ゆきてかえりしひび――in the JUNeK-yard――

読書、英語、etc. jesterの気ままなおしゃべりです。(映画は「JUNeK-CINEMA」に引っ越しました。)

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光の帝国 恩田陸

2006-05-29 | 読書
「僕たちは、草に頬ずりし、風邪に髪をまかせ、くだものをもいで食べ、星と夜明けを夢見ながらこの世界で暮らそう。そして、いつかこのまばゆい光の生まれたところに、みんなで手をつないで帰ろう。」P132

前に書いた蒲公英草紙の前段階の作品です。
光の帝国―常野物語光の帝国―常野物語


常野物語の根底をなす短編集。「エンドゲーム」につながる瑛子と時子の「オセロ・ゲーム」や、春田家の末裔、光紀と紀実子の話がはいっています。

ひっそりと暮らす、様々な超能力のある一族。
超能力、なんてものにあこがれちゃう、凡人のjesterでありますが、こういうのを読んでると、人と違った能力を持つというのも大変なことなんだな・・と思います。

jesterの友達で霊感がある人がいるのですが、感じるけど、お払いができる程じゃないので、とっても嫌だそうです。
高校時代は尼さんになろうかと思いつめてるほどだったといってました。


感動的だったのは、本の表題でもある「光の帝国」。
ツル先生と常野の子供たちの切ない生活と哀しいラスト。
それが最後の短編、「国道を降りて・・・」などにつながっていくのが少し嬉しいです。

亜希子や倉田、三宅篤と美耶子など、恩田陸の真骨頂ともいうべき常野物語、これからどう広がっていくのか、楽しみです。

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4 コメント

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不思議な能力 (くっちゃ寝)
2006-05-29 11:29:40
私もjesterさんと同じで、「蒲公英草紙」から読み始めてしまったのでどうかな~と思ってましたが、時代的には蒲公英のほうが先になるわけなんですよね。

読むのにどっちが先でも関係ないのかな?



それにしても霊感のある人って、いるんですね。昔、山岸涼子の漫画で、自分や霊感の強い萩尾望都(だったと思う)の体験談を描いたのがあったけど、私ならご免こうむりたい、と心底思いましたよ~。今でもその漫画を思い出すとコワイです・・・。



「蒲公英草紙」のほうにTBさせていただきました。

Unknown (jester)
2006-05-30 22:13:41
くっちゃ寝さん、TB&コメントありがとうございます。



>昔、山岸涼子の漫画で、自分や霊感の強い萩尾望都(だったと思う)の体験談を描いたのがあったけど



ぎゃああ、「幽霊談」でしょ??

読みましたとも! ご本人が3頭身のギャグタッチなのにめちゃくちゃ怖いの。

その中でも、あの、寝てたら枕元に、顔にふきんをかけて座ってる人の絵が怖かったです~~

それと、漫画家さんが夜中歩いてたら、男の子が歩いていて、「何でこんな夜中に」と怖くなって走ったら、横の石垣の上を一緒に走ってた、とかありましたよね~~!!



ああ、今書いてても怖すぎで鳥肌立つう・・・



夢でいろいろ予知しちゃう漫画家さんは大島弓子さんだったと思います。

あの漫画、まじこわかったなあ~~
霊感漫画家・・ (igu)
2006-06-02 21:13:12
夢で予知したり変な物見たり・・・は、ささやななえ(今の名前は「ささやななえこ」)さんだったような・・・?!

ささやさんと山岸さんのホラーの恐ろしさは忘れられません。

怖いもの見たさで時々読み返してしまいます~~



恩田陸さんの常野シリーズ・・わたしは「光の帝国」から読みはじめました。もう数年前のこと。常野シリーズの続編を待っていたので新作が出たときは本当に嬉しかったです。

jesterさんがよくおっしゃる通り<暖かい涙があふれる>切ないのに清らかな光を感じるような物語ですよね。大好きです。
Unknown (jester)
2006-06-04 21:01:18
iguさん、こんばんは。

あれ?? 夢を見るのもささやさんでしたっけ?

なんかトンネルからモクモクと煙が・・・という夢をみたひとって大島さんだとばかり(もじゃもじゃの髪型だったような・・・)

いやしかし、あの漫画は怖かったですね~~

いまでも思い出します。

もしかしてiguさん、まだ持ってらっしゃるんですか???

ぎゃ~~ (読みたいけどトイレ行けなくなるからやめとこうっと)



常野シリーズ、本当にいいですよね。

『エンドゲーム』はまた雰囲気が違う作品でしたが・・・・

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