以前にも書いた。
日曜日朝、放送大学でイラクの問題を取り上げて講義。
2013年の講座なので今日の情勢とは合わないが、
それでも「そういうことか」となる。
もともとはオスマン帝国がヨーロッパへ進出して行き、
押し戻され帝国が滅亡した後にヨーロッパそれぞれの思惑の中で、
国境線が定められた。
ということのようだ。
そんな中でクルド人がイラクの北部に暮らし、
イラクの中に自治政府を構成している。
しかもシリアやトルコ・イランの一部地域にまで広がっている。
イラク自体も地域により、先のクルド人地区、
スンニ派・シーア派およびそれらの混在地域と言う具合に、
複雑な構成になっている。
加えてシリア、イランなど同じイスラム世界で宗派間対立が激しい。
到底、日本人の理解を超えている。
そう思うしかない。
そこへ石油を求めてアメリカが何かと手を突っ込んでくる。
いまや「IS」が勢力を拡大しつつある。
イラク軍兵士に真剣に「IS」と戦う士気の高まりはない。
空爆で解決は不可能と見る。
中東のアラブ諸国が智恵を出して解決するほかないのでは。