京都府の北部にある第３セクター鉄道・北近畿タンゴ鉄道の宮津線が転換（＊）されて20周年の記念局8J3KTRがQRVしているようです。今年７月末から来年３月末までQRVされるようです。
この局の公式ＨＰによると「北近畿タンゴ鉄道宮津線転換開業20周年記念局実行委員会」という団体が開設した（JARLを通さない）記念局のようです。
この8J3KTRはなんとJARLビューロー経由でのQSL交換ができず、SASEもしくはダイレクトのみというまるでDXのPediみたいなQSLの取り扱いになっています。
さらに、
・豊岡市での運用分は送付用封筒に「Ｔ」の文字を朱書きして欲しい
・返送用封筒はオペレーターごとに入れて欲しい
・2nd QSO以降の場合は交信回数を書いて欲しい（送るＱＳＬを変えるため）
・オペレーター経由のViaによる転送はしないで欲しい
ということだそうです。詳細はこちら（北近畿タンゴ鉄道のサイト）にあります。
各局のサイトでもこの局について話題になっていますが、なぜビューロー経由でのQSL転送ができないのか記念局実行委員会からはっきりした説明がありません。JARLを通さないので一般社団局の会費を払わないとビューローが使えませんから、そのお金を払っていないのは確かなようです。
それにしても豊岡での局と京都での局各１回ずつQSOしてSASEで請求したら80×２×２で320円ですか・・・異例の形で各局に負担をかけるのですから、納得してもらえるかどうかは別にして一文説明を入れられた方がよろしいかも知れませんね。
個人局と記念局で違いがあるのかも知れませんが、もし私が「旅費に金がかさんでJARLの会費が払えない」という理由で「多良間や伊江村のQSLはSASEのみ、整理の都合上多良間と伊江は別の封筒で送って多良間は朱書きで【多】、伊江は黒書きで【伊】と書いて欲しい」とか言ったら各局から大ひんしゅくを買うでしょうね（もちろん実際はJARLの会費はちゃんと払っていますので多良間や伊江のQSLはビューロー経由で結構です）。
各局はどうお考えでしょうか。
（＊）元々は国鉄宮津線でしたが廃止対象の赤字ローカル線に指定されたため、一時的にJR西日本が引き継いだのち北近畿タンゴ鉄道に転換されています。
それでも皆さんカードが欲しければ、SASE送るでしょうし、そうでなければ送らないのでしょう。
私は鉄ですのでカードはできたら欲しいなとは思いますが・・・
タンゴエクスプローラーのNゲージは2セット持ってます（笑）
個人的には今回のことが前例にならないでほしいなぁと思います。安くQSL交換ができるようにビューローがあるのですから。
結果としては 「失敗」 に終わるでしょう。
この記事を「各局はどうお考えでしょうか。」で結んだとおり、この件は賛否両論あるんだろうと思っておりました。
お二人とも「SASEを送らないであろう」という点ではご意見は共通のようですし、私もSASEは出さないでしょう。
非公式情報で申し訳ありませんが、この局とQSOした方によると「お金がないからJARLの会費が払えなかった」と説明があった模様です。一方でQSLを何種類も用意しています。ご存知の通りQSLは同じデザインで枚数を多数注文した方が単価が安くなりますから、QSLを何種類も用意するのではなく１種類に絞って無駄をなくせば資金をQSL転送費用に回せないのかと思います。
JARLの社団局の会費（１年分・入会金込み）は11,800円です。SASEに使う80円切手150枚弱の額です。皆さんはどう判断されますでしょうか。
SASE送ってFBなKTR車両のカード等だと良いですが普通のカード？だったら満足できません（笑）
記念局の目的がKTRの20周年記念の”PR”だとすると、ビューローで一方的にカードを撒いた方が目的に合っていると思いますが趣味の世界なので何ともいえません・・・
また、SASEに一々対応するの大変かと思います。
20周年のプレミアム感を醸し出すのが目的でしたらSASEのみも有りかな、とも思います。
趣味の世界なので何とも言えませんが、どうせ？費用はなんなりと掛かるでしょうから、目的を達成するのにどうだったのかなぁとちょっと心配にはなります。
経費的には 「成功」 するかもしれませんけどね。
評判としてはどうなのかと。一年分11,800円をけちっていると思われるのはマイナスかと思いますが。
既にQSLをCfmされた方がおられましたので拝見しましたが、その方に送られてきたQSLは鉄橋を渡る列車の写真でした。本文中で紹介した公式サイトの「由良川橋梁を渡る丹後浪漫号」というキャプションのある写真と同一のようです。
QSLを何種類か用意するということで運用にあたられている方の思い入れは分かるのですが、それは免許の申請料やQSL転送費を払うというアマチュア局として当たり前の部分ができてからでないと本末転倒にも思えます。
あと20周年というのが妥当なのかなぁと思います。今年は確か阪急・京阪・近鉄の創業100周年ですが、いずれも記念局はありません。100年という重さにくらべると20年は少々中途半端かなぁと思ってしまいます。ウイスキーでしたら20年はFBなのですがHi
この件は評価が分かれるだろうな、と思っています。
確かにその局にとっては「成功」でしょうし、評判という点で見ると「失敗」になるかなぁと思っています。
個人的には今回のことを先例として欲しくないなぁと思っています。今回のことが今後まかり通ればしまいには「運営費のカンパとして別に80円切手を１枚入れろ」なんて記念局も出てくる可能性も否定できないです。JARLを通してなければJARLには指導権限がないのでもしこういうケースが出ても止められなくなります。
そこまでエスカレートするかは置いておいて、QSLの発行までしっかり頭に入れて資金計画を練ってから記念局のプロジェクトを進めて欲しいです。QSLを何種類も用意するという仕掛けよりも大切なことじゃないかと思っています。
もしお気を悪くされてましたら、あやまります。
失敗とか成功とかでなくうけ狙いで書いた部分もありますので。まあ「思わず笑いが・・・」ということでわかっていただけてるんではないかと思いますが。