●世間のB面<暮らしの落書き帳> (太田肇司:著/Tany/JF3TBM/JA3-35122)

日々の話題を落書き風に綴っています。
文責:太田肇司(319Tany)
jf3tbm@yahoo.co.jp

●危険予見ができない人たち。

2016年11月08日 | 日々の呆れごと。
また、痛ましい事故が起きた。神宮外苑で行われたアートイベントでの火災だが、ウチの孫坊主と同い年の男児が犠牲になった。ご家族の気持ちを考えると本当に気の毒だ。出火原因は、オブジェの内部に入れた『工事用の灯光器』の発熱と、指定可燃物になっている『かんなくず』。こんな組み合わせで発火が予測できないほど、今の大学生はバカになったのか。本当に嘆かわしい。


【写真:屋外型灯光器は300~500Wで発熱量も大きい】

灯光器と『かんなくず』が接近していたら発火するのは当然だ。

・消費電力は300~500W
・フィラメントは一極集中
・リフレクター(反射器)で熱がさらに集中
・かんなくずは指定可燃物(量によっては消防に要届出)
・屋外イベントは消防法適用外で『無法状態』だった

灯光器は電気ストーブ並みの消費電力である。

電気ストーブの上に『かんなくず』を置いたらどうなるか。
数分以内に発火する。
ウソだと思うのなら『自己責任』で実験してみたらわかる。
100Wの電球でも素手でつかめないくらいに発熱する。

作業用の灯光器ともなれば・・・。

少なくとも『二重軍手』でないと電球がつかめないほどの発熱だ。
佐川急便のお兄ちゃんがはめている滑り止め付き軍手なら、
手のひら側のゴムが溶けてしまうほどの高温になる。

日本工業大学が制作した展示物・・・。

専門的な机上の勉強は得意なのだろうが、
500W電球の上に『かんなくず』を置いたら燃えるという、
こんなカンタンな想定すらできていない。

アホとしか言いようがない。

私が電気工作をするときに使う半田ごてでも30~60W程度だ。
この10倍もの電力を使う灯光器なら、
条件が揃えば発火するのは『ちょっと知恵を働かせればわかる』。

要は『知識』ばかりで『知恵』につながらない。

10年ほど前に大学生グループから、
バーベキュー大会のような野外焼肉イベントに呼ばれたときのこと。
100人ほどの大会だったのだが、
参加者の中には『野外で火を使うのは初めてです』という、
男子学生が数名いて驚いた。

幼少期に家族で花火もやったことがないとか言っていた。

私らが子供の頃は『火遊びをしてはいけない』とよく言われた。
『やってはいけない』と言われれば『やりたくなる』のが子供で、
近所の工事現場から『おがくず』なんぞをパクってきて、
田んぼの真ん中でや河原で『おがくず』を燃やして、
芋畑から勝手に引っこ抜いた『さつまいも』を放り込んで、
焼き芋なんぞを作って遊んだ。

おがくず、かんなくず、着火剤には最適なのだ。

マンションなどが増え、住宅密集地で、
夏休みに家族で花火を楽しむ光景も減った。
クソ暑い外に出て『やたら煙たく近所迷惑な花火』をやるより、
冷房が効いた部屋で『ゲーム』をしている方が、
楽しいのだろう。

テレビゲーム世代が親になってきている。

今どき『子供だけで火を使ってはいけない』という指導があるのか。
また『いけないこと』をやりたい『好奇心』は失せているのか。
木製のジャングルジムに『かんなくず』をまぶして、
工事現場の灯光器が『かんなくず』に接近しているのを見たら、
私ら世代のような『火遊び』をしてきた者なら、
発火する前に『ちょっとヤバいな』と感じる。

今の人は、出火してから『やばい』とか言っている。

亡くなられた子供さんは気の毒だが、
危険があるオブジェに入らせた保護者にも、
全く責任がないとも言えない。

十分に危険が予見できる状態だ。

多少の『知恵を働かせれば防げた事故』を見聞きするたび、
都会に暮らす人は『平和ボケ』が進んでいると、
いつも嘆かわしい思いをするのである。

1990年代にアウトドアブームが始まった。

野外生活などやったことがない人が、
カネにモノを言わせてコールマンなんぞのグッズを揃えて、
キャンプ場に出かけ『キャンプアイテムの自慢大会』をしていた。

底辺人口が増えると『アホ』が出てくる

ナイロン製のテントの中で、
ガスランタンを使って『テントを全焼』させたヤツ、
テント内でガソリンコンロを使い『酸欠』で死んだヤツ、
いろいろ見聞きした。
テントを全焼させ全身火だるまになったキャンパーも間近で見た。

未経験で訓練もせず野外に出るから危険予測ができない。

私は『ちゃらんぽらん』な人間だが、
どうすれば、どうなるか・・・という、
『最低限の危険予見』くらいはできているつもりだ。
少し不便な時代に育ったことに感謝している。

神宮外苑イベント火災の記事

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