JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

香川県小豆郡小豆島町(JCG 36005)移動運用報告

2018-01-09 | 移動運用結果報告
1/6(土)に香川県小豆郡小豆島町(JCG 36005)福田港に移動運用に行ってきましたのでご報告します。

3連休ですので1回移動運用に出かけたいと思います。

どこにしようかと考え小豆島町にしました。小豆島町は2015年以来です。当日はRTTYの香川県一斉移動があり重なりますが、7日は「京の冬の旅」巡り、8日は雨なのでこの日しかありません。


前回同様姫路から四国フェリーで福田港に行ってみます。始発の新快速に乗れば姫路港9時45分発の2便目に間に合います。福田港の到着は11時25分。ここのところ7MHzのCondxが悪く午後には全然飛ばなくなりますからかなり不利です。瀬戸内観光汽船の発着する大部が土庄町でなく小豆島町なら午前中に十分な時間が確保できたのですが・・・

とはいえ夜行のジャンボフェリーでは寒くて厳しく、この方法しかありません。7MHzだけでは十分にQSOできないかも知れませんから430MHzのハンディ機も持ってゆくことにしました。


朝一番の新快速に乗ります。9時前に姫路到着。意外ですが姫路は冬の朝の冷え込みが厳しく、内陸の奈良並みに冷え込む日もあります。HAT神戸のさらに海側にある神戸の気象台は冬の最低気温があまり下がらないため姫路と神戸の最低気温の差は意外と大きいです。

9時の姫路港行き神姫バスに乗車します。20分ほどで姫路港に到着。

四国フェリーに乗りましょう。船は「第5おりいぶ丸」です。福田までは約100分と結構時間がかかり、11時25分の到着になります。

※この航路は現在四国フェリーの子会社である小豆島フェリーが運航していますが小豆島では四国フェリーと言った方が通りがよいため以下四国フェリーで通します。

現在は高松-土庄と並ぶ主力航路となっており、新造船はこの両航路に投入されるのが通例になりました。宇野-高松はこれらの中古船、それも1隻のみという寂しすぎる状態になりました。いつ廃止になってもおかしくないです。


「第5おりいぶ丸」の客室は前方がサロン席、真ん中が椅子席、後ろが座敷の瀬戸内海では標準的なものです。もちろん売店兼うどんコーナーもあります。

乗船券には映画「8年越しの花嫁」の広告が。一部のシーンを小豆島で撮影したそうです。岡山県在住の夫婦の実話を元にした映画でで、難病からの回復を願いホントに8年待って結婚されたそうです。

季節風の強い時期のため港を抜けると少し揺れてきました。

船内で荷物整理をしていると持ってきたはずの430MHzのホイップが見つかりません。一度荷物を全部引っ張り出したのですが見つからず。忘れてきたのかも知れません。お楽しみで持ってきたのに残念です。

仕方ないので寝ておきます。お客は少なく寝ていても全く問題ありません。


福田港が見えてきました。船内では脱いでいたコートを着るとポケットに何かが。持ってきてないと思っていたホイップが出てきました。お前ここにおったんか・・・

こちらは「第8おりいぶ丸」。1994年に藤原造船所で建造された998tのフェリーです。現在四国フェリーでは最古参となっており第3・第5おりいぶ丸のドック入りや年末年始などの増発ダイヤの際に出番が回ってきます。

四国フェリー独特のダミーファンネルを持たず、オリーブしまちゃんも描かれていない今となっては珍しい船です。


福田港に到着。すぐ目的地に向かいましょう。前回と同じく港から南に少し行ったところに海岸です。

道路の拡幅工事をしている関係で重機がいましたが「どうぞどうぞ」とのことで使わせてもらえました。少し話をすると島の建設資材は高松から土庄に運ばれて来るそうですが船賃が加算され高いため儲けにならんそうです。

この海岸でフルサイズダイポールを張ると本州全体をカバーできるビーム方向となります。設営が終わり11時50分にスタート。

今日は珍しくCondxがいいです。早速2エリアの局からコールがありました。「クラスタに載せましょうか」とのことでOKしたらうわーっとコールが来ました。北大東のJS6RRRさんからもコールがあったくらいでほぼ全国開いてます。小豆島町はお正月から始まった「端アワード」の対象になっており、クラスタで見る限りはまだ他局がQRVしてないようです。

新年早々ですので「今年もよろしくお願いします」と挨拶しながら進めます。NYPでは7MHzに出なかったのでこんなに賑やかな7MHzは久々です。ここのところずーーーーっとBFなCondxに泣かされ続けたので有り難いです。

お昼を過ぎても絶好調です。有り難いです。端アワードは対象地が限られるためか街道アワードの番号を言われる方が多かったように感じます。


しかしながら12時30分を過ぎるとCondxが落ちてきました。バンド内のざわつきも収まってきています。

帰りの船の福田港出港は13時15分と15時30分。13時15分では短すぎ、15時30分だと帰宅できるのが19時30分頃と遅くなります。前回同様福田港13時30分発のオリーブバスで大部港に行き、14時25分発の日生行き瀬戸内観光汽船に乗って日生から帰宅することにしました。2015年当時よりバスが5分早発になり、延長できる時間は15分になってしまいました。

ということで13時で終了し撤収します。撤収を終えると13時15分発の姫路行きフェリーが出航してゆきました。


オリーブバスで大部港に向かいます。前にもご紹介しましたが大部港を利用する際には運転手に予め言っておくと一番近い場所に停車してくれます。以前は福田-大部は610円だったのですが、行政の補助が入り300円が上限運賃となりました。半額以下とは有り難いです。バスを乗り継ぐ場合も乗り継ぎ券を請求することで300円で済むそうです。

20分ほどで大部に到着。小豆島は醤油の醸造が盛んで、今でも大小20軒くらいの醤油蔵があります。小さいところは今でも木桶で作っており大量生産された大手の醤油にない味があります(というか小豆島の小さな蔵の醤油はホントに美味しいのでオススメです)。大部にも3つ醤油蔵がありますからお土産にゆずポン酢を買いました。鍋の季節には必需品ですよね。

大部の醤油蔵は近辺の小集落だけでは商売が成り立たないため片上(岡山県備前市)や家島などに自家船で醤油を運んで売っていました。現在も販売拠点を片上に置いている蔵もあるようです。今ではやっていないと思いますが日生諸島や直島諸島では小豆島から船で乗り付けて港周辺の民家を回り、御用聞きのような形で販売していたそうです。

こういった手作りの醤油が見直されればいいな、と思っています。


乗船券を買い「フェリーひなせ」に乗ります。

今度は出航後に430MHzでQRVしてみましょう。3局できましたが赤穂など近場の局のみでした。大阪や神戸から遠くなるので飛ばないのでしょうか?残念。


1時間ほどで日生に到着。今日はカキオコを食べたいと思います。やや無理して大部に向かったのはカキオコが理由です。この時間でしたらお店も空いているはずですよね。

・・・がお目当てのお店がお休み(涙)JRで帰宅しましょう。姫路で途中下車して明石焼きです。

ソースを塗ってからだし汁に漬けるのが姫路流です。

駅近くのボンマルシェで「ことぶきのブドウパン」を置いていたので買いました。干しぶどうを練り込んだ細長いパンにマーガリンやカスタードクリームを挟んだもので、駅の明石焼きなどと並んで姫路のソウルフードの一つです。明日京都のお寺巡りに持って行きたいと思います。

姫路は「B級グルメ」という言葉がなかった時代からB級グルメの宝庫で、他にも「えきそば」「御座まん」「担々麺」「赤心のとんかつ」・・・挙げればきりがないほど揃ってます。


本日は7MHzで65局、430MHzで3局の計68局でした。ありがとうございました。
コメント
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