横浜スローライフ -- My slow life in Yokohama

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実業に身を置くこと

2006年06月20日 19時44分22秒 | ビジネスetc
この業界にいると、アカデミックの世界に身を移す人を時々見かける。地理情報系は研究テーマとしても研究フィールドも様々な領域があり、独自の分野を開拓することも可能であるからだ。最先端の研究者が一番知恵を持っていて、その人の研究成果を実業に活用していくことが、効果的にビジネスを立ち上げる有効な手段である。

ところが、先日のWhere2.0に参加して痛感したことがあった。基調講演はMike Liebholdという研究者によるものだったのだが、正直新味を感じなかった。実際にGoogleなどのポータル勢が繰り広げる”現実”や、オープンソースプロジェクトの隆盛の方が、私にとって余程インパクトがある。そっちの方が進みが早すぎるのだ。

彼は米国の研究者であるから、日本のアカデミック界の研究者に比べて、ずっとビジネスよりのポジションにある(実際にPlatialのアドバイザーでもある)。それでも、そう感じてしまったのだ。

日本の場合だと、実業で何が起こっているかをアカデミック側は直接携わる機会はなかなかもてない。ひとたび実業の最前線にいた人が、さらにこの分野で研究したいと思って研究者になる場合、現在のように怒濤のようなWhere2.0旋風が巻き起こっていると、たちまち浦島太郎になってしまうおそれがある。

これを避けるには、実業の最前線に身を置きながら、かつ研究職も兼ねるというやり方くらいしか無いのだが、問題はそんな粋な計らいをしてくれる企業や大学があるかどうかである。もしOKであっても会社と大学との二足のわらじを履くのは時間、経済的な両面で相当の負担となるだろう。研究者指向の人にとっても、少なくとも今は実業の世界に身を置く方が、最前線のトレンドに自ら関われるため、圧倒的にメリットが多いと思う。
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2 Comments

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研究の現場に身を置くものとして (松浦)
2006-06-20 23:44:34
少なからず地理情報関連に関わる修士学生という立場から考えても、確かに現在のWhere2.0の動態にはついていけてないです。

"物"が実際に利用できる形になってから初めて知る情報の方が圧倒的に多いのです。



私は今現在は地理情報を専門に研究しているわけではなく利用する立場にいると思っていますが、利用しようと準備をし、アイディアを練っているだけで物になるころには恐らく浦島太郎でしょう。



地理情報関連技術を専門に研究し、実業に活用していくこととは立場は異なるかもしれません。しかし、各々の研究機関(環境系も)が持つ研究成果はコンテンツとして、かなりのポテンシャルを持っているのではないかと思います。

しかし、特に環境系ではそれを地理情報コンテンツとして配信した事例を見ても、周囲に与えるインパクトはせいぜい「へー 地図で見られるんだー で?」といった所に収まっているような印象を受けます。



 私自身、どのように我々が持つ研究成果を現場に適応できるのかと日々考えてはいるものの、頭に浮かぶのはどこかで見たことのある安いアイディアばかりです。

「利用する」という立場を決め込んでしまうとこうなるのかも知れません。

 そろそろこの殻から脱出しないと、あっという間に修士なんて終わってしまうと、このコメントを書いていて思いましたw



かなりトピックとはズレてしまいましたが、頭にあることをずらずらと書いてしまいました(笑)。駄文長文お許しください。が現在の私の脳内はこんな感じです!



P.S. 最近また親父の無線機が増殖しております・・・ オークションを覚えてしまったのが原因かとw
自分の価値を知る (moritoru)
2006-06-21 00:38:59
松浦さん、コメントありがとうございます。

これだけ流れが激しいと、それを前提として自分の価値がどこにあるかを考え抜くしかありませんね。利用する立場に徹するならば、Mush upがいくらでもできて、バックエンドにオープンソースツールが使える今の時代は幸せそのものだと思います。それでも、活用する人が予想以上に少ない感じもします。もったいないです。



p.s.「入門Webマッピング発刊記念&Where2.0好きな人の集い@横浜」是非ご参加下さい



p.s.その2 無線機増殖、、、いいなぁ~

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