●世間のB面<暮らしの落書き帳> (太田肇司:著/Tany/JF3TBM/JA3-35122)

日々の話題を落書き風に綴っています。
文責:太田肇司(319Tany)
jf3tbm@yahoo.co.jp

●身近に起きた寂しいこと。

2018年06月18日 | 生きている証、生きてきた証
かつて同じ会社で働いた同業者のF先輩、ここしばらく姿を見かけなかった。タクシー屋は、いわば日雇い労働者のようなもので、日々出庫して水揚げを上げないと、蓄えがなければ途端にカネに詰まってしまう。F先輩も『宵越しの銭は持たない』という、少々極道系ではあったのだが、意外とお茶目でおもしろい人だった。そこに飛び込んできた情報が・・・。


【写真:先頭車両が、当の先輩が乗っていた営業車】

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◆亡くなりはったらしいで・・・。
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何か、イヤな虫の予感がしていた。

こういう情報は同業者間でも、
すぐに伝わり『やっぱり・・・』としか言いようがなかった。
5月20日過ぎくらいから顔を見ず、

『また、パチンコか酒飲みに行ってんのとちゃうか』

いくら『宵越しの銭を持たない人』も、
カネが尽きたら博打代と酒代くらいは稼ぎに出てくる。
だが『どう考えても「もう、カネ、底尽きてるやろ」』だった。

待機場でも『誰か、家、見てこいや』同業者のMさんが言った。

家は知っているが、万一・・・ということもあり、
私が第一発見者になるのも『ちょっとイヤやしなぁ・・・』で、
まぁ、そのうち何か情報が入るやろ、と。

近隣の飲み屋の客が『あいつ、どないしとんねん』と様子を見に。

顔を見なくなってすでに3週間が経過し、
家の周囲には臭気が立ち込めていた、という。
結局、警察と家主が立会いで現状確認。

検死の結果、亡くなられて、すでに3週間以上。

大阪に身寄りもない人で、役所の直葬であった。
ちょっと気が短く、勤務先でもストレートにモノを言う人だった。
もともと『あっちの世界の人』だったが、
普通に、客待ちでおしゃべりする分には面白い発想の人で、
近距離のお客さんほど大事にお送りする、
ある面では尊敬に値する先輩だった。

かつて、家族がいらっしゃったと聞いたが。

1年ほど前に寝屋川のあたりで、
『前妻と子供の姿を車越しに見た。でも見ただけでええねん』

ちょっと照れながらも、どこかしら哀愁を感じた。

『結婚生活は苦労も苦痛もあるのだけれど、
 やはり独身生活は寂しく侘しいもんや、
 家族持ちのような喜びなんてのは、ほぼ無縁。
 どうしても博打や酒に走ってしまうねん・・・』
そんなことをよく言っておられた。

ブレーキをかける人が周囲におらず、結果的に好き放題になってしまう。

まぁ、あの破天荒な性格からか晩年は1人でアパート暮らし。
死因は脳梗塞とかの病死と聞いたが、
寂しい最期だったろうに・・・。

F先輩、いろいろお世話になりました。

ゆっくり休んでください。
あの世で、あんまり酒飲んだらあきませんで。
博打もほどほどに、しといてくださいね。

ご冥福をお祈り申し上げます。

合掌。

※この記事は、法に定まる表現と言論の自由に則ったエッセイであり、
 公人を除き、登場する個人・団体名は全て架空のものです。
※時事問題については、筆者個人の考えです。

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 あえて誤解を招くような過激な表現をしている場合もあります。
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●いたずら。

2018年02月22日 | 生きている証、生きてきた証
中学時代、高校時代は『いたずら三昧』の日々を過ごした。その一部を書いてみたい。


【写真:全戸、内鍵がかかって『開かずの間』となった女子トイレ(イメージ)】

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◆便所は、いたずらの宝庫。
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中3の頃、体操部にいた女子から相談を受けた。

・女子『2年に、生意気な後輩がいてるんやけど、懲らしめたいねん』
・わし『だったら、おまえが先輩風を吹かせて、いびったらええやん』
・女子『うーん、そこまででもないねんやなぁ』
・わし『おまえ、体操部やったなぁ』
・女子『そうやで』
・わし『ほな、2年がおる2階の女子トイレ、全滅させたったら?』
・女子『へ?』
・わし『あのな、便所の内鍵締めて、
    上から出て全部の便所を開かずの間にするんや』
・女子『おもろい!。んで、誰がすんのん?』
・わし『おまえに決まってるやろが。体操部やろ』
・女子『えー!あたしがすんのん!』
・わし『あほ、オレが女子トイレに入るわけにいかんやろが』
・女子『わかった。体育の時間に抜け出して、全滅させたる』
・わし『ドアノブに足のせて、ひょいと上のスキマから出られるやろ』
・女子『うん、だいたい、そういうことやと思うたわ、あはは』
(※体操着でイタズラを仕掛けるのは、多少汚れても目立たないから)

学校のトイレは、おおかたがドアの上に人が出入りするくらいの空間がある。

この体操部の女子は、体重は重いがノリが軽く、
高いところに登るのも、サルのように、
ひょいひょい登って降りてくる。
その運動能力には舌を巻いた。

・女子『やってきたった!。休み時間が楽しみやわ!!』
・わし『でかした。休み時間、見にいこうぜ!』

案の定、2階の女子トイレは全戸開かずの間で『騒然』としていた。

私が通っていた中学校は、
3年生が3階、2年生が2階、1年生が1階と、
学年ごとに『階』が分けられ、
3年生が2階のトイレを使うのは誰も文句を言わなかったが、
2年生が3年生のいる3階を『うろつく』だけで、
スカートの長いスケバンに睨まれ『なんや!』と、
いちゃもんをつけられ、1級違えば『虫けら扱い』の学校だ。

結局、2年生が1年生のいる1階になだれ込んでいた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

また違う日に、ある女子が何かの授業で女の先生に逆らった。

先生は、教職員という立場を忘れたのか、
教室は『女の戦場』と化した。
結局は、教職員という立場を思い出した女の先生は我に返り、
バトルになった女子生徒を職員室に呼び出した。

相当、とっちめられたようだった。

・女子『あのセンコウ、腹立つわぁ!』
・わし『そんなら、仕返ししたったらええやん』
・女子『もう、授業中の戦いはイヤやで』
・わし『あのな・・・』

だいたい、こういうイタズラネタは、
ほとんどが深夜ラジオで仕入れていた。
ウチの学校だけではなく、
全国津々浦々で仕掛けられていたようである。

職員便所の便器に『サランラップを貼れ』という計画になった。

昔の学校の便器は和式である。
その便器にサランラップを『ピンピンに引っ張って貼る』のだ。
10分間の休憩時間には職員も生徒もトイレに殺到する。

『うぎゃあああああーーーー!』職員便所から奇声が響き渡った。

限られた時間で用を足すとき、
和式便所の便器の様子など、
誰も、いちいち確認しない。
目当ての女教師が『サランラップ便器』の餌食になった。

休憩時間の次は、女教師が授業でウチのクラスにやってくる。

普段は『ジャージ&つっかけ履き』の先生だが、
どういうわけか『通勤用のパンツスーツとパンプス姿』で少し遅れて登場した。
何も事情を知らない男子生徒が・・・。

『先生、どないしたん、えらいオシャレして。今晩、デートか?』

まさか、便器にサランラップが貼ってあって、
慌てて用を足そうとして自爆した、とは言えない。
つっかけで『地雷を踏んだ』とは口が裂けても言えなかっただろう。

しれーっとした顔で授業が始まった。

先生のオシャレの理由を書いた『機密文書』が回覧で、
クラス中に瞬時にして伝わり、
回覧に気づいた女教師が泣きはじめ、授業が中断した。

今から思えば、うら若き乙女・・・?

まだ大学を出て数年の20歳代の女子が教員なのだ。
嫁入り前の女子教員が『便所の地雷を踏んで自爆した』となれば、
もう、泣くしかなかったのだろう・・・。

その日の放課後、職員会議があったようである。

翌週の月曜の全体朝礼で、
美化担当だか、風紀担当だかの教師が壇上で・・・。

『最近、トイレにいたずらする生徒がいるようです。
 多くの人が迷惑するので、やめましょう』

やめましょう・・・ってか。

そんなんで、いたずら盛りがやめるはずがない。
おもしろがって体操部の女子が、また体育の時間に抜け出し、
今度は、女子職員便所を全戸開かずの間にしていた。
女性教職員が用を足せず、右往左往して授業開始が遅れた。

現代なら『威力業務妨害』になるかも知れないが牧歌的な時代だった。

しばらくの間、3年生以外、教職員を含め、
全校で便所が戦々恐々としていたのが笑えてくる。
その後『便所のイタズラはやめましょう』の貼り紙が掲示された。
だが、3年生の便所は何もなく平和な時が流れていたのである。

もっと過激なのは・・・。

私が中学生の頃は日教組が全盛の時期だ。
日教組の集会があるときは『自習』になり、
たびたびどころか『しょっちゅうのこと』だった。
私たち、悪ガキは、ある貼り紙を作って職員室横の掲示板に貼った。

『職務怠慢。共産主義反対!』

この貼り紙は、すぐに剥がされ、
職員会議で、相当に問題になったと後で聞いた。

だが、卒業まで『全戸開かずの間の便所』や『サランラップ便器』、
『反共ビラ』、どれもバレることなく卒業に至った。
今と比較したら娯楽が少ない時代。
校内暴力などは局所的にあったようだが、
それよりも『権力者に立ち向かう』のが愉快だったのだ。

もう、あれから39年。時効だから、ここに記す。

※この記事はエッセイであり、
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●オムライス。

2017年10月10日 | 生きている証、生きてきた証
1年ほど前から、どうしても行きたかったカフェに、やっと行けた。


【写真:そのカフェで、オムライスとアイスコーヒーを頂く(写真:イメージ)】

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◆そのカフェは、オーナーの生きている証だった。
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1年ほど前、ある情報番組で、そのカフェが紹介された。

若い人が喜ぶような流行りのカフェではなく、
どこの町にもある、普通の喫茶店。
だが、私にとっては訪問するのに、
とても勇気がいったが、とにかく行ってみた。

家から、電車を乗り継いで約1時間。

初めて訪れたときは『定休日』で、
門前払いを食らった。
『お前が来るには、まだ早い』と、
天の声に言われている気がしたが・・・。

だが、定休日がわかったので、
その曜日を外せばいい。

公休日、早起きして行ってみた。

ちょうど、ランチ時を少し過ぎて、
落ち着いた時間を見計らって、
評判のオムライスを注文した。

昔ながらの喫茶店のオムライスで、懐かしく美味しかった。

たいてい、初めて行ったお店でも、
オーナーさんと話しをする。
だが、今回だけは、
なかなか話のきっかけが見つからない。

『1年ほど前、テレビで拝見して、どうしても来たくて来ました』

そう、正直に言ってみた。
オーナーさんに少し、顔色の変化があったが、
すぐに笑顔に戻り『そうですか、わざわざありがとうございます』の一言で救われた。

『アイスコーヒー、頂けますか?』

食後の一服に、私の場合、コーヒーはセットだ。
まずは、一言が進み、世間話に入った。
暑いの、寒いの、お元気で何より・・・みたいな、
どこの喫茶店でも交わされる『普通の会話』である。

『どうして、わざわざ来てくれはったんです?』

向こうから、話しを切り出していただいた。
『気になってましてね』の一言に凝縮した。
訪問するのに、とても勇気がいった。

このお店のオーナーさんはご主人を32年前の夏、事故で亡くされている。

事故で、生活が一変した。
女性が、育ち盛りのお子さんを抱えて、
これから、どうやって生きていくのか。

『気がついたら、30年、店、続けてますわ』

私は、決して興味本位で来たのではないのだが、
事故のお身内には、そっとしておいてほしいはず。
まぁ、テレビの紹介も受けていらっしゃるから、
言葉に気をつけながらも話し込めたのがよかった。

『気がついたら30年、無我夢中やったけど、
 孫もできて、今やから言えるけど、お店続けてきてよかった。
 好きなことをやって、暮らしていくのが一番の供養やと思うてます。
 お父さんが残してくれはった、何かがあるんやろね。
 こうやって、気にかけて遠くから来てくれはるお客さんも、
 いてくれはる。まだまだ、日本も捨てたもんやないね』と。

最後は、何かお互いの健康を祈る、みたいな感じで店を後にした。

『また、来ますわ』
『ぜひ、次は奥さんとご一緒にね』

生きてきた証を味わった、特別なオムライスだった。

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