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「格言」30分de一巻 Vol-20

2017年03月11日 | Good News
長々したお説教を好む人は多くはない。如何に短い言葉で確信をつくか。そう、それこそ今回の書、「箴言」に見ること。本書は律法書ではなく、道徳訓でもない。原語ヘブライ語で「格言」を意味する「マーシャル(מָשָׁל)」のタイトルが示す通り、物事の本質を一言で言い切った金言集となっている。一般会話に登場することのない「箴言」という日本語タイトルの由来はわからないが、文字を見ると、「箴」の漢字には「針」という意味もあり、人の心をチクリと刺す戒めの言葉という意味になる。

格言はどの国にもある。最近流行った「逃げるは恥だが役に立つ」もどこぞの国の格言だ。国や文化的背景によって様々で、日本のものには「金は天下の回りもの」「蛙の子は蛙」「溺れる者は藁をもつかむ」などであろうか。へブライ社会の格言の特徴はと言えば、そのベースがどこの国とも異なっていることだ。それは、箴言1章7節、9章10節、15章33節にあるように、「主を畏れることが知恵の初め」。これが聖書的格言の礎だ。

主を畏れることは知恵の初め。無知な者は知恵をも諭しをも侮る(1章7節)
主を畏れることは知恵の初め。聖なる方を知ることは分別の初め。(9章10節)
主を畏れることは諭しと知恵。名誉に先立つのは謙遜。(15章33節)

原語ヘブライ語タイトルの「マーシャル(מָשָׁל)」の言葉には、比喩、比べる、という意味もあり、へブル文学の特徴的表現法である対句法を用いている。つまり、似たような、あるいは対比する言葉を並べることで一つの真理をわかりやすく伝える手法だ。モーセはイスラエルの民に律法をくりかえしくりかえし語っていたが、若者や子供に律法伝聞だけでは不十分。そこで「我が子よ!」と、父が子に対して、先生が弟子に教え諭す形で、「今をどう生きるか?」への具体的な生活ガイドとして与えられたのが本書なのだ。

だから本書には、律法や死後の世界など、形而上学的世界はない。「苦手な人とのお付き合いをどうしたらよいか」「あの人、許せない!」とい日常生活での対応、明日をいかに乗り切るか、の知恵が具体例を用いながら一言で真理をついている。前回の詩篇は学ぶものではなく謳うものだった。そして今回の箴言は学ぶものではなく、ただ実践あるのみの書なのだ。

とは言え、基本的な本書の概要程度は知っておこう。本書は、冒頭に「ソロモンの箴言」とあるように、ソロモン王の治世であるBC900年頃、今から三千年前に書かれた書物だ。真理は国や時代、権力によって変わることがない。神様に何でも望みを願い出よ、という場で、ソロモンはお金でも権力でもなく、「知恵」を求めた。彼のひたむきな「知恵」への情熱から本書が生まれ出たのだ。ソロモンが語ったおよそ3000の格言のの主要部分が本書にまとめられている。

また本書の構成として、7つに分けられる。

 1章7節まで: 序文
 1章8節から9章: 知恵の勧め/知恵とはなにか
 10章から22章16節: 本書の心臓部であるソロモンの箴言
 22章17節から24章: 賢人の言葉(文体が少し変わる。)
 25章から29章: ソロモンの格言をヒゼキヤ王が編集しなおしたもの
 30章: アグルの言葉
 31章 レムエルの言葉/高貴な妻への賛歌

ユニークな点は、1章と8章に、本書のテーマである「知恵」が擬人化されて語っているシーンがある。(1章20から33節、8章1章から9章6節)この「知恵」はヨハネ伝冒頭に登場する「言」、イエス・キリストその人である。

人間は失敗をする。失敗は人生の糧であり、その手痛い経験によって成長を見せる。しかし、回避できるものなら回避すべきだ、というこれも事実だ。失敗には、いい失敗と悪い失敗がある。いい失敗とは、知らなかったことに遭遇した故の失敗だ。未経験の出来事をうまく対応できないのは、ある意味当然であり、この失敗を通して学ぶ。いい失敗とは体験的には人生に必要なことなのだ。

一方、悪い失敗とは怠慢、偏見、自分勝手な思い込み、自己中心な思いから生じるもの。これは断固回避しなければならないが、そこで私たちは二人の大先生から学ぶことができる。一人は「体験先生」。いい失敗で学ぶように、体験という手痛い思いを経て、回避を学ぶ。しかし、もう一人の先生、「聖書大先生」に学ぶなら、痛い思いをすることなく学ぶことができるのだ。

箴言の意味を「格言」に則って一言でいうなら、「転ばぬ先の杖」だ。聖書版格言の本書は、いい失敗も悪い失敗も完全データ化された失敗学の教科書なのだ。ここにあるのは「真理」なのだ。しかし、従わないが故に、それが教訓として生かされないまま、様々な事故や犯罪が繰り返され続けているのがこの人間世界。

箴言ばかりでなく、聖書全体を見ても、それは決して単なる偉人伝ではない。何千年にも亘るユダヤ民族の失敗談、預言者や弟子たちのやっちまったレポート満載の偉大なる失敗の書が聖書なのだ。私たちは、それら失敗の歴史を知り、仮想失敗体験をすることで、人生で回避すべき悪い失敗を最小限に抑えることができる。そのために与えられているのが本書「格言」なのだ。

最後に、実践あるのみの本書がどれほど日常生活に適応されるものか、実例を挙げ、「あなたのお悩みを一気に解決!」といってみよう。どれも、絶対の神様からの一球入魂、一発必中の真理だ。

穏やかな心は肉体を生かし 激情は骨を腐らせる(14:30)
 怒ってばかりいたら健康に悪いよ!感情的に過剰に反応しても問題は解決しない。

柔らかな応答は憤りを静め 傷つける言葉は怒りをあおる。 (15:01)
 怒ってはいけないけど、怒らせてもいけない。

忍耐は力の強さにまさる。自制の力は町を占領するにまさる。 (16:32)
 忍耐、自制の大切さ。

主は従う人を飢えさせられることはない。逆らう者の欲望は退けられる。 (10:03)
 経済のことで心配している人:カネのことより、神を心配しろ

牛がいなければ飼い葉桶は清潔だが 豊作をもたらすのは牛の力。 (14:04)
 教会内問題を一発で解決!深い!

人の心には多くの計らいがある。主の御旨のみが実現する。 (19:21)
 将来について悩んでいる人に。

幻がなければ民は堕落する。教えを守る者は幸いである。 (29:18)
 究極の格言!

これらの格言が一つでも霊にストンと落ちてきたら、一生応用することができる。特に格言は、具体的なイメージで、瞬時に適用が可能な真理だ。神様がソロモン王を通してくださったこの宝石の一つ一つを心に留め、日々の生活を導くガイドとして、ただ実践していこう





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何事も実践しなければ無意味・・・ (Mimita)
2017-03-12 10:51:39
今日のメッセージでいちばん、心に残ったのは、
「いただいた御言葉を実践しなければ無意味」

自分勝手に実践するのは、得意中の得意だけれど、
神様から与えられている戒めを実践するのは、苦手では、人生うまくいかないに決まってますよね。

ついつい、神様がなんとおっしゃっているかを忘れ、自分流の解釈で物事を進めてしまわないように、今日いただいた「生活に適応できる箴言、7箇所」と共に、日々の聖書通読でいただく御言葉を深く心に刻みながら、生活しよう!と決心しました。

また、今日は、「知恵の擬人化」=「イエス様」
であることを新たに学び、箴言がより身近になりました!
感謝です
大好きな箴言 (Kent)
2017-03-12 19:39:30
今日のメッセージは僕の大好きな箴言から語られました。(実は僕の名前は箴言22章の「賢人の言葉」から来ています)。日本に住んでもう1年以上経ちますが、いろいろと慣れない・分からないことの連続で、神様からの知恵を毎日求めなければ、日本での生活は本当に大変です!

人生に失敗は付きものですが、その失敗を通して悔い改めて学ぶか、挫折しまままで放っておくかが問題です。口では簡単に言えますが、本当に難しい課題だと思います。

箴言には、人生の祝福を得るのにはどうしたら良いかという事が沢山書かれてます。その御言葉に従って、神様の栄光が現れるように、そして周りの兄弟姉妹の祝福に繋がって行けるように、生きて行きたいと思いました。
「子よ、これが父の教えだ!」 (Mu)
2017-03-19 07:20:55
知恵を願ったソロモンが神様から与えられた究極の知恵が「箴言の書」。そこには小難しい法則とか、分かり難い定理などではなく、明日を如何に乗り切るかの知恵が具体的な生活ガイドとして記されている。特に“14章4節”はもう忘れられない!しかし、その言葉は活かされなければ意味がない。実践が出来て初めて、その真価を発揮するからである。

「子よ、これが父の教えだ。」と語られる本書を今回ほど愛情注がれる思いで読んだことがない。この人生を生き抜くための父なる神様の入魂の教えなのだ。神様はくだらない問題で、愛する子供(私)の時間が浪費されることを望まれない。教訓として生かされない失敗が繰り返されることを、何としても止めようと教えてくださる。 人生に失敗はある。しかしその失敗の中には、断固回避すべき、繰り返してならない“悪い失敗”があるのだ。

聖書は偉人の成功談ではない。偉大なる失敗の書、先人の失敗リスト。それを用いて、真の知恵であるイエス様が教えてくださっているように、実に具体的で、ちゃんと聞けば誰にでも分かる神様の知恵。自分の体験という不安定な先生に学ぶのではなく、聖書という真理に聞き、ただそれを実行してみよう!それが、神様に与えられた人生を生きるために真に必要なことなのだから。

主を畏れることは知恵の初め。無知な者は知恵をも諭しをも侮る。 (箴言1章7節は、MYお誕生日聖句!)
主からの忠告 (Takashi)
2017-04-15 18:33:23
箴言は私の好きな書簡で、わかりやすく、今でも通用すると感じている。
私の聖書にも多くの線が引かれている箇所で、
まさしく父親が子供に注意しているように私には優しく聞こえる。
時にはいけないと反省し、時には勇気づけられる。
前に好きな書はと聞かれ箴言と言ったことを思い出す。
この書を読み、注意深く歩めたらと感じている。
1日1節 (渡邊由佳)
2017-04-15 20:16:56
子供の頃、私の家庭では食事前に箴言を1章読むと言う事を行っていた。 しかし、幼かった私には言葉も難しいし、よく分からないと言うのが実際の所だった。それと、何となく箴言はメッチャ怒られているような気分になるから、あまり読みたくないと言うのが子供の私が箴言に対して抱いていた正直な思いだった。

でも、大人になって読んでみると、これ以上日常生活に適応しやすい書簡はない!と改めて驚かされた。 困った時、辛い時、何か失敗をやらかしてしまった時、箴言は真っ直ぐにメッセージを投げかけてくれる。そしてそのメッセージは、胸の中で何かがある度に思い出されて、私の行動の指針となってくれる。偉人の格言を日めくりカレンダーにするくらいなら、箴言を1日1節だけでも読むといいのではないだろうか? 私は、そうしようと決めた。
神様からのアドバイス (えんぢぇる)
2017-04-17 22:30:36
皆さん、箴言がもっと身近に、親しみ易く、感じてくれた様ですね。感謝します!そう、誰だって、ぐたぐたした長い説教なんか聞きたくない。大丈夫!神様はぐたぐたと長い説教をされるようなお方ではありませんから。皆さん、神様のアドバスは単純明快ですよ!
主からの忠告追記 (Takashi)
2018-02-10 13:36:42
まさしく聖書全巻は私たちが失敗せず、信仰生活を貫くための、転ばぬ先の杖となりえる書。
中でも箴言は、クリスチャンでなくとも必要となる格言であると感じる。
経験がなかったり、知識がなかったことにより発生した後戻りできる失敗(良い失敗)なら良いが、
怠慢、偏見、自己中等が引き金になって起こる後戻りが出来ない失敗を起こさないために、
箴言を通して私たちは学び続けなくてはいけないと感じる。
やってなんぼ (奈都)
2018-02-10 15:48:22
【アプリケーション】
31章あるので、毎日1章読めば1ヶ月で終わる。
当たり前だけど。
でもそういう所も、聖書って凄いと思う。
箴言の言葉がピンチの時、サッと出てくれば
しなくて良い失敗を防げるのだから
きちんと繰り返し読むべき。
特に自分の弱点を突いた箇所は、向き合うべきで
素晴らしいカウンセラーだなと思う。
箴言によって、正しい大人になりたい。

【メッセージについて】
読むは易く、行うは難い・・・それが箴言。
よくありのままで、救われます!
大丈夫です!
と言って貰えるクリスチャン業界ですが。
確かに救われたって、生きてる間は原罪があるから、どうにもならない部分が多々ありますが。
だからって、泥棒が泥棒のままクリスチャン
やって良いわけないし。
私達には、イエス様の事を人々に告げ知らせる
任務がある。
素晴らしいイエス様の話を、年中当たり散らしてる人間が話したって、聞き手には余り響かない。
年中愚痴っぽい人が、Hallelujah~とか言っても
気持ち悪いだけである。

ネズミの国では、ありのままで〜〜と歌ってられるかもしれないが、あれはどうなのだろう?
イエス様は私達の創造主であり、救い主であるから私達のどうにもならなさ、長所短所全て御存知である。
それでもなお、救ってくださるのだから
罪があっても、そのままで良いと言ってくださる
しかし私達側が、ありのままで
つまり原罪あるけど、それも含めての私~。
っておかしくないだろうか?

もちろん原罪は、死ぬまで私達と共にあるから
失敗はあるだろう。
でも何とか少しでも、戦えないだろうか?
もちろんそれは、神様からみたら雀の涙
蟻の捧げ物だが。
人類史上、初のクリスチャンは十字架に付けられた強盗だつた。
最も重い十字架刑に処せられたのだから
ちょっとやそっとの悪者では無かったのだろう。
でも右側の十字架に付いた強盗は
イエス様の言葉を聞いて、変わったのだ。
きっと彼の本来の性格は、短絡的で破壊的で。
だから強盗なんだろうけど。
彼は十字架上で、変わったけど
出来ればもう少し早く、変わりたいものである。
私も彼とそう変わらないが。

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