ゆきてかえりしひび――in the JUNeK-yard――

読書、英語、etc. jesterの気ままなおしゃべりです。(映画は「JUNeK-CINEMA」に引っ越しました。)

名もなきアフリカの地で

2004-09-23 | 映画 DVD TV
ホラー、スプラッタ、などは苦手です。特に娯楽系の映画で女の人が怖い思いをして(そのあと死んじゃう)映画は絶対だめ。かなり共鳴してしまうのよね・・・・。そんでその後プチトラウマになっちゃうの。
これを楽しんでみてる人がいるのね、と思うとそれだけで気分が悪くなっちゃう。

どうも映画を見るとき、出てくる人にかなり感情移入してみてしまうのです・・・・。所詮作り事なんだけどね~~ そう思えなくって。

でもなぜかホロコーストを描いた映画や本だけはすごく気になってしまいます。
かなり悲惨なシーンもあるしホロコーストものダメだっていう人、多いですよね。

自分で何故あんなに強制収容所に惹かれてしまうのか良く分りません。
(前世はユダヤ人だったのだろうか?) 
まず「これは本当にあったことだ」と肝を据えてしまうと、悲惨なシーンのある映画も見ることが出来るみたいですが・・・。
「何故あんなことが起こったんだろう」「極限で人間はどうなるんだろう」
っていう疑問がずっと心にあるみたいです。

小さい頃アンネの日記を読んで持った疑問を未だに持ち続けていて、アムステルダムのアンネの隠れ家まで見に行ってしまったほどです。(ちいさな隠れ家でした)アウシュビッツはまだ行っていませんが・・・・。

とにかく映画も本もホロコースト関係はほとんど観たり読んだりしていると思います。

最近では「トンネル」とか「名もなきアフリカの地で」とか、ホロコーストを生き抜いた人たちを描いたヨーロッパのいい映画もたくさんありますです。強制収容所のことを描いているというよりは、極限状態の中で、人間の尊厳とか、人間の底力とか愛とか、異文化交流とか、いろいろ描いていて考えさせられて感動してしまいます。「La Vita e bella」(Life is Beautiful)も、今は好きっていうのが恥ずかしいぐらいロバート・ベニーニについていろいろ批評はあるけれど、私は好きな映画です。(単純なので・・・・)

日本ではホロコーストというテーマはあまりポピュラーではありませんが、ヨーロッパではたくさんの文献があるし、映画やドキュメンタリーも真摯な姿勢でとられたいいものがたくさんあると思います。人類にとってもそうだけれど、ヨーロッパ人にとってあれは解決しなくてはいけない課題なんだと思います。どの映画も最後に救いがあるのは、作り手が人類の希望をたくしているからなのかも・・・。

というわけで、今朝は「名もなきアフリカの地で」(この邦題はひどいと思うよ、うん)のDVDを見ました。
劇場で見た時も思ったけれど、音楽が最高!もちろん内容もいいデス。


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