最近、高齢者の事故が報じられる。
アクセルとブレーキの踏み間違いだ。
どうしても理解できない。
ブレーキとアクセルは相反する装置だ。
どうしたら間違えられるのか全く理解できない。
あえて間違えようとしてもできない。
このことに関してfacebookで書き込みがあった。
なんと、MTが主流であったのがATに変わったことによるということだった、のだ。
まず、MT=マニュアルトランスミッションだが、アクセル・ブレーキそしてクラッチと
三種類のペダルがある。
クラッチはエンジン出力を駆動輪に伝える、もしくは絶つ機能だ。
スタートするにはクラッチペダルを踏み駆動装置であるギアを低速の位置にシフトする。
その後クラッチペダルを離しながら(つまり半クラッチというが)アクセルペダルを徐々に踏み込み
最終的にはクラッチペダルを解放してあとは速度に応じてギアを高速にシフトしていく。
こういう手間をかけて車を使いこなす。
始めはみなこうだった。
その後こういう手間が苦手な人向けに、というかメーカーの策略もあると思うが
AT=オートマチックトランスミッション車が出て来た。
今の時代一部のクルマ、トラック・バスなどを除いて乗用車はATだ。
アクセルとブレーキをなぜ踏み間違えていたか?
追跡調査によると、ドライブスルーとか料金所などで停止中、足はブレーキペダルにかかっている。
何かの拍子に、足が離れてアクセルペダルの位置に。
その後、自分ではブレーキのつもりが踏みこむとアクセルペダルのせいで急発進と。
そういうことのようだ。
スーパー、コンビニ、病院等々の駐車スペース。
この場所に来るまで、赤信号で止まり、一時停止で止まり、右左折で止まりを繰り返してきたはず。
それが、先に上げた場所の駐車で間違える?
それが分からない。
私は、特に冬道走行で習慣化した。
AT車特有のクリープ現象がある。アクセルを踏みこまなくても車は前進する。
特に冬場は暖気運転でエンジン回転数が上がっているせいもあるから余計に。
交差点に限らず、ブレーキを掛ける時はシフトをニュートラルにする。
これによりエンジンと駆動輪の伝達が遮断される。
それにより一度の制動で速度はかなり落ちる。
まあ、アイスバーンとか道路事情による違いはあるが。
取りあえずそういう習慣はMT車のクラッチ操作と似ていると言える。
当然、ABSの効きも違ってくる。
警察も事故処理が済めば終わりでなくもう少し検証をしてもらいたい。
高齢者に免許証の返納を迫るだけが仕事じゃあるまい。
事故を防ぐための科学的な検証も必要では?