JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

沖縄移動報告②

2007-06-04 | インポート

5/26(土) 那覇→久米島→那覇


 


今朝は雨のようです。しかし、天気予報によるとこの先上がる見込みとのことです。昨日余裕を持たせたスケジュールのおかげで早めに起きることができたのでホテルでの予告通り予約を入れているRAC877便(那覇10:05発)より1本早いRAC873便(那覇8:10発)で久米島を目指すことになりました。ちなみに久米島は全島が島尻郡久米島町となっています。


 


ホテルの朝食を一気に詰め込んで急ぎ那覇空港に到着。RAC(琉球エアーコミューター)の路線に乗るときはJAL便とはシステムが異なっており、搭乗までの手続きが全く違います。具体的には、
①JALの有人発券カウンターで航空券を発券(チェックイン機・ICチェックイン使用不可)
②荷物を預ける場合はRAC専用の那覇空港9番カウンター前で手荷物検査を受ける
③9番カウンターで搭乗手続きと手荷物預けを行う 座席はこのとき指定される
となります。①だけでは搭乗手続きをしたことにならないので注意が必要です。


 


873便は残り席数が微妙だったので、席が空いているか聞いてみると電話で席を押さえてくれ、無事873便への振替が決まりました。RAC便は1階の28番搭乗口から出発と決まっています。他の搭乗口と違って売店はなく雰囲気も濃い独特の場所です。観光客より地元の人とか作業服の人とかが多く、田舎のバスターミナルの風情です。



生活密着型の路線なのかな、という感じです。ここからバスで飛行機まで案内されます。

 

バスに乗って飛行機まで到着。使用機はボンバルディアDHC-8-100型という39人乗りの飛行機です。ボンバルディアと聞くと例の胴体着陸を思い出しますが、あちらは100型の胴体を引き延ばした400型だそうです。確かに胴体が短いですし、プロペラの羽根が4枚(400型は6枚)です。


 


ほぼ満席で那覇空港を離陸し、久米島に向かいます。飛行時間は30分とのことでしたが、管制の都合でやや遅れ、40分かけて到着しました。雲に入ったためベルト着用サインが消灯することなく到着です。久米島は雨が上がっています。ちょうど1本前の飛行機が那覇へと飛び立つ姿と一緒に写真が撮れました。



飛び立っているのがRACが導入したばかりのピカピカのDHC-8-300型(50人乗り)だそうです。「RAC」のロゴが最近のJALに似たものになっています。RAC(と親会社の日本トランスオーシャン航空)は経営危機が報じられる親会社JALとは違い近年の沖縄離島ブームで最高益を出したと地元紙が報じるほどで、新鋭機を入れられるのでしょうね。


久米島での交通は町営バス・タクシー・レンタカーのどれかです。今回運用を予定している兼城(かねぐすく)港へは町営バスが便利ですが873便に接続した運行がなく、次の便は877便に接続して運転するようです。それならバスの時間まで空港近くで移動運用しようということで出口付近で見渡すと空港の敷地外に東屋が。ここにしました。




ところが近いと思われたこの東屋、フェンスに阻まれ最短距離で行くことができませんでした。回れ右をして久米島空港を出て駐車場を大きく迂回しアップダウンしてようやく着きました。暑い中徒歩15分。バスの出発時間を考えると50MHzは諦め7/21MHzで運用することにしました。7/21はツエップなので東屋の梁を使えば短時間で簡単に引っ張れます(このツエップでも50MHzのワッチは可能。オープンしていることを確認できました)。


 


VFOを回してみると九州など本土の局が聞こえてきます。よっしゃ!!ということで空き周波数でCQを出すといきなりDUからコールがあり面食らいました。5W+ツエップでも簡単にDUまで飛ぶんですね。その後は6エリア~2エリアの方とQSOできました。幸先いいスタートかも知れません。ここでの運用はバスの時間で切り上げて撤収としました。


 




兼城港へは町営バスで移動します。よく見ると白ナンバー。あとで調べたら道路運送法80条で許可を受けた形態で、運転手も2種免許がいらないそうです。ちなみに乗客は途中で乗り込んだ人を入れてもたったの4人でした。運賃はたったの110円。来月から値上げですがそれでも120円だそうです。町営で儲け度外視なんですかね。


 


なんで空港脇の東屋で続けず兼城港まで移動するのか、と思われるでしょうが、港の近くにある米島酒造という泡盛の製造所の見学もしたかったからです。



泡盛の紹介ブログではないので詳細は割愛しますが、ここは手作りで泡盛を造っており、希少性と味の良さから人気が高いそうです。引く手あまたのため今は直接販売をやっていませんが、在庫のある近所の酒屋を親切に紹介してくれ、ラッキーにもレアな古酒をゲットしました。

 

米島酒造の近くにある「喜八」という店でソーキそばを食って(久米島は水がいいので旨かった)いよいよ運用地に向かいます。



運用地は兼城港近くの「ふれあい公園」という場所です。場所はこちら。広い芝生の広場で、ここにも東屋があります。



ここに陣取ってアンテナを設営します。今度は50MHzのアンテナも設営しました。本当に広くて、160mのダイポールだってフルサイズで張れそうです。

 

50MHzはオープンが収まったようで、強めにバズっている(バズ音が出ている)状態です。局は聞こえません。昔から50MHzでは「バズ音が聞こえるときはEsのオープンに注意」と言われますが、強めにバズっているときはオープンする確率が低いような気がします。空港近くにいるときに50でQRVすればよかったかな、と思いつつ21MHzにQSY。こちらは引き続き本土がオープンしており6アリア他とQSOできました。7MHzは中国語に占領されていてJAが聞こえないため21MHzに絞って続けることにしました。




東屋の中ではこんな感じで設営しています。風が通るので暑くなく快適な運用です。強力な設備でパイルをさばくんじゃないからこれはいい感じです。さっき買った泡盛は宅急便で送ったため、泡盛変調での運用はしていません(しかかったかも:汗) 8エリアにいる酒好きの友達に1本贈ろうかな。

 

途中で本土方面へのオープンが終わったようで、今度は沖縄本島の局が呼んできます。久米島は本島から100km未満なので電離層を介さずとも届くのでしょう。なんか電波伝搬の教材みたいですね。明日からの南大東移動をアナウンスすると、本島在住の方でも南大東とQSOしたことがないとか。


 


 


のんびりとQSOを続けていましたが、空港行きバスの時間になったので撤収としました。帰りのバスは途中で中学生のねーねー(女の子)が5人ほど乗ってきました(運転手が顔見知りで小学生料金でいいよ、って言うおおらかなバスです)。彼女たちも空港までですが何するのかな?と思ったらゲームコーナーでプリクラをして折り返しのバスで帰るそうです。空港がゲーセンがわりとはすごいですね。



久米島空港からRAC870便で那覇に戻りました。帰りは朝撮影したDHC-8-300型です。まだプラスチックの匂いがするピカピカの機体です。


 


久米島は楽天のキャンプ地になったおかげで知名度が上がり観光客が増えているそうです。水の良さが自慢で、蛍の生息地があったり良質の泡盛が生産されています(米島の他メジャーな「久米島の久米仙」がある:もちろんこちらも見学可能)。お土産も「みそクッキー」とかの垢抜けない品だけでしたが、このGWにあわせ「ほたる饅頭」という新製品ができて大々的に売り出しています。久米島で取れる芋の餡を詰めた饅頭で旨かったです。


 



ホテルに荷物を下ろしてから牧港(浦添市)のA&Wにハンバーガーを食べに行ってきました。一時東京とかにもあったらしいですが、現在は沖縄限定のチェーンです。




店の作りがアメリカっぽいですね。日本人の口に合わないことでマニアに有名なルートビアがおかわり自由です(店内での注文に限ります)。

 

頼んだのがビッガーDXチーズバーガーにポテトフライとウーロン茶、マンゴーアイスパフェのセットです。JALの沖縄クーポンブックで1割引になり、800円弱でした。とんでもないボリュームです。日本人だとWサイズですぞ(JAのダブルサイズだからアメリカはWなのか)。せめてもの抵抗でノンカロリーのウーロン茶ですが、カロリー高そうですね~




しかもデザートのマンゴーアイスパフェ(ちゅらマンゴー)に散りばめられたコーンシリアルが最後にすんごく効きます。ようやくの思いで完食したものの、その後はさすがに何も食べたくなくなりこれが夕食となりました。

 


本日は21MHzで12局とQSOできました。各局ありがとうございました。



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