JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

男木島・女木島移動運用報告③

2015-05-01 | 移動運用結果報告
4/29(祝)ジャンボフェリー→高松→男木島(続き)
高松港に戻りました。現在高松港は大きく分けて3つの乗り場があり、小豆島・直島行きフェリー、客船ターミナル、宇野行きに分かれています。雌雄島海運の乗り場はこのうち客船ターミナルにあります。

雌雄島海運の切符売り場は待合室の中ではなくターミナルの裏側にあります。

出航30分前から窓口を開けるそうです。窓口が1つしかない上に航走車両の受付もやっているので全然列が進みません。結構待たされてようやく順番が回ってきました。先に男木島に行ってみますから男木島行きの片道乗船券を買っています。

雌雄島海運は自社のwebサイトがなく、高松市のサイトに時刻が掲載されているだけです。通常ダイヤは1日6往復、奇数の毎正時に男木島を、偶数の毎正時に高松を出る分かりやすいダイヤです。


船に乗りましょう。「めおん2」という264tで通常速力10.5ノットのフェリーです。

丸亀市の興亜産業で1998年に建造されています。雌雄島海運は「めおん2」と「めおん」の2隻を持っており、「めおん」は夏場の増便やドック時の代船として使用されています。

「めおん2」は正面に大きなランプドアのあるタイプで、人もここから乗船します。宮古島-伊良部島で活躍したはやて海運の「フェリーはやて」などに近いでしょうか。そういえば「フェリーはやて」はカンボジアに売船されたらしいですね。


客室は前方からサロン席・椅子席・座敷となっています。

小型フェリーですから売店やうどんコーナーはないみたいです。座敷が空いていたのでここに陣取りました。8時少し前にホーサーが外され出航となりました。フェリーは女木島まで20分、さらに先の男木島まで20分かかります。

朝ドラの「まれ」が始まりました。いつも思うけどヒロインの土屋太鳳さんって空母みたいな名前の女優さんですね。


男木島が見えてきました。手前に見える港は男木漁港で、フェリーはここではなく左(南)に回り込んだところにある男木港に着岸します。

男木港に到着です。港にある白い屋根の建物はフェリーの待合所で、スペインのアーティストであるジャウメ・プレンサさんがデザインした建物です。作品名は「男木島の魂」だそうです。


帰りの船は11時発があり、運用時間が2時間少々取れます。狭い島ですからフルサイズダイポールを張ることのできる場所が限られそうです。

先ほど見えた男木漁港の方向に行ってみました。漁港にはいい場所がなくさらに北の方に行ってみます。見えてきたのがこれ。

山口啓介さんの「歩く方舟」というアート作品だそうです。

この方舟のさらに先にキャンプ場がありました。ここも伸縮ポールを固定できる柱のようなものがありません。悩みに悩んでこうしました。

キャンプサイトの屋根にポールを立てかける、という荒技。

かなり苦しい立て方ですが9時20分過ぎに何とかスタートできました。今日は7MHzが混雑してはいるもののコンテストがないので有り難いです。

空き周波数を見つけてCQを出すとすぐコールが集まります。先ほどの高松港でのQRVで「これから男木島に行きます」とアナウンスしていたので探していた方が多かったようです。クラスタに載せていただきパイルになってきました。15分で20局(80QSO/h)のハイペースとなりました。有り難いです。しかもほぼ全国開いておりCondxはFBです。あまり男木島からの移動運用がないのか「男木島ファーストです」という方が多かったです。

ちなみに先ほど高松で小一時間使った4500mAHのバッテリはFT-817を2.5Wで動かすのに使っています。もちろん小一時間の5W運用くらいでは容量を使い果たすことはなく十分使用可能です。


とても楽しいのですが、船の時間が近づいてきましたので終了を告知しながら進めます。移動地探しと設営難でスタートが遅れてしまったのが残念です。出航30分前の10時20分で終了。撤収し港に戻りましょう。時間が短くなってしまい申し訳ありませんでした。


漁港にはたくさんの島猫がいます。

人に慣れているようで近づいても逃げずマイペースでいろんな仕草を見せてくれます。

ちょうど高松10時発の船が到着したところで、港付近には大勢のお客さんがいます。おかげでレンタサイクルの受付を兼ねた待合所の売店は行列ができており、おばあちゃんがレンタサイクルの申し込みを四苦八苦してさばいていました。

小豆島ですと広すぎてアート作品を見て歩くには大変ですが、男木島なら集落がコンパクトにまとまっているので作品を見て歩くのにぴったりです。先ほどの猫たちもあわせて撮影できるのもメリットでしょうね。

待合所の売店は買い物ができないくらい盛況ですし、たこ飯を売っているお店とかも盛況で入れません。地のタコで作っているなら絶対旨いんだろうけどなぁ・・・出航時間が迫ってきましたので断念です。

最後に「めおん」を撮影。こちらは1987年に同じ興亜産業で建造された198tのフェリーです。興亜産業は小型ケミカルタンカーを得意としておりフェリーの建造実績は少ないのですが、標準図面で作っているのでしょうか手堅い設計の船になっています。11時発の「めおん2」に乗ります。


男木島からは71局でした。コンパクトに魅力の詰まった島で観光でもお勧めできます。私ももう少し時間を取って再挑戦してみたいです。

続きます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする