JF4CADの運用日誌2.5

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第一航空が沖縄から撤退へ

2018-06-14 | シャック便り
那覇-粟国間の路線を運航していた第一航空が6月末で沖縄事業所を閉鎖、約40名の従業員も解雇し事実上沖縄から撤退することになりました。赤字補助を巡り沖縄県や粟国村との合意が得らないため運航再開の目処が立たず、資金繰りも苦しくなってきたためとしています。


第一航空は2009年にRAC(琉球エアーコミューター)の那覇-粟国線がパイロットの退職で撤退するのに伴い機材(BN2アイランダー)を譲り受けて就航、一時は那覇-沖永良部などにも就航していました。

その後沖縄県からの補助金を受けてDHC-6-400型機2機に機材を変更、かつて定期路線のあった石垣-波照間・多良間線の復活や伊平屋空港完成後には那覇-伊平屋への就航も構想していました。

しかしながら2015年8月28日に粟国空港で滑走路逸脱事故を起こし乗客が負傷、その後の国土交通省の調査によりパイロットの訓練に不適正な部分が見つかったこともあって運航体制の抜本的見直しを迫られ約2年間休航を余儀なくされました。

昨年ようやく再就航が認められたものの、その間の費用分担を巡って第一航空側と県・村とが対立、特に人口700人の零細自治体である粟国村にとってはこれ以上の負担は困難で、会社側の要求する金額を払えないことから今年3月末をもってまたもや休止となっていました。

度重なるトラブルから沖縄県も第一航空を突き放す態度に変わり、県が機体購入時の補助金返還を求めたことから事業継続を断念したものとみられます。


沖縄県では新たな運航事業者を探すとしています。しかしながら引き受けてくれる会社があるのかも分からない状態なのが現状です。可能性があるのは
・琉球エアーコミューター
・新中央航空(茨城) 調布-伊豆諸島を運航
・新日本航空(鹿児島) 鹿児島-硫黄島を運航
くらいしかなく、沖縄県が株主に名を連ねているRACが最も適任であることは間違いありませんが、そもそも同社が赤字で撤退した路線であることから何らか赤字補助の新しい枠組みを設けない限りは難しいと考えられます。


このまま事業者が見つからない場合は建て替えられて新しくなった粟国空港のターミナルビルは就航便がない状態となり税金の無駄遣いとなってしまいます。いまだに着工されていない伊平屋空港についても就航する飛行機がないのであれば着工の先延ばしや事業中止も考えられます。

また第一航空の代わりにエクセル航空がチャーターヘリを飛ばしていたのですが、追い討ちを掛けるかのように6/7に墜落事故を起こし(パイロットは救助)飛行自粛となっています。粟国はフェリーが欠航した場合の最後の手段を失う形となっています。


粟国村は離島苦で人口が減っており、島の将来を描けなくなりつつあります。何とか解決して欲しいと思います。
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