JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

岡山県備前市(JCC 3113)移動運用報告

2020-12-20 | 移動運用結果報告
12/19(土)に岡山県備前市(JCC 3113)鴻島に移動運用に行ってきましたのでご報告します。

新型コロナウイルスの影響拡大で移動運用が難しくなりつつあります。タイミングを見計らい行けるところに行くしかありません。今年の締めとして岡山県備前市の鴻島に行ってみたいと思います。

鴻島を含む日生諸島は過去何度か出かけていますが2015年4月の「備前日生大橋」の開通により鹿久居島と頭島が本土と架橋され、モービル局でもQRVできますからこの両島については移動運用の対象から外しています。

架橋されなかった鴻島と大多府島についてはその後大生汽船のダイヤが変わり、早くても12時発の船しか利用できなくなったため足が遠のいていました。


しかしながらこの情勢ですので久々に日生諸島に行ってみることとしました。
日生(12:00発)→鴻島(12:25着) ※鴻島滞在時間3時間35分 
鴻島(16:00発)→日生(16:15着) 
冬の7MHzのCondxですからどこまで飛ぶか分かりませんが十分な滞在時間は確保できそうです。


船の出航が12時なので少し遅めに出発です。11時前に赤穂線の日生駅に到着。

行き違いや折り返しのできる駅ですが昨年無人駅になってしまいました。かつてはキヨスクもあったのですが日生の人口が減って利用客が望めなくなり寂れる一方です。コンビニすら持たずに閉店してしまう土地ではね・・・

船の出航まで1時間あるのでカキオコを食べてからにします。コロナの影響もあって国道沿いのお店もかなり閉店してしまい、残っている店の方が少ない状態です。

お目当てのお店は営業中でした。すぐ席に着けたのでラッキー。「久しぶりね~」と声をかけられます。今年のカキオコはカキが大ぶりです。大粒で良質のカキの売れ先がコロナで減ってしまい、地元に回ってきているみたいです。カキの味もしっかり濃くて満足です。


それでは日生港へ。大生汽船は長年「ニューみしま」と「みしま3号」が定期船として運航されてきました。しかしながら人口の最も多い頭島が陸続きになったので輸送力が過剰になり、備前市が小型船を新造して無償貸与し航路を支えています。

それがこちらの「のりなはーれ」。2017年にツネイシクラフトで建造された18t・最高速力15ノットの旅客船です。とはいえ維持費のかさむ水戸岡デザインですよね。

船内が思いっきりJR九州ですhi

ちなみに「ニューみしま」は売船され横浜で遊覧船になっており、「みしま3号」は予備船兼待合所として活用されています。船長に運賃を払い、乗客4人で出港です。

この便のみ一旦日生駅前港に寄港しますが乗客はゼロでした。12時25分に鴻島到着。

鴻島ではこれまで短縮V型のRD-S106でQRVしていたので港の周辺でもQRVできました。ところがあれでは十分飛ばないので今回はフルサイズダイポールを持ち込んでいます。これでは港周辺ではアンテナを展開できません。

事前に2カ所候補を探しており、1個目に行ってみるも伸縮ポールを上げる柵などがありません。そこで2番目の候補へ。

こっちは幸いポールを固定できそうです。ここで設営します。

いい具合に東から北東が海で開けていますので飛びそうです。12時55分にスタート。1エリアが開いています。さすが岡山・香川は7MHzで1エリアと相性がいいです。先方にも59+で入っているとのこと。2エリアや7エリアも入感しているのでコンスタントに呼ばれます。

クラスタに載せていただきどんどん呼ばれ有り難い限りです。

ところが14時を回るとバッテリが不調になります。充電はしてあるので1時間あまりで容量を使うことはありません。QRVしているのにリグが暖まらないくらいの低温でバッテリの放電性能が低下しているのが原因みたいです。一旦予備のバッテリに交換です。

その後も30分おきに電圧低下を起こし、メインバッテリと補助バッテリの交換を繰り返すことになりました。しばらく置くと性能が回復するようです。5月の沖縄みたいに気温が高いと性能をフルに発揮してくれますが、冬場はバッテリが本来の性能を出してくれません。無理してパワーを上げればすぐに電圧が落ちてしまいます。

いつもよりパワーを落としてみましたが、それでも59で聞こえているそうで助かりました。やっぱり大票田の1エリアと相性がいいのは有り難いです。

3回目のバッテリ交換を行い終了時間の目安である15時30分が迫ってきました。終了をアナウンスしながら進めます。予定の時間でコールが途切れ終了。片付けましょう。


帰りの16時の船が来ました。とにかく寒かったです。NYPはさらに防寒対策が必要でしょうね。

日生は漁師町として、内航貨物船の船主の町として栄えてきました。赤穂城の沖にある取揚島の半分が岡山県なのも日生の漁民が持っていた漁業権のおかげですし、瀬戸内海東部の歴史で日生の果たした役割は非常に大きいのですが、いかんせん人口が減って活力が失われています。本当に残念です。


今回は101局でした。ありがとうございました。コロナもありますから今年の移動運用はこれで締めとする予定です。Condxが良くなく、コロナにも翻弄された1年でした。来年はもっと楽しめればいいですね。
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