JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

鳥羽移動運用報告②

2021-04-04 | 移動運用結果報告
3/27(土)鶴橋→鳥羽→菅島
振り出しは鶴橋駅から。鳥羽は松阪や伊勢のさらに先で、急行ではいつ着くか分からないほど遠いので近鉄特急です。

菅島行きの船は鳥羽駅前にある佐田浜発7時55分が始発で、次が10時20分です。始発にはどうやっても間に合わないので10時20分発に乗るように時間を組んでゆきます。鶴橋8時13分の賢島行き特急に乗れば10時8分に鳥羽に着きます。

賢島行きはビスタカーです。かつての近鉄の看板車両で、一番古い車両は1975年製ですが、特急用なので何度か大規模なリニューアルを受けて現役として活躍しています。2階建て列車としては古株で4両のうち中間の2両が2階建てとなっています。一般的に不人気となってしまう1階部分はサロン席となっており、3人以上の場合のみ発売しています。

伊勢志摩ライナーやしまかぜといった後輩に主役の座を譲りましたが、特急券には今もビスタカーの「V」のマークが入ります。料金は通常の特急と同額です。

肝心の2階からの眺めですが・・・確かに違って見えます。

2時間かかって10時8分に鳥羽駅到着。JRと近鉄とが並んでいる駅です。三重県と奈良県はJRより近鉄が圧倒的に強く鳥羽の駅もJRは無人化される一方近鉄は駅長が配置されています(なので伊勢市駅より格上)。

鳥羽市は人口1.9万人。ミキモトによる真珠養殖や伊勢エビなどの漁業、観光が盛んな町で鳥羽一郎・山川豊兄弟の出身地です。鳥羽さんは言うまでもなく鳥羽市に因んで芸名を付けています。ちなみに山川豊さんも本名ではなく、不慮の事故で亡くなった橋幸夫さんのマネジャーさんの名前を頂いたのだそうです。

離島航路は鳥羽市営で、駅近くの佐田浜から出ています。次の菅島行きは10時20分発。既に鶴橋駅で軽食を買っているのでそのままターミナルに向かいます。標準で10分なので急いで向かいましょう。屋根付きの歩道をたどってゆけば佐田浜のターミナルです。

佐田浜からは神島・答志島・菅島・坂手島への便があります。自販機で乗船券を買い、急いで向かいましょう。

船は「兄弟船」・・・じゃなかった「しおさい」です。2016年にツネイシクラフトで建造された75t・航海速力17ノットの双胴旅客船です。鳥羽市営定期船は5隻の船を持っており公営渡船としては有数の規模なのですが人口減少により赤字が大きいようです。近年公営渡船では建造費や維持費が安い19tの小型旅客船を新規で入れるケースが多いのですが(塩釜市営汽船、福岡市営渡船など)、そこまでの改革は行っていないようです。


13分で菅島に到着。人口600人ほどの漁業の島です。

かつては海女さんが多かったそうですが、現在は海苔養殖がメインのようです。

港の前に海水浴場の浜があります。オフシーズンなので誰も来ないでしょうからここで設営します。グーグルアースでは2階建ての休憩小屋だったのですが、台風か何かで2階部分が吹き飛ばされてそのままのようです。今日は日差しが強くないのでここにアンテナを設営し、機材は別のところにセットしましょう。

目の前は海、障害物は何もないのでしっかり飛んでくれそうな感じです。パワーに頼るのではなく「飛ぶアンテナをいい環境で張る」。これが私のモットーです。

11時前にスタート。リクエストを頂いていた1エリアの局がいきなり呼んでくれました。前もって時間を知らせていたので出てきそうな周波数をスイープしていたそうです。本当に良かったです。これで肩の荷が下りました。

ということで頑張りましょうか。幸い1エリア中心で開いています。クラスタにも早いタイミングで載せていただきわっと呼ばれるようになりました。2エリアから相性のいい6エリアからもコールがあります。

快調に飛ばしていたものの12時を回るとコールが途絶えがちになります。QRMも少ないので全体的に開いてない感じがします。ここは我慢のしどころ。合間を見ておにぎりを食べたりして過ごします。


13時を回って再び開き始めてきました。ここのところバッテリ回りの調子が悪く、電池の容量を異常に消費していたのですが雨だった3/21に仮修理しました。幸い上手くいっているようでスタート後2時間の時点でも十分な容量が残っています。これなら次の坂手島も大丈夫でしょう。

帰りの船は14時20分です。片付けましょう。菅島からは94局でした。

帰りの船は「かがやき」。現在のツネイシクラフトの前身である常石林業建設が2009年に建造した74t・航海速力22ノットの双胴船です。



佐田浜に到着。今度は坂手島です。後半に続きます。
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