横浜スローライフ -- My slow life in Yokohama

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Where2.0 2008 1日目 オフトピック

2008年05月15日 14時56分42秒 | 地理情報関連
 かやまさんから早速コメントをいただいている、「GoogleとESRIのキーノートスピーチ」について、ちょっと整理。

 まず、これはキーノートスピーチではなくて、Keyholeの創業者であるJohn Hankeの25分の発表枠での中の話(Where2.0ではキーノートスピーチはもともと無い)。

John Hankeが最初15分くらいGeoWebの急速な増加と、それをGoogleがKMLをOGCに提供したことで支援していること等を説明をした。
 John Hanke

そして、”Openスタンダード”がこうした流れに好影響になっていることを説明した。
 OGCの紹介

一昨年前まではオープン化とGeoWebの流れに背を向けていた、地理情報システム分野の最大手のESRIが、(ようやく)GeoWebの流れを認めるようになった。特にKML出力対応には力を入れているので、それに感謝するべく、JohnはJackを壇上に招く形で歓迎したのが実際の話。ESRIにとっては格好の宣伝材料が得られただろうが。

 ESRI社長のJackを壇上に招く

ESRIは、当初GeoWebやオープンの流れを的確に理解できず、2006年のWhere2.0での発表は時代錯誤で、完全に浮いてしまっていた。その後、危機感を持ったのか、あるいはユーザーからの要求が余程強かったのか、昨年にオープンスタンダード対応路線を打ち出して対応を始めたのが事実。だから、地理情報分野に詳しいWhere2.0参加者の視点からは、「やれやれ、ようやく対応してくれたのか」という気持ちのはず。

 KML出力でGoogle Earthに表示

※KML出力でGoogle Earthに表示する機能は、ESRIよりも2年近く先にAutodeskが対応しているので、ESRIはとても遅い。

もとより、ESRIのユーザーには、地理情報分野の専門家が多く、データもアプリケーションもESRI製品でしか動かないようにロックインされた状態が多いので、ESRIがオープン化の流れに背を向け続けたら、こうした人達は時代の要請に応えられなくなってしまっただろう。

地理情報分野に生きている人達は、John HankeとJackの”共演”がトピックに感じたのかもしれないが、Where2.0全体の流れでは、無視されてしまうほどの小さな出来事だ。つまり、オフトピックとも言える。オープンソースやオープンスタンダード、さらにオープンコンテンツはGeoWebの流れでは当たり前。あえて「オープン○○」と声高にアピールしなくても、事実はどんどんそうなっている。それが目の前で体感できるのがWhere2.0なのだ。今年のWhere2.0で、KML出力対応を持ち上げられるようでは、その発想の古さがかえって浮き彫りになった印象を私は感じた。
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