仙人をめざして

2011年1月新装 
 第1部「パン屋の気持ち」及び 第2部「疾風伝」は 2010年12月26日で閉幕

2024年 各紙誌掲載一覧 2024.10.9 現

2024年11月16日 | Weblog
 2024年 各紙誌掲載一覧                         2024.10.9 現


【手記】
① 2.12 毎日新聞   「みんなの広場」 新聞はもっと尖っていい
② 5.15 毎日新聞   「みんなの広場」 再び言う、記者はとがっていい


【詩】
① 詩集 木偶 126号    2編 「心が決めるんよ」 「休みたい」


【短歌】
① 1.10 聖教歌壇    亡き母のおくりし便りは千を超え上京してから五十年経て
② 1.11 毎日埼玉    久しぶり君を見つけた会場に驟雨を駆けた香りただよう
③ 1.17  聖教歌壇    「多数決!」「それ民主主義」と言う子いて「それは違う」と言えずうつむく
④ 1.18  毎日埼玉    我が娘赤子を抱いておじぎする未来の風が灯りをはこぶ   
⑤ 1.31 聖教歌壇    窓をぬけ香りとどける金木犀あなたの髪に溶けて染み入る
⑥ 2. 1  毎日埼玉    朝はやく少年たちが駆けぬける最後の影を北風が追う
⑦ 2. 5  潮 3月号 アルバムに貼らずにおいた一枚は父の遺影を抱く母の顔
⑧ 2. 7 聖教歌壇    湖を描こうと立てたカンバスに駆けよってくる少年ふたり
⑨ 2.21  聖教歌壇    あの夏に共に歩いた川べりで汚した靴はまだありますか
⑩ 2.22  毎日埼玉 手の先のコップを倒すことが増え老いゆくこの身苦笑いする
⑪ 2.28  聖教歌壇    「会いたいね」幼なじみの名があって届いたメールは「病室にて」と
⑫ 2.29 毎日埼玉  朝の窓あける指先とまどってそこに冬などいてほしくない
⑬ 3.13  聖教歌壇     誕生日まぶしい陽ざしが樹をてらす七十五ならやんちゃでいいさ
⑭ 3.14  毎日埼玉 暮れる街古い塗り絵の本のよう今日は一人でページをめくる
⑮ 4.11 毎日埼玉  春を待つ真冬の午後はたいくつで大判焼きなら粒あんがいい
⑯ 4.24  聖教歌壇    俺のこと光が要らぬキノコだと褒めたらしいが朝陽が好きだ
⑰ 5.15  聖教歌壇    手術だと告げる医師には笑みがあり吾はうなづきため息を吐く
⑱ 6. 5 潮7月号    今日もまた吾の気力を問うように竹は姿勢を変えずに立って
⑲ 6.12 聖教歌壇   乾く目に差す一滴が心地よい読み切れそうだ村上春樹
⑳ 7. 3 聖教歌壇   この道にたたずむ君がなつかしく今日は三度目ひとりで歩く
㉑ 7. 31 聖教歌壇     あなたへの手紙は明日出せばいい庭のアヤメに水をあげなきゃ
㉒ 8. 5 潮 9月号  気づかぬよう君との距離を遠くする今日は「またね」と言わずにおいた
㉓ 8.14  聖教歌壇     久しぶり君の手のひら握る午後この病室にさよならせねば 
㉔ 9. 5  潮10月号    同期生しずかに笑みし語りだす十九歳のエンプラ闘争
㉕10. 9 聖教歌壇    何人に恋をしたかと空あおぐいいややっぱり一人だけだと
㉖11. 3 東京歌壇    窓ぎわにすわり人待つふりをしてマックチキンを頬ばっている 


【俳句】
① 1.24 聖教俳壇    干し柿が大好きな俺妻は餅
② 3.28 毎日埼玉 逃げ水や君すむ街の遠くなり
③ 5. 8 聖教俳壇    古希を過ぎ春の夕べは空っぽさ


【川柳】
① 1.18  毎日埼玉    忘れまいあの日の君と冬の虹
② 1.25  毎日埼玉     水槽のメダカは河を恋しがり
③ 2. 1 毎日埼玉 地球って大きいんだと孫が言う
④ 2. 8 毎日埼玉 星の夜駅で賢治とすれちがう
⑤ 2.15 毎日埼玉 マフラーが道をさがして風に舞う
⑥ 3.14 毎日埼玉 春めいて君ががとつぜん鳥になる
⑦ 3.28  毎日埼玉  冬の陽に溶かされてゆく淡い恋


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