に就任したことがない。
オバマ氏が黒人初の大統領となった国で。
世界で初めて国のトップに就いたのは確かスリランカ、かつてセイロンと呼ばれた国で
バンダラナイケ氏であったと記憶している。
その後各国で女性がトップに就任している。
マーガレット・サッチャー氏は「鉄の女」と言われ辣腕を振るった。
今回のサミットに参加するドイツのメルケル氏も史上最多の参加記録とか。
ブラジルの大統領は汚職疑惑で大統領職を「停止」させられた。
「リオ五輪」には出席無理だとか。
あとがきによると、朝日新聞「天声人語」にてヒラリー氏が敗れたことについて
仏ジャーナリスト、C・オックラン氏は、彼女は男なら求められないことを求められている。
「知的であると同時にセクシーに、母親であると同時に自立して、美しく、安心でき、モラルがあって現代的で、
つねに若くと」
この伝で行くと今回、民主党で指名されても本選であの「トランプ」氏に敗れるのでは。
事実、最近の調査で僅かであるがトランプ氏がリードしていると。
早々と共和党候補指名が確実視されているトランプ氏といまだ民主党内でサンダース氏と戦っている。
その差ではないような気がしてきた。このオックラン氏の言葉に込められたことの差では。と。
民主主義を標榜するアメリカにおいてこれである。
抜き差しならない人種差別。ほとんどが黒人に対してである。
キング牧師が暗殺されてどれほどの時間が経っただろう。
悩める大国「アメリカ」か。
