そんな動いて当り前、仕上がって当り前の現場に於いて、設備トラブルほど厄介なものはない。五月雨式で動く現場では一部の機器に障害が発生すると、必然的に全ての機器を止めざるを得ない状況となるのだ。規模は違えど在庫を持たないトヨタ生産方式に似ているかもしれない。
そんな思い掛けないトラブルが昨夜発生した。
設備の改造･メンテを担当する我部署に課せられた早期復旧という重責。先が見えない状況での手探りの原因究明…
結果的には一部機器の老朽化に起因した応答遅れが障害の原因と判明。与えた影響の大きさ(＆早期復旧の焦り)と比較し、その原因は実に些細な事というケースが多いのだ。逆に言えば適当なメンテをしていれば、致命的な障害は滅多に発生しないって事かもしれない。という訳で生産停止から一日弱。課員の総力で無事復旧に辿り着く事が出来た。
設備屋･技術屋として、故障原因を探り当て復旧した際の達成感･満足感は何にも代え難いもの。そんな気持ちを久々に感じられた金曜日の夜でした。
