sirius

SiriusとAldebaranとPolaris

放送大学

2015-06-21 14:56:19 | 日記

日曜日7時30分から高橋和夫教授による現代史11回目。

冗談を発したりなかなかユニークな教授。

 

アラブの春と一時賑わした。

エジプトのムバラク大統領は18年間君臨。日本では10人以上首相が変わった。

アメリカでも4人ぐらいとか。

結局その後混迷した状態で民主化には程遠い状況。

根底にはやはり貧困からの脱却がある。

一日二ドルで生活している国民がいるという現状。

リビアではカダフィが殺害。

ムバラクは刑務所暮らし。

シリアでは内戦状態。

この放送は2014年開講なので情勢は今とは違うが大差ない。

この間「IS」が跋扈。さらに中東は混沌としている。 

以前も触れたが何せ歴史的に長期にわたって戦争・紛争が続いている所だけに、

おいそれとは解決しない。


私的な考えだけれど、イスラムでは政治的なことよりアッラーが唯一無二だから。

イラン革命でパーレビー王朝が滅亡し亡命先からホメイニ師が帰国。

大統領がいて政府が存在しても最重要案件はすべて「師」の思し召し。

イスラム教に反する法はありえない。

 

宗教を否とするつもりはないが、毎日5回聖地に向かいお祈りをする。

そう言う中での政治はなかなか難しい。


アラブの春はSNSが力になった。

しかしながら、自然発生的な運動は成功しない。

しっかりしたリーダーと組織がなければ。


香港は所謂民主派議員の反対で長官の選挙による選出は否決されたという。

学生が主力でデモや座り込みなど中国政府に改善を求めたが学生どおしで、

運動の進め方をめぐり対立が起きている。

ここでもリーダー不在、組織不在。

これでは事を進めるのは難しいだろう。

 


エリザベート4

2015-06-21 10:27:35 | 日記

第三部にはいる。

ナチスドイツの台頭でまずオーストリアが併合される。

それ以前にハプスブルク王朝は滅び、

それぞれの民族が独立して国家を形成していた。

 

ナチスドイツといえばヒトラー。

生れはオーストリアの田舎町で不遇の青年期を送り後にドイツへ行く。

 


聞いたことのある映画などがこの地を舞台にしている。

「うたかたの恋」エリザベートの父ルドルフの情死を描いた映画。

原題は情死した場所そのもの「マイアリング」

日本では1956年オーストリアで製作された物が1958年「晩鐘」で公開。

なぜ晩鐘なのかわからないけれど。

クーデンホフ・カレルギー伯爵の逃避行が「カサブランカ」で映画になる。

この本の作者もかなりの文献を参考にしている。

翻訳だけでなく原書も参考にしている。

第一次大戦から第二次大戦、その後の東欧(今は中欧という)の動きなど、

文字どおり激動の時代。

日本の日露戦争のことも、ロシア帝国の関連で名前だけ出てくる。

青山光子という女性が登場するがよく判らない。あとで調べよう。

このあと「第三の男」も登場する。