沖縄移動運用報告④

11/9（日） 那覇→宜野湾→那覇

今日は日帰りで座間味島（島尻郡座間味村：慶良間諸島）です。慶良間諸島は座間味村と渡嘉敷村から成りますが、どちらも那覇から高速船で日帰りができるのでとても便利です。今回座間味を選んだのもそんな理由からです。

 

ところが座間味行きの高速船は人気が高く、予約受付開始すぐに満席になってしまうこともあるようです。ということで１ヶ月前の受付開始時間から電話して気合いで取りました。

 

昨夜からの雨は降り続いており、ホテルで朝食を食べているときも風と雨が強いです。天気予報によると波の予想は4m。船の構造が違いますが、東海汽船のジェット船だと波の高さが4m以上になると欠航ですからかなり厳しいと思われます。

 

座間味への村営船は那覇の泊港から出港します。ホテルから泊港まではバスで5分前後。「とまりん」というターミナルに案内所があります。結果はこれ。

高速船は全便欠航だそうです。フェリーは運航するそうですが座間味での滞在時間は短く運用は無理です。お隣の渡嘉敷も同じような状態（こっちはフェリーがドック入りのため半ば無理矢理高速船を運航しています）で慶良間へは無理でした。

昨年５月は南大東行きの飛行機が引き返し、今年５月は石垣行きの飛行機が欠航。さすがに懲りて飛行機じゃなく船にしたのですが、これもあえなく欠航となりました。どうも日曜は鬼門のようですね。

 

 

これで予定に大穴があきました。ホテルに帰って寝るのも惜しいので宜野湾の嘉数に行くことにしました。ここは屋根付き展望台なので本人が濡れることはなく、アンテナの防水だけすればQRVできそうです。一旦牧志まで戻り、バスを乗り換え嘉数高台公園に行きました。もちろん宜野湾も雨です。風も強く、展望台にも雨が吹き込んでいました。

濡れてないところに陣取り、ZA-721のコネクタ部などに防水のビニールテープを巻いて雨が弱まるのを待ちました。18MHzは自作アンテナで全然防水がヘボなので今日は無理です。水回りのコーキングとかで塗り固めてもいいのかも知れませんね。

 

11時前にようやく雨が弱くなったのでアンテナを架設。ひとまず7MHzにQRVです。相変わらずとんでもないQRMで無理でした。21MHzはというと、どうもコンテストのようでDXが何局か聞こえています。しかもCQを出している１エリアの局も聞こえます。これらの局は500Wとかでしょうが、１エリアが聞こえていたのでダメ元で低い周波数でCQを出してみました。

 

しばらく空振りのあと８エリアからコールが。やはり８エリアは開くなぁ思っていたら１エリアからもコールを頂きました。江戸川区の区民祭り公開運用とのことで、アンテナはＧＰとのこと。あ、開いてるんだという感じです。その後は１エリア中心に７,８エリアからもお呼び頂きました。向こうからは私だけがぽつんと聞こえているそうです。まさか開いているとは思いませんでした、との声が多かったです。こんな時期に21MHzで１エリアが開くのは珍しいのではないかと思います。

 

雨は時折やむのですが、しばらくしたらまた降り始めるの繰り返しです。風と波が強く、海に白波がたっているのが分かるでしょうか。これでは慶良間は無理ですね。

 

12時を過ぎると１エリアが聞こえなくなってきました。コンテストの局が強かったので何局かコールしてみたところ、KH2,KH0,YB,9MなどとQSOできました（向こうはkWでしょうがこっちは5Wですhi）。沖縄は東南アジアや太平洋方面を考えると面白い位置にあることがよく分かりました。

 

7MHzは伊江島（国頭郡伊江村）の方とQSOできました。伊江島は名護の先にある本部港から船で行く島です。那覇からは遠い（とはいえ超難関の伊平屋・伊是名よりは近い）のですが素敵な島と聞いていますので一度は訪れたいと思っています。

 

7MHzはこの１局のみで潮時と判断し撤収としました。

 

 

行きたかった座間味には行けませんでしたが、21MHzが少し開いたのがせめてもの救いでしょうか。座間味村・渡嘉敷村ともQRVが少ないので今度はEsシーズンに移動してみたいですね。

 

本日は7MHzで1局、21MHzで23局の計24局の皆さんとQSOできました。ありがとうございました。

沖縄移動運用報告③

11/8（土） 宮古島→伊良部島→宮古島→那覇

今日は宮古島から離島に行き、少し運用してから那覇に戻るつもりです。宮古島は中心部の平良市＋多良間村を除く宮古郡の全てが合併し宮古島市となりました。それゆえ宮古郡が一気に珍郡となった一方、宮古島市は新市の発足後QRVが増えた気がします。多良間もいい島だと聞きますのでいつか行ってみたいと思っています。

 

そんな背景ですから宮古島自体は多くの方がQRVされたでしょうから、離島の方がいいですよねHi

 

運用場所は来間島で考えていましたが、ホテルの人に聞くと「今日は天気が崩れそうですからあまりお勧めしないです」と言われてしまいました。天気がいいときれいらしいのですが、雨が降ると何もない島だとのこと。急きょ伊良部島に変更しました。

伊良部島は宮古島の平良から目と鼻の先にある島です。かつての宮古郡伊良部町です。高速船で10分少々、フェリーでも20分とのことです。２社競合であわせて毎時２本前後運航されているようです。泊まったホテルからも伊良部の佐良浜集落の明かりが見えました。明かりを見る限りかなり大きな集落のようです。上の画像の右上にあるのが佐良浜集落です。

 

 

朝の天気は晴れ。これで崩れるのでしょうか？とりあえず平良港から船に乗ります。ぎりぎりで飛び乗ったのがフェリーの「はやて」。はやて海運という会社の船です。

この「はやて」は297トンの小型フェリーです。船首側から車両を載せるため、お尻が寸詰まりのような奇妙な船です。

しかもあとで調べて分かったのですが、2003年に修理のため糸満にあるドックに向かう途中で台風に巻き込まれて遭難、船長以下がヘリで救出されたといういわく付きの船だそうです。無人となった「はやて」は行方不明となったものの、その後石垣近海で発見され修理ののち復帰したのだそうです。

 

宮古島から来間島や池間島へは橋がありますが、宮古と伊良部の間も現在橋を建設中です。完成の暁には恐らく航路が廃止されるのでしょうね。ダイヤでは20分とありますが、実際は25分くらいかかって伊良部の佐良浜港に到着です。ターミナルの売店で弁当と宮古名物「うずまきパン」を買いました。

 

運用地はさばおき園地です。ここは本土方向が海のため便利だろうということで決めました。まだ天気がいいので暑いです。今日も30度まで上がっています。

 

このさばおき園地、展望台やアスレチックなどがあるのですが、管理されず放置状態のようです。広場は雑草で覆われ、トイレも回りがジャングル状態で行く方法がないようです。木も伸び放題で景色も今ひとつでした。

 

雑草の中をハブに注意しながらアンテナを張りました。10時過ぎからスタートです。

 

7MHzをワッチしたらQRMが激しい状態です。空き周波数は全然なく、６エリア（本土）の強い局をコールしたら取ってもらえました。ところが空き周波数がなく、どこでもＣＱが出せません。21MHzもオープンしておらず全くダメ。

 

お手上げ状態なのでターミナルで買った弁当にします。沖縄の弁当の特徴はご飯の上におかずが豪快に盛られていること。おかずの旨味がご飯にしみこむのでさらに旨いです!! これで280円ですよ!! 信じられません。

 

飯食っても全然局面は変わらず、雨も心配なので11時過ぎで引き上げることにしました。帰りも「フェリーはやて」でした。伊良部は面白い島なんですが、道ばたに生活ゴミが積み上げられていて生ゴミの悪臭がひどいです。全然回収している様子がなく、ゴミ収集に何か問題があるのでしょうか？

 

今回はかなり早いですがJTA562便で那覇に引き上げです。JTA562便は13:35発。13:40にはANAの那覇行き1724便があり完全にガチンコ勝負なんですが、JTAがほぼ満席に対しANAは待合室で見る限り半分もいかないようです。しかもウチナー（沖縄の人）乗客の割合が高いのがJTAの特徴です。機内の雰囲気も全然違って長距離バスのような雰囲気です。

私の場合はJAL系にマイルを集中させているのでJTAですが、機内誌や絵はがきのサービスなどJTAの方が沖縄らしさがあっていいですね。ANAは乗客が少なかったのでダイヤとは逆に先に出発してしまいました。

 

那覇に到着。今夜宿泊予定のホテルに行き、荷物を降ろして買い物に行きました。サンエーというスーパーに行けば大抵の沖縄食材が揃うので買い込みます。しかもおみやげ物屋さんより安いです。ちなみに５月に買った食材はほぼ使い切りました。コンビーフハッシュなんか便利なんですぐ使い切りますから、多めに買っておきました。

 

雨が降り始めたのはなんと夕方。「午前中から雨」という今日の天気予報はハズレっぽいですね。これなら来間島に行った方が良かったかも知れません。

 

本日は7MHzで1局でした。ありがとうございました。