●世間のB面<暮らしの落書き帳> (太田肇司:著/Tany/JF3TBM/JA3-35122)

日々の話題を落書き風に綴っています。
文責:太田肇司(319Tany)
jf3tbm@yahoo.co.jp

●持ち家志向の本質を考察。

2018年09月17日 | 本質を見て、自分の頭で考えよう。
私より少し若い40歳代は『一生懸命勉強して、いい学校を出て、いい会社に入って、生涯安泰』を当たり前のように親から刷り込まれた人が多いと聞く。しかし、それが『生涯安泰のパスポートではなかった』のは、おおかたが気づいている。20歳代で社会に出て、25歳くらいで結婚し、30歳くらいで35年の長期ローンで家を買い、今の定年『65歳でローン完済』は、まぁいえば『マインドコントロール』というのは、あちこちのサイトで書かれている。じゃあ、どうして持ち家志向が、いまだに『はびこっているのか』を、考えたことがあるだろうか。


【写真:家を買う方がいい人と賃貸でいい人は、最初からほぼ決まっているのだが】

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◆家を相続できる人は、それまでの間『賃貸』でよろし。
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うちの親世代から少し若い、団塊世代は『持ち家志向』が強い。

実際、この世代の持ち家率は70%以上だという。
この数字を『冷静』に考えたい。
いいとか、わるいとか、そんな低次元の話ではなく、
団塊世代は『持ち家を買う』環境下にあった。

なぜなら、団塊世代は『きょうだいが多い』のである。

家を相続できる『長男』以外は、
家が欲しかったら『自力で買う』しかなかったのだ。
成長期も後押しをし、国策的にも都合がよかった。

ここが、持ち家志向の『本質』でもある。

私の実家は持ち家だが、それには事情があった。
親父の親父、つまり私の祖父は京都の桂というところに、
昭和の初期に家を買ったのだが、
残念なことに昭和18年に亡くなった。
親父が5歳のときのことで、自分の父親の記憶は、ほとんどない。

昭和20年、一時的に疎開したが・・・。

その家には祖祖母とウチの親父が住んでいた。
戦後、大阪やら満洲から帰ってきた祖祖母の子供たちが集まり、
親を亡くした私の父は、自分の家でありながら、
まだ小学生だったがために『しんせきの厄介になる』という、
いびつな状態で暮らしていた。

結果的に、その家は『親父の叔父』が横取りをした。

うちの親父は戦災孤児でもないのに孤児同様の扱いを受け、
今では考えられないと思うが『就職もままならない』辛酸をなめた。
昔は、親がいないと、まともな就職すらできない時代だった。

とりあえずは、高校までは行かせてもらったと聞く。

行かせてもらったとは聞くが、
牛乳配達のアルバイトやら家の商売の手伝いの僅かな給金で、
自力で、高校の学費を稼いで卒業した。

その後は、自分の家を出て、住み込みで働いた。

だんだん、戦後のどさくさも落ち着き、
昭和38年に結婚し、翌年に私が生まれた。
その7年後、昭和46年の6月に、
生家の近所に『あてつけ』のように新築の家を買った。

新興住宅で、ちょうど団塊世代が25歳くらいの買い頃だった。

今から思い出せば、近隣のお宅は、
団塊世代の次男や三男あたりが世帯主だったように記憶している。
まぁ、今よりは買いやすく、35年の長期ローンなどない時代。

10坪の新築建て売りが300~500万円ほどで売られた時代。

おおかたの世帯が、20年ローンで完済したり、
バブルで高騰しているときに売り飛ばして、
より広い家に買い直しをしたりしていた。

うちの実家も、そのクチで、生家から2駅離れたところに引っ越しをした。

身の上話しが長くなったが、
要は、家を相続できる長男連中は、
新婚の間だけとか、相続するまで賃貸でよし、
そんな時代背景だったのだ。

今は、ボロ家を相続するより『新しい方がいい』と『感情』で家を買っている。

冷静に考えれば、相続できる家があるのなら、
無理な住宅ローンを組んで家を買う必要などあるのだろうか。
特に少子化になって、団塊世代も夫婦と子供2人の4人家族が標準だった。
そのうち、子供がうまく男女1名ずつだったら、
長男が相続し、長女はどこかの嫁に入り、相手が相続する家がなければ、
その時点で、必要なら家を買えばいい。

もっとも、融通のきかない賃貸より、持ち家の方が完済すれば気楽である。

過去に何度も書いているが、35年の長期ローンは長すぎる。
また『年収の5倍が目安です』という不動産屋や金融機関の常套句は、
どう考えても『オーバーローン(債務超過)』になってしまう。

購入価格は『年収の3倍まで』で、20年くらいで完済すべき。

この勘定だと35歳でローンを組んでも55歳で完済できる。
65歳が定年だとしたら、10年の余力で蓄えも増やせる。
35歳で35年ローンを組んだら、完済時は70歳だし、
退職金で繰り上げ返済できなければ、
定年後は、条件の厳しい安月給でローンのために働かないといけない。

定年後にタクシー運転手をやっている半数は住宅ローンを抱えている。

これまた何度も書いているが、
35年ローンは長すぎだし、
完済時には評価額のつかないボロ家である。

今の木造住宅の耐用年数は平均26年と言われている。

新築から26年も経てば『評価なしのボロ家』は確実だし、
ボロ家になっても、まだ9年も支払いが残っている。
さらに、完済までの間に、外壁塗装や屋根の修理、
水回りや風呂場のやりかえなど、付帯費用が待っている。
キャッシュで修繕できなかったら、またローンが上積みされるのだ。

若い人は、それを想定して購入しているのだろうか。

また、人生は概ね『5年ごと』に変化していく。
その証拠に『ねいちゃーくらぶNPO・そんたく団』も、
5年前は活況だったが、5年も経てば構成員の生活も変化する。
発足当時の世迷い言を言っているのは葛之屋末兵衛一家のみである。

高学歴者が増え晩婚化が進んでいる。

それでも良縁に恵まれた人は結婚し、
子供が生まれたり、職場が変わったり、と、
そんたく団の活動から疎遠になり、
発起人と、一部の追従者だけしか残っていないのが実情だ。

人生は5年ごとに変化し、その7サイクルを費やして家を買う・・・。

よく考えてほしい。
社会人3年生くらいの25歳から、
定年の65歳までは『40年』である。
この40年を5年周期で割ってみると8サイクルしかない。
そのうち、7サイクルを住宅ローンに縛られるのだ。
住宅ローンを組む準備期間は1サイクルの5年しかない。

そこまで考えて行動している人は、ほんの僅かだろう。

また今は、世の中が増産体制に入り『深刻な人手不足』という。
だが、生産や在庫が飽和してくると減産体制に切り替わり、
こうなると、労働力が流動化したり、失業者が増えるのは、
今も昔も、同じことで、歴史を繰り返している。
そんな『波』や『リズム』を読まずに家を買うのは、どうなのだろうか。

世迷いごとを言っていたら、家族を路頭に迷わせることにならなければいいが。

※この記事は、法に定まる表現と言論の自由に則ったエッセイであり、
 公人を除き、登場する個人・団体名は全て架空のものです。
※時事問題については、筆者個人の考えです。

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