NHK-BS。
戦時中「満洲」に置かれた細菌兵器研究部隊。
そこでは細菌による人体実験が行われていた。
国内の優秀な医学者・医学生が731部隊に集められた。
そこでは敵が細菌兵器を使った場合どう防衛するかという名目であった。
が、実際は日本軍が使うための研究である。
そこで実験体にされたのは反日闘争の中国人である。
彼らは「匪賊」と呼ばれ「マルタ」とも称された。
当時の国内マスコミも「匪賊殲滅」で世論を煽った。
ヒトラーのユダヤ人虐殺となんら変わらないだろう。
今回の放送では、世間に知られていない「裁判」の録音テープが発見された。
そこには731部隊で研究に従事していた者の肉声が。
いち早く内地に逃げ帰り戦後大学教授として職に就いた者もいる。
何と言っても最高幹部が研究資料をアメリカに渡すことで罪を免れたことだ。
その一方、裁判により刑を言い渡され、本国に帰る直前に「罪」を悔い、自死した人間がいることだ。
その親族が画面に登場していた。