JF4CADの運用日誌2.5

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比叡山に行ってきました①

2017-08-13 | 御朱印めぐり
夏休みに入っており暑いからと家でゴロゴロしているのも良くありませんから涼しいところに行ってみましょう。どこに行こうかあれこれ考え比叡山に行ってみることにしました。今年福岡の筑紫野でQRVした際に近くにある天台宗の武蔵寺に行ったところお坊さんは比叡山や青蓮院で修行されたそうで、その話をしたせっかくのご縁ですし涼しく御朱印集めもできそうです。

比叡山は京都市と滋賀県大津市の境にある山で、天台宗の本山である延暦寺があります。京都の鬼門(北東)にあたる比叡山に788年に最澄が開いたのが延暦寺です。延暦寺は東塔・西塔・横川の3地区にある100以上のお堂全ての総称で、東塔にある根本中堂が本堂になります。というか根を略して本堂というのだそうです。


比叡山には京都の八瀬からケーブルカーとロープウェイを乗り継ぐ方法、大津の坂本からケーブルカーで行く方法が一般的です。京阪電車が「世界遺産 比叡山延暦寺巡拝チケット」というセット券を販売しており、これら2つのアクセスに加え京阪線全線、比叡山の巡拝料や山内のシャトルバスが乗り放題で使えるなど1枚で比叡山を十二分に楽しめるようになっています。3,300円と高価ですが、シャトルバスを含め結構高いので元が取れるようになっています。

2つのルートは京阪の三条駅で別れ、どっちも追加料金がないので坂本側からアプローチしてみます。というのは坂本ケーブルも八瀬のケーブルも朝9時が始発なのですが八瀬側から延暦寺へはバスへの乗り換えが必要で、このバスの始発が10時のため東塔に着くのは10時15分頃。一方坂本からのケーブルカーは東塔近くに駅があり徒歩で直接東塔に行け、始発に乗れば9時30分前には着きます。②で説明する予定ですが、特に御朱印集めを考えている場合はこの45分の差は思ったより大きいと思います。

坂本からケーブルに乗るとこんな感じで琵琶湖が見えます。冬になると加賀の白山も見えるそうで「電波飛ぶんだろうな」と思ってしまいましたhi

坂本ケーブルの比叡山駅は戦前の建物だそうです。ここから歩いて10分で東塔です。

根本中堂は改修工事中で囲いがされていました。2026年頃の完成予定だそうです。

また東塔では「比叡山延暦寺の誘い」というイベントを行っており、バンド演奏などもやっていました。

多くのお堂がある東塔を回るだけでもかなりの分量になりました。シャトルバスに乗って他の地区に行きましょう。

シャトルバスは比叡山頂(八瀬からのケーブル→ロープウェイの終点)-東塔-西塔-横川で30分ごとに運転されており、歩いて行くには相当な距離も楽に移動できます。

横川は一番北にある地区で、訪れる参拝客は少ないです。

ここには元三大師堂があります。10世紀の僧である良源(元三大師)を祀っています。元三大師は「角大師」のモデルで、角大師の魔除けの護符は京都のお宅の玄関でよく見かけます。

これこれ。長刀鉾のちまき、角大師の護符、愛宕の火伏札は京都のお宅の3点セットと言っても言いすぎじゃないでしょうねhi

バスで西塔まで戻りましょう。お昼前になったのですが涼しいです。半袖で歩いてちょうどいい感じ。休憩していると肘のあたりが冷えてくるくらいでしょうか。

こちらのメインは釈迦堂。大きなお釈迦様の像が出迎えてくれます。

10時前にスタートし、これだけ回って12時でした。地区間はバスで楽に移動できますが地区内は上り下りがあり意外と歩きます。歩きやすい靴が必需品だと思います。


回り終えて昼食にそばを食べ、東塔のイベントを見てから八瀬経由で京都市内に戻りました。まぁ市内の暑いこと暑いこと。5度くらい違うと言われますが、なるほど山の上は涼しかったです。


比叡山は最澄が開いて以来日本の仏教学における最高学府の役割を果たし、法然(浄土宗)・親鸞(浄土真宗)・日蓮(日蓮宗)・道元(曹洞宗)をはじめ後に生まれた宗派の開祖たちの多くが若い頃にここで学んでいます。彼らの生涯を説明する看板がゆかりの地区(例えば法然は西塔、日蓮は横川)に設置されていました。また横川の定光院は日蓮が学んだ場所であることから比叡山の山内にありながら日蓮宗の道場となっているなど興味深いです。ですので他宗派の方も一度は比叡山に足を運んで宗祖の足跡をたどってみるといいと思います。

御朱印の方は②で説明したいと思います。続きます。
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