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『現代思想』2018/6月 「臨時増刊号 明治維新の光と影」青土社1-1

2018年05月15日 | 幕末・明治維新

       ▲『現代思想』2018/6月 「臨時増刊号 明治維新の光と影」 青土社

 

『現代思想』2018/6月 「臨時増刊号 明治維新の光と影」 青土社

 

『現代思想』2018/6月 「臨時増刊号 明治維新の光と影 150年目の問い」 青土社

 

 

▲『現代思想』2018/6月 「臨時増刊号 明治維新の光と影」 目次1

▼『現代思想』2018/6月 「臨時増刊号 明治維新の光と影」 目次2

▲ 『現代思想』2018/6月 「臨時増刊号 明治維新の光と影」 目次2

 

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巻頭に、大澤真幸 「日本人はあの「革命」の敗者に共感している」

が展望的エッセイ。各論者の論考が読みたくなる恰好の仕掛けが・・・・・

「明治維新の創設がもたらした正統性の感覚は、結局持続しなかった。それこそが、日本近代化の最大の弱点である。」

「明治維新から始まる過程を通じて、日本人はとりあえず自分たちはまさに成し遂げた、という自信めいたものをもったのだろう。しかし、その自尊の感情は、完全にキャンセルされてしまった。アジア・太平洋戦争である。戦争に完膚なきまでに敗れたこと。」

「その正当性に関して著しくあやしげな戦争を始めてしまったこと。」

「われわれはすでに西洋の一員である」・・・・・という自己認知があったからである。しかし、戦争の結果は、それがまったくの過大な評価であったことを、否定しがたいかたちで証明してしまった。」

「それゆえ、日本はもう一度、ゼロから創設の行為をやり直さなくてはならなかった。」

「そのやり直しはごく小さな成功を収めはしたが、明治維新ほどの権威を生み出すことはなかった。」

「どうしてか、理由は簡単である。戦後の日本人は、ほんとうはブログ主 何も)創設していないからだ。

・・・・・・・

「アーレントが述べているように、」

「外部の超越的な権威に依拠せずに正統性をもたらすためには、自らによって偉大なものを創設したという強い実感と自覚が必要である。」

・・・・・

「日本人は、敗戦後ずっと続く困難、「永続敗戦」(白井聡『永続敗戦論』2014太田出版)とも呼ぶべき閉塞を打破するためにも、結局、戦後の端緒を超えて遡り、明治維新の創設の行為に立ち返るしかない。そのときの創設の行為において獲得したものを、今日継承できるのか。」・・・・・・・

大澤真幸 「日本人はあの「革命」の敗者に共感している」『現代思想』2018/6月 臨時増刊号 「明治維新の光と影(8-18頁)

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幕末・明治の武士・敗者・・・・・・無念のエートスを歴史の墓場から救い出すこと。

まっとうな問いが開かれるべき・・・・・

まるごと、日本および日本国民は近代をその創成のその発端から生き直さないとという問いだ

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2018年5月15日 夜 ナクバの日に

撃たれても、なおも パレスチナの旗をかざし、素手で対峙し、抗議と抵抗を続けるパレスチナの若者や人々

また、イスラエル軍のパレスチナの抗議デモに対する実弾を伴う容赦のない弾圧を見るとき、

そして、また催涙ガスは、れっきとした毒ガスなのだと改めて思う。呼吸困難に陥ったパレスチナの子供がついに死んだ。

安倍政権は、ネタニヤフとともに、日本ーイスラエルによる新型兵器開発と改良にサインをしたはずである。黒い大型ドローンから撃ち込まれた空から降り注ぐ多数の催涙ガス弾は毒ガスになるのだ。日本には、兵器共同開発の責任が生じていく。

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イラン・パぺ『パレスチナの民族浄化:イスラエル建国の暴力』2017 法政大学出版局 

イラン・パぺは、1954年、戦後イスラエルに生まれた歴史学者。イスラエル建国に関わるパレスチナ人への暴力を、戦後50年を経て機密解除されたイスラエルの公文書から「民族浄化」ともいうべきパレスチナ人虐殺の実態を明らかにする。

やがて、イラン・パぺの、「イスラエル建国に関わる歴史的解明」が、イスラエルの市民のものとなるとき、南アフリカの人種差別主義者が南アフリカから恥ずかしさのあまり離散していったように、イスラエルは、過去の遺跡のようになっていくのだろうか。

イスラエルは建国にまつわる恥ずかしさのあまり、「イスラエルからのディアスポラ」が静かに起きていくのだろうか。

イスラエルには世界に向かってホロコーストを声高に言う資格はほんとうにあるのだろうか。もうそろそろ、「ホロコースト」のプロパガンダ・魔法の呪縛から覚醒する準備が必要だ。

ドイツファシズム・スターリン体制下のソ連・イスラエル 

この三国には、一見何の関係もないように見えるが、スターリン体制下のユダヤ人秘密警察人脈・NKVDとイスラエル建国の準備の秘密軍事組織の動きと重なる可能性があるでのはないだろうか。

スターリン時代のNKVD要員の民族・宗教構成と人数のその年代変化を細心の留意をもって調べる価値はあるのではないだろうか。

私のブログではときどき

「ほんとうはほんとうか」

「ほんとうとされているものはほんとうか」

という「神話破壊」的な言辞を繰り返すことがあるのだが。

イスラエル建国準備に動く時間・地点・人脈は、まだまだ解明できていないと思われる。


 つづく

 

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