なぜ、あなたはいつも遅れてくるのですか?
故小林正観さんのエピソードです。前回の話から、外れますが、「約束時間を守る」ことに関連してのお話なので、書きます。
正観さんは、主催のバスツアーの休憩時などは、集合時間に対して10分遅れて来られていました。ある時、参加者のお一人が、正観さんに言ったそうです。「なぜ、あなたは集合時間にいつも遅れてくるのですか?」と。質問というより、質問風にした不平不満クレームかもしれませんね。
正観さんの答えはこうです。「主催者、リーダーである私が、集合時間にキッチリと合わせていたら、他の人たちが、“遅れないようにしなきゃ”と緊張します。楽しいものでなくなります。5分前には戻っておかないととなります。友人達とのんびりお土産を見てまわることができません。なので、私自身が、少し遅れることで、皆さん、のんびりと行動できます」(たぶん、このようなニュアンスでした)
「なぜ遅れるのか?」と問うた人は、“正論”です。しかし、正観さんの答えは違います。愛情に満ちています。正観さんの著作にもある、まさに『ただしい人から、たのしい人へ』です。
もちろん、“正論”どおりの方は、それでよいです。但し、他の人に、同様のことを強要してはイケません。
私は、“約束どおり”“先約優先”“喜ばれる存在”などなど、正観さんに学んだことを、できるだけ、“実践”しています。しかし、それを相手には、強要しません。「けしからん!」と言いません。ただし、クールには観察していますよん(笑)
「正しい人」ではなく、「楽しい人」でいたいです。
ひいては、それが、“宇宙の法則”に合っているし、ツイているし、オモシロイほど、人生がラクで、楽しくなります♪
(つづく)