JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

沖縄移動運用報告③

2014-10-25 | 移動運用結果報告

10/18(土) 那覇→宮古島→伊良部島→下地島→伊良部島→宮古島
本日は朝の飛行機で宮古島に飛び、そのまま伊良部島や下地島まで行くことにします。

 
計画編でもご紹介の通り、宮古島-伊良部島間では伊良部大橋が完成間近です。現在伊良部島までは宮古フェリー・はやて海運の2社が多数の船を運航していますが、伊良部大橋の完成後は両社とも航路を廃止します。2社が毎年4月の大潮の日に行ってきた八重干瀬へのツアーも今年が最後となりました。

橋の開通後は宮古島と伊良部島を結ぶ路線バスが運転される予定ながら現在の船より本数が少なくなることは明らかで、私にはかえって不便になります。そのため今回を伊良部島行きの一区切りとするつもりです。

 
せっかくですから未訪問のままになっている下地島にも行くことにしました。下地島は島の多くが下地島空港になっています。人口は50人弱。下地島空港は国内航空会社のパイロット訓練用として長年使用されてきましたが、シミュレータの性能向上によりJAL/ANAとも下地島での実機訓練から撤退しています。現在は設置者である沖縄県とつながりの深いJTAがわずかに訓練を行っているだけです。

宮古空港の2000mよりも長い3000mの滑走路を持つ下地島空港の活用については沖縄県にも有効な案がないようです。尖閣防衛のための前線基地として最適だと言われていますが、自衛隊の部隊を置くことについては屋良覚書(下地島空港を民間専用とすることを沖縄県復帰時の県知事である屋良朝苗と国が交わした覚書)があるためできない、とされています。

下地島と伊良部島との間には何本かの橋がかかっており、自由に行き来できます。午前中を下地島、昼休憩を挟んで午後から伊良部島とする予定です。

 
定宿を出て那覇空港に向かいます。6時半頃は本土の5時半頃に相当しますが、ゆいレールはこの時間でも盛況です。

7時30分発の宮古島行き始発JTA551便に乗ります。次の8時台の便がRACのプロペラ機での運航で機内が狭いため早起きしてジェット機のJTAにした次第です。なんとサクラジンベエでした。

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JGCだと優先してキープできる非常口座席にしてもいいんですけど、そこまでこだわらないので適当な席にしています。なんと早朝にもかかわらず満席。

JTAの機内誌「Coralway」が置かれていますのでゲットしました。Coralwayは新しいお土産が載っていたりとチェックする価値のある機内誌だと思います。これは偶然でしょうけど私が行く予定にしている島がCoralwayの記事で紹介されているケースが多く、今回も池間島の記事がありました。

宮古空港に着陸。CAさんのアナウンスで「明日の宮古島エコマラソンに参加の皆さまどうぞご健闘ください」とありましたので満席の意味が分かりました。

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宮古島のヒーローまもる君は今日も空港でお仕事中です。

 
空港を出て早速平良港に行きましょう。毎度毎度の話ですが、宮古島は大きな島なのに路線バスが非常に貧弱です。空港から平良港のターミナルへ行くバスはありませんし、そもそも平良の市街地に向かうバスも片手で数えるほどしかないのが現状です。

バス停のアナウンスもなければ運賃手渡しの今の宮古協栄バスでは旅行者から苦情が出るのは明らかでしょうけど・・・観光客は自社でやっているタクシーに乗ってくれと言うことなんでしょうね。タクシーで平良港のターミナルに向かいます。

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平良港のターミナルに到着。伊良部航路廃止後はここにバス停を設置し路線バスの乗り継ぎ拠点とする予定だそうです。

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次の伊良部島行きは8時50分発のはやて海運「フェリーはやて」です。切符を買って乗り込み、階上の座敷を確保しておきます。横になれるので便利ですね。

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宮古フェリーの高速船の向こうにはほぼ完成した伊良部大橋が見えています。通行料は無料らしいです。

30分で伊良部の佐良浜港に到着。佐良浜港からは共和バスがありますが、あいにく接続する便がないためまたタクシーです。

タクシーに乗ると話題になるのはやはり伊良部大橋のこと。伊良部の運転手によれば「橋ができると宮古のワルがやってくるから家に鍵をかけないといけなくなる」とのことでした。ちなみに先ほど宮古島で乗ったタクシーの運転手は「荒っぽい伊良部の連中が宮古に来るからなぁ」と言っていましたHi

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下地島に近いサウスアイランドホテルで下ろしてもらいました。ホテルの1階がスーパーになっているのでここで飲み物とかを調達しておきます。

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この付近は下地島との狭い水道があり、何本かの橋があるため歩いて下地島に渡れます。この前小豆島で見てきた土渕海峡よりは幅があります。

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下地島に到着しました。サトウキビ畑と飛行場とゴルフ場くらいしかない島です。移動地にできそうな場所も少なく、ようやく人の来そうにない場所を確保し設営しました。

今日は各島トータルで4時間以上の長丁場となりますから、11000mAHのメインバッテリと4500mAHの補助バッテリを持ち込んでいます。この2つのバッテリにFT-817の内蔵バッテリを組み合わせていかに長時間30WでのQRVができるかが腕の見せ所です。下地島では817は内蔵、リニアは11000mAHで電力を賄います。

明日の池間島は運用時間が長くなくメインバッテリだけで電力を賄えますから荷物を減らすため補助バッテリ用の充電器は那覇に置いてきています。

 

10時に18MHzでスタートです。今日は7エリアから九州本土までオープンしておりハイバンドは絶好調です。Esのシーズンほど皆さんワッチしていないのでスタート30分で27局(54QSO/h)とペースはそれほどでもないですが、本土の7MHzよりよく開きますし、QRMがないので快適です。沖縄移動では通年オープンするハイバンドがぴったりだろうと思います。

今日は12時までのため残り時間を考慮し11時前で18MHzを終了し21MHzにQSYしてみます。だんだん日差しが強くなり暑いです。

もちろん21MHzもこの時間絶好調。1エリアから5エリアまでが開いています。この一帯が安定して開くといくらでも呼ばれますので有り難いです。モービル局でも59で届いてきています。

最後15分間だけ28MHzに出ます。1エリアにおられる高森OMとスケジュールを組んでいまして29.300MHzでCQを出してみます。7・8エリアは開いたのですが1エリアは開かず高森OMとはQSOできませんでした。残念。

 

12時ちょうどで下地島終了としました。暑い中片付けました。下地島からは18MHzで42局、21MHzで41局、28MHzで3局の計86局でした。

 

お昼は伊良部島で食べてみます。橋を渡ったあたりには商店やホテルなどがあり、お昼には苦労しません。

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実は朝タクシーを降りたサウスアイランドホテルの2階が「レストラン入江」になっているので出かけてみます。つまりホテル兼レストラン兼スーパーなんですね。ちなみにこのサウスアイランドホテル、何かと物議を醸した朝ドラ「純と愛」に出てくる宮古島のホテルのモデルになっています。

名物は肉そばだそうですが、メニューにマグロ丼があります。珍しいので食べてみましょう。海ぶどうが乗っているのは沖縄ならではですね。ちなみに850円です。

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マグロ丼、分量はすごいですがなかなかおいしいですよ。本土の人間であれば「ご飯少なめ」と言った方がベターかと思います(食べ切るのが大変でした)。

 

長くなりましたので今回はここまで。続きます。

コメント (2)
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