ゆきてかえりしひび――in the JUNeK-yard――

読書、英語、etc. jesterの気ままなおしゃべりです。(映画は「JUNeK-CINEMA」に引っ越しました。)

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ネバーランド 恩田陸

2006-05-19 | 読書
恩田陸さんもあとがきで言ってますが、これって「ギムナジウム物」にしようと思っていたということです。 萩尾望都さん系の、ということでしょうか。

ネバーランド
ネバーランド


地方の寮制の進学校の男子校。
冬休み、3人の男の子がさまざまな理由で寮に残る。
そこに、一人で暮らしている男の子がもう一人加わり、4人で自炊して冬を過ごす。

ミステリ仕立てで、ホラーっぽい要素も取り入れてますが、すがすがしい青春物であります。

4人ともスポーツは万能だし、頭はいいし、よく物事を考えてるし、で、みんな素敵なんですが、高校生の男のこって、こんなにすがすがしいのだろうか・・・・と考えてしまいますが・・・・

女性作家の書いたものって、『こうあってほしい』っていう気持ちがこもってしまうのかな。
男性作家が書いた女性のパターンが往々にして決まっているのと同じかしら。

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4 コメント

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男の子たち・・・ (igu)
2006-05-22 00:05:00
女性作家・・特に恩田さんの描く「男の子」って、

たしかにjesterさんのおっしゃる通りで、女から見て「こうあってほしい」という清々しく抽象化された少年たちですよね。



同年代の男の子を男性作家が書くと、もっと「未熟なケダモノ」で「盛りのついた不器用なオス」として描かれる場合が多いけど・・・



恩田さんの「男の子たち」って、だからこそ生々しい「ケダモノ」はちょっと嫌・・という気分の時にはとても心地よく読めます。

「少年」をそのまま「少女」に置き換えても通じる「性別の無い普遍的な少年期の存在」として書かれている気がします。

萩尾さんの「トーマの心臓」がそのまま少女達に置き換えても読めるのと同じものを感じます。
Unknown (jester)
2006-05-22 22:18:36
iguさん、こんばんわ。

どうも私は萩尾望都さんとか『26年組み』の漫画で育ったので、男の子ってああいうものかと思ってました。(爆)

いまだに「リトルランナー」なんかみて「あんな小さい男の子でも、あんなにスケベなの?」と結構ショックを受けたりして。

でもそれを映画ブログで書いたら、「あんなものでしょう」とお返事をいただいて、またまたショック・・・



だから恩田さんの小説に出てくる男の子は、とっても居心地が良いです。ありえないだろうと思いつつも・・・



でも、男性の書いた小説には出会ってすぐ寝ちゃうし、しかもすごい美人で、「こんな女の人いないよな~」っていうような、都合のいい女の人がよく出てきますよね。

それの裏返しなんでしょうか。
そうなんでしょうね・・ (igu)
2006-05-23 11:41:08
>それの裏返しなんでしょうか。



男性作家の書く女性って女が読むと本当に「こんな女の人いないよ~」と思うか「女はそんなことで喜ばないでしょう!」と思うかです・・・

私も男の子のスケベさにはショックを受ける方なので、ありえないとしても恩田さんの作品のような少年像のほうが好きなんです~

つくづく男女間の深~い溝を感じますよね!



あ、でも男性作家でも何故か山田風太郎は平気。

ものすごくスケベな表現もあるけど、出て来る女性たちが女が見ても惚れ惚れするような凛とした気品のある芯の強い女性たち・・・

で、基本は「純愛」なんですよね。

そんな女性たちに無償の愛を捧げて命をかけて戦う男達って、男性作家作品にはめずらしく女から見ても理想像に近いかも・・・



山田風太郎の明治物とか、剣豪物では「柳生十兵衛死す」なんてほんとに面白いです!大の男たちが恩田作品の少年のように「頭が良くてスポーツ?万能ですがすがしく」大活躍するんですもの~
ありがとう~ (jester)
2006-05-23 21:35:39
男性作家でもやけに女性心理が分かってる人もいますよね。

作家じゃないけど、「ハウル」の宮崎監督の映画って、なんか視点が女性的だな~なんて思います。



jesterは高村薫さんの小説にでてくる男性が好きだったりするんですけど、彼女は女性を書くのが苦手・・・というか、あんまり書かないですよね。



山田風太郎はむか~し1~2冊読んだことがある程度でした!

今度チャンスがあったら読んでみますね!

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