黄昏叔父さんの独り言

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 バラン不調の原因は外装からの雨水進入!

2018年04月20日 19時35分48秒 | アマチュア無線


    


 最近は7MHz帯での国内QSOは全くしなく成ったので殆ど使用する事の無かった7MHz帯用の逆Vアンテナが今年の初め頃からSWR値が,

とんでも無い数値を表示して使い物に成らない状態に成って居た。7MHz帯の運用時は殆どがCWモードなので短縮の3エレ八木アンテナを使用するのだが7,130MHz以上の周波数帯に成ると此のアンテナはSWR値が大きくなり使い物に成らないので此れ以上の周波数帯で運用する場合と極稀に3,4,5エリアの局とのQSOの場合に八木アンテナでは呼び負ける事が多いので近距離の国内QSO用にZAアワード時に過去に全国への移動運用に使用していた7MHz帯の逆Vアンテナをタワーから吊り下げ前記の逆Vアンテナとして使用していた。


 今年に入ってからも国内QSOは殆どしていなかったので何の問題も無かったがDX局とのSSBモードでのQSOの場合は7.130MHz以上の周波数帯を使用するので少し問題は有ったが何せSSBモードでは当局の電波は海外まで飛ばないので諦めてSSBモードを運用する事は無かった関係で不調なアンテナの確認をする事も無かった。


 今日は何もする事も無く天気も良かったので逆Vアンテナのトラブルの原因を調べる事にした。アンテナを降ろす段階では多分バランが悪いのでは?と想像して居たので給電部に可也頑丈に巻き付けたエフコテープにカッターナイフで傷付けてラジオペンチでテープを解くとバランの先のMコネクターの上部のプラスチックの成型部が一部テープに付いた状況で外れて来た。其の後に同軸のMコネクターを外すと心線の接続されて居る金属部が白い粉状に成った異物で接触不良を起こしていた。


 上の写真で解かる様にバラン本体の中央部に上側に向かって一筋の亀裂が走って居り此処から雨水が浸み込み其れがMコネクター(メス側)上側から流れ込みコネクターの接合部で異物と成り接触不良を起こしていた。此の逆Vアンテナは私が移動運用を始めた2008年から最期に成った2014年の移動運用まで日本全国での殆どの運用場所で活躍し其の間に約10万交信の立役者と成ってくれた。バラン全体をエフコテープで確り巻けば未だ使用可能とも思われたが10年間に渡り頑張ってくれたので今回は御役御免にする事にして買い置きして居た筒型の新しいバランに交換したら正常に動作するように成ったが共振点が7.060MHzと思った寄りも低めに成ったので両サイドを10cm切り詰めて共振点を7.140MHz辺りに持上げて本来目的の7.120~7.200MHz帯が安心して利用出来る様に調整した。今回のバランは外国製のバランを初めて使用したが筒の横に2箇所とMコネクター取り出し部分に下側に向けた水抜き穴が2箇所出て居るので中に水が溜まる事は無い筈だが作りが一寸雑な感じで寿命の方が少し心配である。




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