ヨーロッパの限りない大地

ヨーロッパの色々な都市を訪問した思い出をつづっていきたいです。

アミアンの大聖堂の恥じらう後ろ姿

2020-01-30 20:42:46 | フランス物語


アミアンの駅から、大聖堂方面に向かいます。

そしてまず、画像のような、大聖堂の後ろ姿に出逢いました。

この角度だと何本もの補強用の梁が目立ちます。

もともと大聖堂は神々しさを出すため、内部の高さを追求しています。

更にアミアン大聖堂は東側、つまり後ろ側に縦長のステンドグラスが密集しています。

つまりかなり脆弱な構造になっており、それを補うためには外側の多量の梁、飛び梁が必須です。

梁にも装飾は施しているようですが、基本的には縁の下の力持ち、的な役割です。

威風堂々としたファサード(正面)や横からの姿、更に内部の神秘的な雰囲気と違い、このような角度で見られるのは、恥ずかしいことかもしれません。

でも地味に支えて維持し続ける姿も、やはり一つの神々しい姿であると言えるでしょう。

この姿を心に刻みながら、大聖堂正面に廻っていきます。




(週刊ユネスコ世界遺産 第82号 講談社 を参考にしました)

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