JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

移動耳より情報

2021-07-10 | シャック便り
[むつ湾フェリーの存廃を検討へ]
青森県は脇野沢-蟹田間の「むつ湾フェリー」について存廃を含め検討を行うことを明らかにしました。

この航路は津軽半島と下北半島を最短で結ぶ航路で、毎年冬の間は休航となります。通常では損益ラインギリギリでしたが、新型コロナウイルスの影響で2020年度に大幅な赤字を計上、さらに使用している「かもしか」が建造から23年となり老朽化で維持費が膨らんでおり今後も損益が悪化すると予想されるため存廃論議が持ち上がったものです。


[共同フェリー「しいがる3」で浸水事故発生]
熊本県天草市の御所浦島と天草を結ぶ共同フェリーの旅客船「しいがる3」で6/29に浸水事故が発生しました。横島沖を航行中に黒煙が出ているのを船員が発見し確認したところ機関室が浸水しており、近くの大門港に緊急入港しています。けが人等はないとのことです。

「しいがる3」は1977年に大阪の三保造船所で建造された現役で稼働する国内旅客船の中でも古参の船です。


[第一航空が粟国線に再参入へ]
かつて那覇-粟国間に就航していた第一航空が7/21より同路線に再参入します。当面は補助金の関係上チャーター運航となりますが、手続きが整い次第以前と同じ「ある程度ダイヤが決まった不定期運航」になる見込みです。

第一航空は2009年にこの路線に参入、2015年にはDHC-6型機に機種を変更し大型化されたものの同年8月2日に粟国空港で着陸に失敗し11名が負傷する事故を起こしています。その際に乗務員の教育がいい加減だったなど問題が多々明らかになり長期休航を余儀なくされ、一旦は再開したものの信頼を得られず2018年に撤退しています。

その後第一航空の経営者が変わり、撤退の際の補助金受給に関わる訴訟も取り下げるなど県との関係改善が図られ再就航の話となったようです。当面は週3日で1往復/日ですが、便数を増やしてゆきたいとのこと。


[JR北海道の富良野-新得の廃線を含め協議へ]
2016年8月の台風で被災し不通のままとなっているJR根室本線の富良野-新得間について、沿線自治体がバス転換も含めた協議に入ることを決めました。この区間には映画「鉄道員(ぽっぽや)」の舞台となった幾寅駅も含まれます。

鉄道存続の場合年10.9億円の維持費負担が必要で、沿線自治体の負担が重いことから廃線やむなしの方向に傾いている模様です。なお、廃線となる場合も新狩勝トンネル内の石勝線分岐点から新得駅までは対象外で、石勝線に変更され存続する見込みです。
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