JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

大飛島・真鍋島移動運用結果報告③

2018-04-03 | 移動運用結果報告
3/31(土)ジャンボフェリー→高松→岡山→笠岡→大飛島(続き)
住吉港のターミナルに到着。

以前にも説明しましたが、かつて笠岡諸島の航路は様々な事業者がバラバラに運営していました。例えば飛島は豊浦汽船、六島は六島航路でした。

笠岡駅から港への地下道にこの当時の航路図が残っています。これから向かう大飛島は豊浦汽船が運航しており、笠岡から北木島豊浦経由で小飛島・大飛島に向かっていました。

ところが人口が減って赤字が続きこれら運航会社が債務超過になるなど航路維持が厳しくなったため、2011年に笠岡市が主導し航路再編を行いました。この結果飛島・六島への便は一本化され、豊浦汽船と六島航路は廃業し三洋汽船が運航することになりました。

ただ三洋汽船に一本化してもなお航路の維持に苦心しており、夜間大飛島に停泊させるダイヤから笠岡に停泊させるダイヤに変わりました。

住吉港で大飛島までの乗船券を購入。裏航路は全便普通船になっていますが賃率が高いようで飛島まで片道1,000円です。

売店では大飛島の椿油を売っていました。


10分前に乗船案内があり8時50分に出航です。

船は元の六島航路が使っていた「ニューおおとり」です。2000年に瀬戸内クラフトで建造された19t・航海速力22ノットの船です。「ぷりんす」と同じトン数ですがコンパクトな船です。これでも六島航路時代は過剰で同社が債務超過に陥る一因だったと言われます。現在は飛島と一本化されたため適正なサイズなのかも知れません。

裏航路は笠岡住吉-(高島)-大飛島北浦-大飛島洲-小飛島-六島湛江-六島前浦(-真鍋島本浦)が基本です。通常は六島で折り返すのですが、2便だけは真鍋島まで行きますから戻ってくるまで時間がかかり、北浦で80分、洲だと70分の時間が確保できます。北浦にした方が最大10局分の差になり有利です。決して長くはありませんが何とか時間が確保できました。

住吉出航後に船員が乗船券を回収に来ます。乗船券には「飛島」としか書かれていないので渡す際に下船港(北浦・洲・小飛島)を申告するシステムです。通路を挟んで向いに座ったおばあちゃんも北浦で下船するようです。

35分で大飛島の北浦港に到着。

大飛島は人口80人ほどの島で、隣の小飛島との間に大きな砂州があります。島の椿で椿油を絞ったりしていたものの目立った産業はなく島を出て船員になる人が多かったそうです。

北浦港周辺は民家が1軒と廃業した民宿、待合室らしき相当傷んだ小屋があるだけ。

大飛島は小集落が6つほどあるとのことでいずれも小さいものと思われます。

北浦にも1本だけながら椿がありました。そろそろ見頃は終わりのようですね。


いい具合に柵があってアンテナを架設できます。大急ぎ設営です。

設営と撤収に各15分かかるので実質50分しかありません。限られた短い時間でどんだけ効率よくQSOできるかが鍵になります。告知の段階で時間が少なくショートQSOをお願いするなど予めできることはやっています。

空き周波数を見つけ9時35分にスタートです。

早速クラスタに載せて頂きどんどん呼ばれるようになりました。1・2・0エリア中心でオープンです。「大飛島ファーストです」という方が多いです。クラスタに記録が残る大飛島からのQRVは2007年が最後になっていましたので10年誰も出ていなかったのだと思われます。

特に1エリアの方を中心にショートQSOで進めて頂き有り難いです。15分で20局のペースとなっています。

10時を回ると6エリアも聞こえてきます。ただ近場の3~5エリアは難しいようで、福山市のようにダイレクトで届いているケースを除けばほとんど聞こえません。


帰りの船の北浦発は10時45分。撤収に15分を見込むため10時30分で終了となります。まだ呼ばれてますが残念ながらここで打ち切りとなります。申し訳ありません。

大飛島からは62局でした。1分1局が7MHzの標準的なペースですから、各局のご協力により2割上回る結果となりました。ありがとうございました。大飛島は短いながら時間が確保できましたが、小飛島や六島だと2便の折り返し時間でのQRVは困難で「何とかなりませんか」とのリクエストを頂いたのですが良い方法が見つかっていません。

見えるんだけど難しい小飛島です。


大慌てで片付けると真鍋島で折り返した「ニューおおとり」が小飛島を出航したのが見えました。何とか間に合いました。朝北浦で降りたおばあちゃんもこの船に乗るようなので聞いてみたら帰りの運賃は船内で支払う形とのことでした。

「ニューおおとり」に乗りましょう。1997年建造の「ぷりんす」よりは老朽化が進んでいないとはいえ、船内はやや古くなってきました。

続きます。
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