フランス大統領に39歳のマクロン氏が当選。
世論調査通りであったか。
20ポイントもの差であったからね。
それにしても日本のマスコミが国民戦線を「極右」と呼ぶのはなぜなのか。
移民に対する差別などで呼称するのであれば、トランプは共和党と雖も「党内極右」でないのか。
政党が違うからと言う理由でこのように呼ぶのは如何なものか。
オランダ国政選挙も選挙前は「極右勢力」が躍進か?と言われたが実際はそこまで伸びなかった。
ドイツの州選挙でもメルケル氏の与党が第一党となった。
この後、いくつかの州選挙があり秋には連邦議会選がある。
かつてオランド大統領とメルケル首相をを合わせてメルコランドと呼んでいたが
この次はどうなるか?
いずれにしてもEU生みの親の片方であるフランスで親EUが勝利した。
秋までは何とか持つか。
ルペン氏も途中で国民戦線党首を一時降りたが功を奏するところまで行かなかった。
これまでこの国で、自民党が疑惑議員が離党し、次の選挙で当選を果たすと「禊が終わった」とばかりにふんぞり返る。
ルペン氏の策は遅かったか?
こうしてみると、世界が大きく変化しようとしているのが見て取れる。
グローバリゼーションと多国籍企業により富む者はより富み、貧者は寄り貧しさを増す。
1%が99%の富を持つと言われる社会。
格差がますます拡がる社会。
この矛盾をどう解決するかがこれからの大きなテーマとなっていくだろう。
ヨーロッパは二度の対戦に学びEUを選んだ。
だが、ドイツ・フランスという大国はなんとか恩恵に浴したがその他の小国は
債権を抱えてあえいでいる。
ギリシャはどうなったのか?
どのメディアも報じないが。
どこを見ると正確に分かるのか?
日本のマスコミは今回のフランス大統領選にしても、オランダの国政選にしてもそうだが
総じて主要メディアは「極右」と報じている。
根拠は何なのか?極端なナショナリズムを掲げているせいか?
それを言うならこの国の政権も「極右」と言えるのでは。
内向きとはいえ勝手に憲法に条文を付け加えたのは自分だと言って憚らない人物。
憲法改正とか結党当時から占領軍押し付けでない「自主憲法制定」を党是としてきた。
それすらも逸脱し、自分が未来永劫この国に君臨しようとしているかのように振る舞う人間。
それに追随するマスコミ。