JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

南鳥島のロランCが廃止

2009-12-10 | シャック便り

海上保安庁が管理する電波による位置測定システムであるロランCの送信局のうち、南鳥島(東京都小笠原村)の運用が12月1日をもって停止されています。

 

ロランCは100kHzの長波(パルス)を使い、2点の送信局からの時間差や位相差により位置を割り出すシステムで、精度は数十~数百mと言われています。詳細はこちら。GPSの普及により現在ではほとんど使用されず、運営費用の削減から使用頻度が低いとみられる南鳥島が廃局となったようです。

 

現在日本で残っているのは新島(東京都新島村:伊豆諸島)、慶佐次(沖縄県東村)、十勝太(北海道浦幌町)の3つで、これに韓国のポーハンなどを併用する形で運用しているようです。

 

 

ご存じの通り南鳥島には一般の上陸は認められておらず、気象庁の職員をはじめ、ロランCの管理や工事のために南鳥島に渡る方などに限られるのですが(民間人にとってはこの工事関係は貴重な渡島理由でした)、今回の廃局によりロランC関係での渡島がなくなることになります。その分南鳥島からQRVするアマチュア局が減ることになりそうですね。ロランCのアンテナを使って135kHzにQRVとかやれば面白そうですが、島に渡れない以上難しそうですね。貴重なentityではありますが。

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