●世間のB面<暮らしの落書き帳> (太田肇司:著/Tany/JF3TBM/JA3-35122)

日々の話題を落書き風に綴っています。
文責:太田肇司(319Tany)
jf3tbm@yahoo.co.jp

●チリツモ精神。

2018年02月17日 | 生活技術研究所
塵(ちり)も積もれば、山となる・・・。誰もが知っている諺(ことわざ)。だが、知っているだけで、実践している人は少ないのではないだろうか。子供には『無駄遣いしたらあかん』といいながら、大人は理由をつけては無駄遣い三昧。月の半ばの今頃になると、給料日や入金日を指折り数える。また、農村移住計画を公式発表している『ねいちゃーくらぶNPO』の『葛之屋末兵衛一家』は『30万円もあれば農村暮らしは楽勝っス』と豪語しているが、私らから見れば『30万円もあれば、郊外都市で快速や急行が止まる駅近で、ゆとりある暮らしが堪能できる』。どうも、彼らの金銭感覚は『アーバンライフの延長』にあり、現実味に乏しい。実際に30万円の所得で、夫婦2人なら、どのような暮らしができるのかを再考したい。私が提唱する目的は『あなたも固定費のムダを見直して1円でも多く総資産を増やしてください』だ。


【写真:チリツモ精神で、余った小銭も貯蓄に回そう】

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◆30万円を割り振ってみる。
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最初に断っておきたいのは・・・。

葛之屋末兵衛が『30万円、30万円』というが、
大事なのは、金額ではなく『予算割振り』で『30万円』はどうでもいい。
ヤツは、先に金額を出してくるあたりが『どんぶり勘定』そのもので、
どんぶり勘定は『低所得より怖い』ということを彼らはわかっていない。

1円単位で家計簿をつけても、そんなものは、どうでもいい。

所得が25万円なら25万円の暮らしがあり、
所得が20万円なら20万円の暮らしがある。
生活保護者の14万円には14万円の暮らしがあって、
それなりに『いけている』のだ。

このクソブログも、いろんな読者がお読みと思う。

子供がいれば、1人あたりの教育費は2,000万円が相場だし、
子供が3人もいると就職させるまでに、
単純計算で6,000万円かかる。

今回は、子供がいなかったり、子供が巣立った夫婦2人で考察する。

葛之屋末兵衛一家の所得が30万円云々というが、
月額平均所得で、税引き前(健康保険、介護保険、年金を控除に含む)かも知れず、
30万円から5万円を差し引き(控除)して手取り収入25万円で勘定する。
いちおう、健康であり『医療機関にかかっていない』のも前提。
家計の多くを占める住居と貯蓄を除き『全て8%』に置いてみると・・・。

1、食費━━━━━━ 8%(20,000円)
2、住居費━━━━━25%(62,500円)
3、日用品、被服費━ 8%(20,000円)
4、水道光熱費━━━ 8%(20,000円)
5、娯楽費━━━━━ 8%(20,000円)
6、保険料━━━━━ 8%(20,000円)
7、小遣い━━━━━ 8%(20,000円)
8、貯蓄━━━━━━27%(67,500円)
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     ★合計:100%(250,000円/月額手取り収入)

ここに挙げた数字は『あくまでも月額平均』である。

実際の出費は、もっと細かい費目(勘定科目)で割り振るのもいいが、
あんまり煩雑になると『金銭管理自体が面倒臭い』。
夏と冬には光熱費がかかるのは当たり前だから『臨機応変』で、
年間通じて『黒字かどうか』の『実績の検証』を優先してほしい。
細かくやって面倒臭くなると『どんぶり勘定』に戻ってしまう方が怖いのだ。
冒頭に『大事なのは、予算立て』と書いたが・・・。

本来は『予算と決算』の『両輪』で『予定どおり』か『実績』の対比が重要。

予算を立てて、月次決算(実績)との対比。
さらに、これが『年間通じて、黒字だったらOK!』という、
気軽な気持ちで取り組むのがいい。

ざっくりした予算立てだが『10年で800万円貯まる』のを逆算している。

1人暮らしの人も『各費目を8%』で数字を置いてみて、
食費+日用品・被服費+娯楽費+小遣い=手取り収入の24%で、
小遣いの『総額』として計算しても構わないが、
決して『どんぶり勘定』にならないような『意識』が大事。

仮に手取りが200,000円としても48,000円の小遣いが確保できる。

それでも月額54,000円が貯蓄に回り、
年間で約650,000円、10年で650万円の貯蓄に至る。
小遣いが余ったら『自分へのご褒美』も結構だが、
本当は、余剰金も貯蓄に回した方が『あとあと安心』だ。

 1、銀行なら、小銭もATMで入金できる
 2、最低でも毎月1回は、必ず『通帳記入』をして引き落としを目で見て確認
 3、総合口座の担保付定期の限度は10万円とする
 4、担保付定期が10万円を超えたら『定期預金証券』で貯める
 5、手数料がかかるコンビニATMは、非常時以外、利用しない
 6、大きな出費があるときは年齢×千円を目安に引き出して財布にしまう
 7、会食などの際は、幹事を困らせないよう千円札を多く用意する
 8、札入れ、小銭入れを分ける(1円・5円硬貨は別の小銭入れに)
 9、大きな出費や会食で余ったおカネは、必ず口座に戻す
10、しわくちゃのお札は、なるべく使わず、早めに銀行へ戻す

ここまで徹底したら、缶コーヒー1本を買うのも、少し考えるだろう。

私が『貯蓄、貯蓄』と、うるさいのは・・・。

いい歳をして、たかが農村への引っ越しに1年もかかって、
それで『行動で示す』だの能書きを垂れる方が恰好が悪い。
行動で示すといいながら、このクソブログに翻弄され、
去年1年は『ほとんど活動できなかった』のが葛之屋末兵衛一家のあり様だ。
それで、予算の目処が立ったからと『ガッツリやるっス』とは笑い者である。

普通預金の残高は『貯金』とは言わない。

最低でも、定期預金の証券におカネを移して、
解約でもしないと、すぐに使えないおカネこそ『貯金』という。
また、その定期預金は、総合口座のマイナス引き出しの担保にならないカネだ。

50万や100万程度では『何ともならん』という認識が必要だ。

また、ぜひチャレンジしていただきたいのが『現金主義』である。
ポイントが貯まるとか、いろいろ理由をつけて、
クレジットカードを切るクセは、よろしくない。

昨日の記事でも書いたが・・・。

クレジットカードのポイントバックは、
もともと価格に上乗せされていたり、
加盟店の規約違反だが『カード処理手数料』が加算されることがある。
自分が払ったカネの一部が戻って嬉しいというのは、どうなんだか。
そういう『疑問』や『意識』を持つのが大事だ。

固定費を徹底的に見直して『どうせ払うおカネのみ』をカード決済に回す。

今や、家の中でもネットを介して『カネを遣わせる仕組み』が取り巻いている。
家の外へ出たら、それこそ『商業施設』が『手ぐすね引いて待っている』。
本屋に行けば『おカネ』にまつわる本も多いが、
私のように斜に構えてシビアに見る者からすれば『流動費の節約など甘い』。

使っていない電気を消すとか『屁のツッパリ』でしかない。

そんなものは、いよいよ資金ショート寸前の会社が言う『常套句』。
安売りスーパーのハシゴや、飲食のクーポンなども同レベル。
そんなことに時間を浪費して、クーポンで外食しても貧乏くさいだけ。
スマホ、パソコン、エアコン、照明などの電源を落として、
さっさと寝た方が、よほど健康的だが、経済的には大きく違わんのだ。

徹底的に、固定費を見直して抑制しないとカネは残らない。

何をどう見直していくかは『あなたの暮らしぶり』によって変わる。
スマートホンやクレジットカードなどは、
電話会社やカード会社が考えた『スマートな販売促進』で、
そのバスに乗らないと、乗り遅れる・・・という強迫観念に、
多くの人がノセられている、という現実に目を向けてほしい。

ここで『90日計画』を提唱したい。

まず、現金主義に戻すにも90日はかかる。
その90日を使って『徹底した現金主義』を考えてみる。
そのためには『何にいくら使っているのか』を検証する。

検証のためには『レシート』や『金銭出納帳(家計簿)』を用意する。

別に、ノートに罫線を引いて自作してもいい。
あんまり細かく1円単位まで出さなくても十分。
ローン(借金)がある人は『いつ、終わるか』も把握すること。
その支払いが『上記の比率の範囲に収まっているか』も見る。
オーバーローンなら、借り換えなどの次の手立ても考慮しないといけない。

どんな費目に、いくら使い、ざっと把握し比率を比較し『現実』を直視する。

せめて最低、3か月分は無給でも暮らせる最低保証くらい自分で作る。
なぜなら、今の職場が気に入らず『自己都合』で退職して、
雇用保険(失業保険)を受給するにしても『3か月待機』という制度がある。

とにかく、カネが絡むものは『90日』で考えていけば、何とかなる。

また10年間の貯蓄で800万円もあれば、
仮に不意の失業が長引いても3~4年暮らせる。
それくらい、ハラをくくってやらにゃ、カネなど貯まらない。

また、今の仕事で独立、あるいは副業が軌道に乗り『起業』するにしても。

起業しようとしても800万円は『対外的にも「信用」がつく資本金』に近い。
あたりまえだが、信用を築くには時間がかかるし、信用失墜は一瞬。
時間をかけて『信用を築く』のは、大人の振る舞いとして大事なことだ。
家を買うにしても『頭金は500万円、もしくは購入価格の30%』が常識。
将来の目的や使途に合わせて『金融機関を選んでおく』のも大事だと思う。

固定費を徹底して見直すには・・・。

1、会食や飲み会への参加を減らす
2、通信費を徹底して抑制する
3、多くの趣味を見直して、絞り込む

離婚原因の多くが・・・。

不貞行為がトップに上がりそうだが、
大人になり切れていない男性が、
家庭を省みず、交際費や趣味に没頭してしまう事例が非常に多い。
建前は『性格の不一致』とか『価値観の違い』とか言うが・・・。

結局は、おカネが原因なのだ。

会食や交際費、趣味費などは『余剰のおカネ』でやるもの。
昨今、『金持ち父さんの本』などで『不労所得』を得たい人が増えているが、
その不労所得にしても『投資家』や『ビジネスオーナー』にならないとムリ。
働かずしてカネが手にできるのは『年金受給者』か『生活保護』が現実。


▲こんなものに手を出しては、経費倒れするだけ。

ボランティアも、そう。

確かに『誰かのために何かをする』という姿は美しい。
だが、そういうコトも『余剰のカネと時間』があってのもの。
ボランティアをやるな、とは言わないが、
自分の本業に影響がない範囲で無理なく取り組むに限る。

要は『バランス』の問題だ。

会社の財務諸表に『バランスシート』というものがあるが、
家計にも『バランスシートの概念』を取り入れてみたら、
本当に『今、それをやるべきなのか?』も立ち止まって考えられる。

葛之屋末兵衛の『移住生活30万円』から話が逸れてきたが。

彼の率いる『ねいちゃーくらぶNPO』の根本原因は、
財務に起因して、マネジメントの問題に発展している。
だが、どんな組織でも創業4年も経過したら、
マネジメントの問題は8割方、起こるのである。

そんなもの、最初から見えていたから警鐘を鳴らしたのだ。

極論したら、毎年倍倍のペースで急速に伸びる会社も
ゆっくり継続的に伸びる会社も、どちらも問題が生じる。
導入期から成長期に向かう時には、
どんな企業でも必ずマネジメント上の問題が発生する。

あなたが勤める会社を見渡せば、答えがある。

いくらビジネスのアイディアがどんなに優れたものであっても、同じだ。
大きな原因は3つしかない。

1、財務の問題
2、品質の問題
3、適切な資質を持った人材が集まらない、去って行く

それでも、乗り切っている組織は『現金』を動かして何とか保っている。

今、多くの企業で『人手不足』が叫ばれている。
ウチの業界でも同じだ。
だが、今のところ認可台数に対し2倍近い乗務員が在籍している。
要は『カネを出す会社には人が集まる』という単純な話し。
逆に『カネを出し渋り知恵も出ない会社には人が集まらず、去って行く』。

当たり前の話しじゃないか。

私自身が、自営業のときに不渡り手形を食らって、
一気に資産が吹っ飛んだのも『手持ち現金不足』が原因で、
今から思えば『あのとき、もう少し早く保証協会から調達しておくべきだった』と、
後悔したのだが、どうしょうもなかった。

今でこそ、へらへら笑って、失敗談で話せるが・・・。

手持ちの現金がないときほど自分が情けないものはない。
きっと、今頃、仮想通貨や株価暴落で呆然としている人がたくさんいる。
投資や投機は『余剰資金』でやるもの。

日本人の資産保有率は・・・。

1、安全資産(預金など)=80%
2、リスク資産(株式投資、投資信託、FX、仮想通貨etc・・・)=20%

アメリカ人の場合、この比率が逆転している。

アメリカ人は『リスク資産』を多く持つから、
長期金利上昇くらいで株を売り急ぐから、
日本の投資家も売り急いで『全面安』がトップニュースになる。
預金のような『安全資産』を多く持っていれば、
『長期金利上昇』は『大歓迎』だ。
それこそ、政府が喧伝する『2%インフレ』に近づく。

だが、リスク資産を多く持つ投資家が、結局は足を引っ張る。

このクソブログを定期的に拝読される親愛なる読者諸兄には、
メディアの宣伝や、周囲の雰囲気に呑みこまれず、
堅実におカネの運用をしてほしいと願うばかりだ。

ここまで徹底したら・・・。

給料日にATMの行列に並ぶことがなくなる。
ウチもそうだが、多くの会社の給与入金日は25日だ。
だが、余力があれば24日のATMがガラガラのときに引き出しもできる。
90日、徹底的に現金主義に取り組めば、
毎月24日に、ゆったりおカネを引き出して、
ちょっと、いい気分になれるだろう。

チリツモ精神を、忘れずに健闘を祈る。

※この記事はエッセイであり、
 公人を除き、登場する個人・団体名は全て架空のものです。
※時事問題については、筆者個人の考えです。

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http://tenku123.hateblo.jp/
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