●世間のB面<暮らしの落書き帳> (太田肇司:著/Tany/JF3TBM/JA3-35122)

日々の話題を落書き風に綴っています。
文責:太田肇司(319Tany)
jf3tbm@yahoo.co.jp

●ガラの悪いタクシーとは。

2018年07月03日 | 旅客運送事業
そんたく団がNPO開設準備をしていた頃、参画者から『どうして、何台かに1台は態度の悪いタクシーに当たるのですか?』という質問を受けたことがある。どうしてもこうしてもない。それが『世の中の仕組みのひとつ』だからである。


【写真:5台に1台はハズレ。つまり20%はハズレのタクシー】

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◆なぜ、世の中の仕組みなのか・・・。
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タクシー乗務員の20%は『ヨタモン』だからである。

逆にいえば80%は『普通の人』だ。
時代の流れで、前職が淘汰されたり、
勤めていた会社が倒産したり、
まぁ、タクシー業界に入ってくる『事情』はさまざま。

タクシーは日本の縮図で、運転手の99.9%が『ワケあり』だ。

特に、タクシー業界は『雇用の受け皿』『雇用の調整弁』でもある。
また、いわくつきの人でも『真人間になって頑張る』という人には、
積極的に採用するタクシー会社も少なくない。
スミの入っている人や、指を詰めた人など、何も珍しくもない。
勤務明けの『談笑』も『ここは組事務所か?』と思うこともしばしば。

ヨタモンに属される前職がおもろい。

・ヤクザ(直系からチンピラまで、さまざま)
・ヨタモン(与太者)
・アンコ(日雇い労働者)
・懲役上がり(主に極道系でカチコミやドンパチ(抗争)の結果、が多い)
・会社潰し(私のような事業失敗者・・・)

これだけ並べてみても『普通の会社』ではないのが瞭然である。

ウチの会社にいた人で元ヤクザの懲役上がりのオッサンは、
なかなかおもろい人だったが、奥さん(姐さん)が亡くなって以来、
フヌケてしまい、持病が悪化して、とうとう辞めてしまった。
聞けば、山〇組の枝にいたとかいうから、仰天した。
ヤクザ上がりの人は、客がヤカラを言わない限り丁寧な接客だ。

足を洗った極道の人は『カタギさんには迷惑をかけない』のを守っている。

だが、ひとたびお客が調子に乗って『ヤカラ』を言ったりすれば、
あの丁寧な人が!というくらい豹変する。
今どきの現役の極道でも『そこまでせんやろ』というくらいである。

愛想が悪いとか、ぶすっとしている運転手に腹を立てても仕方がない。

私を含めて、最低でも地裁に行った人は、
お客のヤカラなど『屁』とも思っていないし、
ごちゃごちゃ言う客を、雨降りの田んぼの真ん中で引き下ろすことも、
まぁ、なくはない。

もともと、住んでる世界が違い過ぎるのだ。

会社も、ある程度の範囲までは、クレームや苦情はきちんと対応するが、
酔っぱらいの客が勢いで、ヤカラのようなクレーム電話などかけようものなら、
『じゃかあしい!』ガチャン!でおしまいである。

でも、80%の乗務員は、至って普通の人だ。

まぁ、20%もガラの悪い人がいたら、
やはり5台に1台の割合で『変なタクシー』に乗ってしまう羽目に。
私は、この比率を知ってこの業界に入ったから、
逆に、トップクラスの接客をしてやろうと日々乗務している。

・はい、どうぞ、ではなく『ありがとうございます』が第一声
・行先の復唱、ルート確認
・政治、野球、スポーツ、宗教などタブーの話題は、こちらから出さない
・到着後の運賃は、はっきり言う『運賃は680円でございます』
・領収証も『ご入り用でしょうか』と確認する
・降車時は『ありがとうございました。お忘れ物ございませんよう』
・さらに『お足下、お気をつけください。またお願いします』

何度も書いたことがあるが、
駅から家までの乗り継ぎで基本料金の範囲でもタクシーを利用する人は、
おしなべて『680円が惜しくない人』であり、
送っていったお家をみたら『なるほどな』と納得することが多い。
こういうお客さんは、おカネには全く困っていない人ばかりだが、
680円の価値がわかっていて、きちんとした金銭感覚を持っている。

そこを、うまく『くすぐる』のも、腕の見せ所である。

ヨタモン、アンコ、職人、トラック上がりの運転手は、
ことさら、近距離客を嫌がり『安モンの客』とあしらう。
私は、そういうヨタモンをたくさんみているからこそ、
ヨタモンの逆をやる。

当たり前だが、お客さんは気分がよく、ついお財布が緩む。

だいたい、お客とのトラブルになるのは、
走り出して5分以内に発生することが多い。
また金額でいえば1,000円以内の移動である。
距離にして、だいたい3km程度の移動で、
いちいち運転手に絡んでくるのは困りもの。

まぁ、一線を超えたら、乗客扱いを中止して毅然たる対応を取る。

話を戻すが、20%の運転手は『ヨタモン』だ。
ヨタモンでアンコ上がりとなれば愛想が悪くて当たり前。
さらに、宵越しの銭は持たぬ主義者もヨタモンやアンコに多い。

・日払い(売上の50%を乗務当日に支給。半丁取りという)
・バンス(前借りが常態化。アドバンスの略)
・アンコ(本番車が決まらず、空いた車で乗務する日雇い同然の運転手)

この3拍子が揃った運転手に当たると、まず『ハズレ』だろう。

タクシー運転手の場合は、風俗嬢と違って体で稼ぐにも限度がある。
風俗嬢とかだと、バンス(前借りでスタート)して、
さらに、服だの靴だのカバンだの時計やアクセサリーだのを、
店と業者がグルになって高額な買い物をさせる。

風俗店にいるからこそ、こういう生活ができるのだ、と洗脳するのである。

さらに、ストレスが溜まる仕事だからこそ、
ホスト遊びを覚えさせたり、
パチンコ屋に入り浸りにさせて高利の小口金融で、
借金漬けにして、風俗から抜けられないように仕掛ける。

タクシーは、そこまでひどくないが・・・。

会社ぐるみで乗務員を借金漬けにして、
足抜けできないような仕組みを作っている会社もある。
タクシー運転手の募集広告で『入社祝い金』や『支度金制度あり』などは、
それなりの『条件』をクリアしないと『返済しないといけないカネ』。
ある会社の場合だと『1,000万円の売上をするまでは貸付金扱い』で、
これが、乗務員の紹介だったら、紹介された側がトンズラしないように、
見張っておかないと、逃げられたら紹介者が返済しないといけない。

がんじがらめになった運転手は、必死のパッチで働く。

たかが30万円から50万円の支度金や紹介手数料で、
売上1,000万円の『縛り』が発生するから、
あんまり積極的な紹介を誰もやらないのも現状である。
さらに、教育制度など『経験者向けの形式的』なもので、
ほとんどのタクシー会社は『うちは、素人さんは採用しまへんのや』だ。

タクシー乗務員は、流れ者、つまり『浪人』だ。

これが『何台かに1台の割合でひどいタクシーに当たる』カラクリである。
特に、金銭感覚がない運転手や中卒者、高校中退者が多いのも、
この業界ならではかも知れない。
だから、世の中でも、ネット社会でも『タクはクズ扱い』になる。
クズのイメージを作っているのは、20%のヨタモンなのだが・・・。

もっとも、80%の人は、並みの学歴と職歴で、普通の金銭感覚を持っているのだが。

※この記事は、法に定まる表現と言論の自由に則ったエッセイであり、
 公人を除き、登場する個人・団体名は全て架空のものです。
※時事問題については、筆者個人の考えです。

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※知的刺激の材料として活用いただくために、
 あえて誤解を招くような過激な表現をしている場合もあります。
 『こりゃ違うんじゃないか』と疑問に思うところから、
 発想や気づきを深めるきっかけにしていただければ幸いです。
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●都市機能がマヒしたとき、タクシーの現状。

2018年06月22日 | 旅客運送事業
6月18日の大阪北部地震で、関西の鉄道の『ほぼ全線』が止まった。ここで多くの人が考えるのがタクシーの利用なのだが、テレビ報道のとおり新大阪駅や大阪駅のタクシー待ちの列は目に焼き付いていると思う。昨日にも書いたが、大阪市域の法人タクシーは13,000台、個人タクシーは3,000台で合計で16,000台。これが『マックス』である。フル定員で乗務員を除いて4名の輸送が最大で、認可台数が100%稼働してフル定員乗車で、同時に輸送できるのは64,000人である。だが、これは理想の計算値であり、法人の多くは10%前後が事故・点検・車検などで『休車』しており、日・月は公休日で出勤しない乗務員も多い。憶測だが18日当日の稼働台数は、全体の50%ほどで大阪市域8,000台くらいだろう。通常、タクシーは『公共交通機関の補完』でしかなく、関西の鉄道全線の旅客輸送をタクシーで代替するのは、台数が全く満たしておらず絶望的。また有事の際は、お電話をいただいても、対応不可をご了承願う。


【写真:数百mにも及ぶタクシー待ちの列(18日新大阪駅)】

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◆出勤した乗務員の話を聞いたら・・・。
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大阪市域だからといって、
全台数が新大阪や大阪駅に集合はできない。
そればかりか、近隣の駅ですら、
タクシー待ちの列が数百mにも及んだ。

乗客を乗せたら乗せたで・・・。

JR鴻池新田駅からJR野崎駅に送った乗務員は、
『普段、込まない川沿いの抜け道が渋滞で動かない。
 通常、野崎駅まで2,000円前後のところが、
 渋滞で「待ちメーター」がどんどん上がって、
 結局、4,000円以上になった』という。

JR野崎駅で降ろしたと思ったら・・・タクシーの取り合い。

とりあえず、タクシー乗り場の方を優先して乗車してもらうと、
今度は『京橋まで』とのこと。
通常、JR野崎駅から京橋まで3,500円ほどだが、
これまた大渋滞で、遠距離割引扱いになるまでメーターが上がり、
割引前メーターが10,000円で、割引後が7,500円。

野崎から京橋まで、通常の倍以上の金額に跳ね上がる。

新大阪から離れた辺鄙な駅ですら『この調子』だから、
この乗務員は、『今日は、近隣で済ませよう』となる。
ただ、通常の遠距離客のように、
道がスイスイと流れて遠距離割引になるのなら嬉しいが、
渋滞で停車時にも待ちメーターという『時間メーター』が上がるので、
金額こそ跳ね上がれど、大渋滞なので『仕事の効率』は、
すこぶる悪いのである。

結局、まぁまぁ忙しかったけれど、金曜日の方が売上はよかった、という。

何しろ大渋滞だから、回数が乗せられず、
電車が動き出した23時頃からは、
客足がピタッと止まった。

18時から23時まで『7回』しか乗せていないという。

1回あたりの平均売上が3,000円ほどで、
23時の時点で21,000円。
その後は、通常の客待ち状態に戻る。

よくある『ドシャ降りの雨の日』とよく似ている。

雨が降るとタクシーの利用は増える。
この場合、おおかたがワンメーターから1,000円未満。
実車で送っていくのに5~10分だが、
雨天になると、普段以上に幹線道路が渋滞する。
空車で駅に戻るのに15~30分ほどかかってしまう。

その間に、タクシー待ちの列が伸びていく・・・。

雨降りは『タクシー忙しいでしょう』という声を聞くが、
20~30分に1回、お客さんを乗せられればいい方で、
結局は1時間当たりの売上は2,000円程度である。

雨が止んだら、途端に客足が途絶える。

特に悪天候の日は、夕方からの飲食店も客足が伸び悩み、
1軒目の店に、お客さんが行かないのだから、
深夜のお客につながらない。

やはり、ドル箱は終電後の遠方客、それも酔客である。

鉄道がストップするのも『1路線』なら、
ある程度、タクシーも代替輸送手段としてお役に立てるが、
地震のような『関西の鉄道全線運転見合わせ』という『有事』には、
状況判断でタクシー利用というのは『よほど運がいい』場合に尽きる。

しつこいが、有事の際のタクシー利用は『絶望的』と考えた方がいいと思う。

また、鉄道が不通だから自家用車を使うのも控えた方がいい。
特に、大きく揺れた地震の場合、高架を走る都市高速や、
幹線道路の高架橋は『安全点検が終わるまで通行止め』になる。

一般道が混雑するのが、あたりまえなのだが・・・。

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●「雨の日のタクシーは、稼ぎ時」か。

2018年04月25日 | 旅客運送事業
タクシー乗務員側の『当事者』としては『雨の日は、バタバタするだけで、儲かりません』。実体は『貧乏ヒマなし』で『バタバタ貧乏』である。確かに駅のタクシー乗り場には、タクシー待ちの長蛇の列ができ、道を走れば『電柱間隔』にお客さんが立っている。素人目には『雨降りは忙しくて儲かりまっしゃろ』だ。雨降りの『駅出しタクシー』の実態を述べてみる。


【写真:雨降りは、見通しも悪く『リスク』が増える(梅新東)】

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◆忙しいのと、儲かるのは『別』である。
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私は、雨降りの乗務が大嫌いだ。

・見通しが悪く、危険度が上がる
・一般車が増え、道路も渋滞し、駅に戻る時間も2倍に。
・ご利用は、ちょい乗りのワンメーターのオンパレード。

こうなると勤労意欲が削がれるが『仕事と割り切ってやるのみ』。

週末の4月14日、春の嵐が訪れ、天気は大荒れ。
駅に戻れば『うんざり』するくらい、
タクシー待ちのお客さんの列が途切れない。
それだけを見たら、素人目には・・・。

雨降りは、タクシーの稼ぎ時。(内実は、稼げません)

だが、中身は『ちょい乗り客』ばかり。
もちろん、ちょい乗りも仕事だから拒否はできないし、
『まぁ、年に何度か、こういう日もあるわな』と割り切っている。
だが、お客さんに『稼ぎ時でっしゃろ!』を連呼されると。

本心は、かなりイラつく。(もちろん、顔には出さないが)

14日の大雨のとき、ご乗車回数は25回。
つまり、25組の乗客をお乗せし、
ドアの開閉は倍の50回をこなしている。
正直な気持ちは『ヘトヘトのクタクタ』だ。

さらに、売上は、散々である。

素人目に映る『稼ぎ時』とは、ほど遠い散々な売上になる。
終電の時点でワンメーターの680円が20回=13,600円
普段だと、週末の終電頃には『ほぼ倍』の売上になっている。
日付が変わってから、何とか3,000円のお客さんが2組、
それで、やっとこさ19,600円。
3時を過ぎて、1,000円のお客さんが3組でやっと22,600円。

25回のご乗車で、やっとこさ2万超え、それも税込売上・・・。

顔見知りの近所のコンビニの店長に聞いても、
『雨降りは、傘だけ買うお客さんばかりで、儲かりませんわ』だ。
通常、コンビニの客単価は800円前後だが、
傘しか買わないお客さんばかりだと、
客単価は300~500円に下がることもしばしば。

雨降りは、タクシーに乗り慣れていないお客さんも増える。

駅のタクシー乗り場なんだから『近くでもいいですか?』と聞かれても、
順番で出していくのだから近くだろうが遠くだろうが、
『いいですか?』など聞く必要がないのである。
近くでもいいですか?なんて聞いてくれるが、
雨降りにはチップは、まずない。

雨降りは『こんな日もある』と割り切って『事務的に対応する』しかない。

まぁ、お客さんも近場で気遣いされているのはわかるのだが、
どうせ傘を差して歩くのがイヤだからタクシーを利用するのだし、
こっちも『割り切ってやっている』のだから、
『近くでもいいですか?』は不要だ。

ガラの悪い運転手に当たったら『近かったら、歩きなはれ』と言われる。

私は、そこまでクチに出さないが、
荷物が多いとか、お年寄りで足が悪いとか、
そういう事情がない若い人が『濡れるのがイヤなだけ』だったら、
いちいち『いいですか?』など聞かずに『目的地』だけ言えばいい。

儲かっていないときに『稼ぎ時でっしゃろ』は、かなりムカっとくる。

雨降りは、どうしても車で出かける人も増え、
普段以上に道路が込むのである。
そこに、タクシー需要が急増するわ、
道路が込んで、駅に戻るのに普段の2倍の時間がかかる。

待ちくたびれる気持ちもわかるのだが・・・。

普段の倍のお客さんを乗せて、普段の半分の売上では、
いくら愛想よく接客をする私でも『へとへと』になるのである。
それでも、一応は『営業スマイル』にしているのだが、雨は疲れる。

忙しいのと、儲かるのは『別』の話だ。


▲ワンメーターでも往復で20分かかるから、
 自然とタクシー待ちの列が長くなり、待つのも長時間になる。
 私なら、待っている間に、折り畳み傘を出して歩く。

終電まで、『うんざりするくらいのタクシー待ちの列』を見たら、
普段ならタクシーを利用する酔客も電車を使って移動する。
こうなると『遠方客』が電車に流れ、近場のお客さんしか残らない。
雨降りにタクシーが『バタバタ貧乏』になるのは、そういう裏事情がある。

雨降りにタクシーに乗る際・・・。

そのタクシー乗務員の仕事の仕方にもよるが、
主に『駅』で仕事をするタクシーには、
あんまり『儲かりまっしゃろ』は言わない方がいいと、私は思う。

雨降りは、疲れるだけで、大して稼げない。

東京のように1km410円だったら、
儲からない雨降りは振替公休にするだろう。
東京のドライバーは偉いな・・・と尊敬するくらいである。

やはり週末は、テキトーな酔客を送るのがイチバンなのだ。

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●タクシーは「公共交通」になりうるのか?

2018年01月19日 | 旅客運送事業
今年も、正月の3が日に出勤した。普通なら、お正月くらい家でゆっくりしたいところだ。だが、情けないことに、タクシー業界は『正月は会社丸ごと休む』というところがけっこうあるのだ。電車やバスは『休日ダイヤ』で運行しているにもかかわらず、タクシーは『会社ごとお休み』。これで『公共交通の一端・・・』というのだから、呆れる。


【写真:近隣のタクシー会社は1月1・2日が全休である(門真市)】

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◆公共交通という自覚が欠如しているタクシー業界。
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昨年、国交省が地域公共交通に関する検討会を開いた。

そこで提示された報告書には、
タクシーのことがほとんど書かれていない。
参加委員の1人が『タクシー事業者の方は、これでいいのか?』と、
質問したが、タクシー事業者の誰一人として発言しなかった。

ほとんど記述がないということは、タクシーは期待されていない証拠だ。

以前、このブログ記事で『運転手は淘汰され、乗務員が残る』を触れた。
その記事では、エントリーとの主旨がズレてくるので、
別の機会に書くとしたが、ここで改めて書いてみたい。

タクシーは『地点移動の手段でしかない』と考えている人が多い。

乗客側も、昔のままで『客と乗務員の主従関係』をことさらに出す。
少し気に入らないことがあれば、すぐにタクシー会社にクレームをつける。
前向きなクレームなら真摯に聞くが、ただの言いがかりの方が圧倒的に多い。

これでは、お互いに、ほどよくいい関係など築けない。

・タクシーはこんなこともできる
・タクシーはあんなこともできる
・だから、我々にやらせろ

この業界は、なんで、こんな程度のことが言えないのか。

業界紙を見ても『ライドシェア反対!』とか、
何十年も前からの『負の主張』しかようやらない。
私も、ライドシェアには反対だが、
これは『白タクに公共交通の安全性が担保できるのか』ということと、
にわか白タクで『さまざまなニーズに即座に対応できるのか』が、
主な反対の考えである。

近隣のタクシー会社が『予約制・乗合タクシー』を開始する。

取り組み姿勢は一定の評価に値すると思うのだが、
別段、過疎地域でもなく、少し不便な山すそのエリアに限定。
さらに『毎日、何度も、定時運行』ではなく、
お客さんが『事前に予約して、一定の人数が集まれば運行する』。
憶測だが、行政の補助金目当てと、運行許可や免許上の既成事実作り。

こんなものは『ただのパフォーマンス』で『すぐに廃線』となろう。

限界集落がある山間部や中山間地のような『過疎地域』ならまだしも、
運行ルートをみたら『市が委託するコミュニティバスの補完運行』である。
だったら『既存のコミュニティバスに助成金を増額して増便したらいい』。

本当に来てほしい山間部には、赤字でも『近鉄バス』が頑張っている。

だが、高齢化がさらに進むと、近鉄がどう判断するかはわからない。
昔なら『国鉄バス』が責任を持って赤字路線を走るところだが、
もう、すでに民営化されたJRが、やるわけない。

バス事業者も、ハイタク事業者も・・・。

・お客さんのことも見ていないし
・運転者のことも見ていない
・見ているのは、自社利益と地域での名誉だけ

事前予約運行なんて『とても冷たいサービス』だと思う。

公共交通の空白地帯でのライドシェアや、
将来の自動運転化は『必然』だと思う。
だが、こと大阪などの『都市部』では、
そんなことは、後回しでいいのだ。

大事なことは『旅客運送』ではなく『公共交通としての自覚』だ。

先日も書いた『7つのルール』で、
私は、運賃の多寡によって、サービスの質は変えない。
特に、お客さんの方が恐縮して乗られる近距離に関しては、
気持ちよくお送りして降りていただくことに注力している。

そのひとつの表れが『チップ(お祝儀)の多さ』だ。

チップ欲しさで愛想よくしても、
それは見抜かれる。
公共交通として、きちんと、やるべきことをやり、
120点以上の仕事を提供するからこそ、
多すぎるんじゃないか・・・と思うお祝儀をいただけると思っている。
自慢するつもりはないが、駅待機の班ではトップのお祝儀を手にした。

今月15日で締めた、一か月分のお祝儀は過去最高の28千円を超えた。

タクシー事業者は、配車システムや配車アプリのことばかり言い、
ライドシェア反対、ウーバー締め出し、そんなことばかり。
今の配車アプリも『利用者をいかに効率よく乗せるか』しか見ていない。

降車後に、どのような楽しみに行きつくのか、そんなことは全く考えていない。

飲食に向かうにしろ、
レジャー施設に向かうにしろ、
営業先に急ぐにしろ・・・。

お客さんは『路線検索』を『普通に使いこなしている』。

その上で『電車だったら遠回りで時間がかかるからタクシーにしよう』、
あるいは『バスは安いけれど回り道をするし、タクシーで一直線に行こう』、
こうやって、タクシーを選択し、まずは『時間』を買っていただいている。

ハイタク業界は『何を買っていただいているか』を全く考えていない。

私は、今のところ『スマホは持たない派』を主張している。
だが、実際に、ドアートゥドアーサービスに必要な道具になれば、
ガラケーからスマホやタブレットに即座に変更する。
仮に変更しても、のべつまくなしに入ってくる、
お友達からの『おしゃべり情報(チャットやLINE)』には参加しない。

現状あるハイタク業界の配車アプリは『過渡期のもの』で『大した脅威ではない』。

これくらい、遅れている業界で、決断も行動も遅く、
アイディア出しも何もできない寡占業界だからこそ、
パーソナライズされたサービス提供で『しばらくいける』と踏んでいる。

どうあれ、地域の、近隣のお客さんに食べさせていただいているのだ。

今後、タクシー業界が変わるとすれば、
従来の、牛耳っている業界団体や所属会社が駆逐され、
それこそソフトバンクやヤフー、グーグルなどが、
この腐った業界に乗り込んでくると大きく流れが変わるだろう。

各社で用意したり自社開発する配車アプリなど、そのうち消える。

通信関連やIT関連が交通事業に参画すれば、
配車アプリなど『ひとつあれば十分』で、
国内に一か所のデカいサーバーで自動配車したら、
日本全国カバーできるし、今でもそれくらいの技術力はある。
極端な話し、タクシー会社など国有化して再構築したらいいのだ。
あるいは『通信系』の企業がハイタク事業に乗り出したら、
かなり、まともな業界になるだろう。

邪魔をしているのは、ハイタク業界と天下りを期待する護送船団だ。

今、タクシーを運行する2/3は高齢者の嘱託運転手で、
そういう人たちに『スマホやタブレットの使い方を勉強してね』とか、
どう考えても『無理難題』を現場に押し付けている。

はっきり言って、タクシー会社の経営・管理部門に賢い人はいない。

さまざまな交通に関する情報が、
どんどんITに集約されて、
それを通じて、予約や配車につながり、
無駄がない運行になっていく。

そういう形態に変化すると、若い世代の雇用の受け皿にもなる。

AIで自動運転は可能になろうが、
便利になり過ぎて必要な雇用まで奪っては、
失業者が増えるだけで、
せっかくのAIのサービスすら受けられなくなる。

そんな時代を前に・・・。

我々乗務員も、利用者も、
何ができるのかを考え、これから何をやらなければならないか。
いつまでも『主従関係』で『間違った「お客さまは神様」』の認識のままだと、
あんまりよろしくない結果になるのじゃないかと、私は思っている。

まぁ、いまのところは『ほどよくご利用いただく』のが最善である。

※時事問題については、筆者個人の考えです。

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※知的刺激の材料として活用いただくために、
 あえて誤解を招くような過激な表現をしている場合もあります。
 『こりゃ違うんじゃないか』と疑問に思うところから、
 発想や気づきを深めるきっかけにしていただければ幸いです。
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地下鉄:門真南駅/JR鴻池新田駅/京阪:門真市駅周辺での、
夜間タクシーのご用命はお気軽にお電話ください。

電話:080-6187-8665

・営業時間…18:00~翌2:00
・定休日……毎週火曜日
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●三が日も今日でおしまい。

2018年01月03日 | 旅客運送事業
新年特別輸送体制のため、
ブログ更新は4日からとさせていただきます。
みなさまにとっていいお正月でありますよう祈念申し上げます。

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