キンちゃんの「マイコレ」partⅤ

果樹栽培、自然観察、・・・そして時々人間観察等です。

香乱記(中)

2018-05-29 17:43:47 | 
主人公は斉の田横。

本巻は、秦が趙高に操られた二世皇帝の時代、「陳勝・呉広の乱」以降も全土で反乱が発生し、この時代の主役である項羽と劉邦が秦の首都である咸陽に迫る所まで。

田横は、田栄(兄)らと共に従兄の田儋(デンタン)を斉王として立てるが、戦いの中で田儋は死に、田栄が王となる。
その他にも各地で王が立つが・・、憶えられない。

秦には名将章邯(ショウカン)が登場し、各地で反乱軍を破って行く(斉王・田儋も)。
が、楚の項羽に敗れる。

劉邦の軍も咸陽に向かっているが、本書ではあまり詳しく無い。(斉との関係が、この時点では薄い?)

巻末には「馬鹿の語源」となった趙高と二世皇帝間の問答が紹介されている。
(18/05/23撮影)

自分的には、この時代になると、どうしても「項羽」の存在感に引っ張られてしまいます。
「力拔山兮氣蓋世 時不利兮騅不逝 騅不逝兮可奈何 虞兮虞兮奈若何」(訳:自分の力は山を抜き、覇気は世を覆うほどであるというのに、時勢は不利であり、騅も前に進もうとはしない。騅が進まないのはどうしたらよいのだろうか。虞や、虞や、お前の事もどうしたらよいのだろうか)
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