アマチュア無線の全盛期には、日本のアマチュア無線用アンテナメーカーは沢山あったのだが、いつのまにかに淘汰されてしまった。
かつては、TET、LUSO、RAK、マルドル、ARAKI、ミニマルチ、アサヒ、マスプロ(アマチュアから撤退)、アンテン(アマチュアから撤退)などがあって、各社特徴のあるアンテナを提供していました。現在でも、ダイヤモンド(第一電波工業)、クリエートデザイン、コメット、サガ電子、ナガラ、ラデックス、日高電機などは頑張っています。
日本のアンテナメーカーは性能はいいのですが、概してパワーが入らない仕様のものが多い傾向です。(中にはハイパワー仕様もありますが)。これは価格を抑えるためかなと思います。米国のアンテナは免許制度の違いもあり、ハイパワー仕様が多いように思います。米国のエクストラ級だと、面倒な検査なしで1.5KWまで出せますから。
もう30年以上使っていた、ARAKIの430MHz_GPを下ろして、デュアルバンド(144/430MHz)のGPに換装しました。当時はFT-736をメインで使っており、デュアルワッチ機能が無く、安かったからかなと思います。(FT-736のアンテナコネクタはバンド毎にある)
長期間風雨にさらされていましたが、ボルト・ナットを含め発錆びはありません。
購入当時の、取説がありました。有山工業はアマチュア無線のアンテナからは撤退しました。
古い割には非常に綺麗な状態なのですが、惜しむらくは下ろした時どこかにぶつけたようで、ラジアルの1本が少し曲がってしまいました。折れるほどではないので、このまま保管します。
福岡では、15~20年ほど前まではアマチュア局が多く運用しており、430MHzも結構使われてました。正月のQSOパーティ時は、430MHzで一度CQを出すと呼ばれ続け、20局くらいは比較的楽に交信できたのですが、最期はがらんとしています。144MHzでさえ、一日に数局聞こえる程度まで運用局が減っています。430MHzはそういう状況なので、あまり使い道はないかもしれません。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます