実は、J3世代は正直なところ得意科目ではありません。なにせまともなパーツカタログを所有していないからです。今回はクラッチ関係のパイロットベアリングなので、エンジンパーツリストの出番です。手元にあるのは、1967年12月版のエンジンパーツリストと三菱ジープ互助会ホームページで公開している1970年12月版エンジンパーツリストのみです。
以前から不思議に思っていたことがあります。車検証には、例えば原動機JH4-13(=J3R)やJH4-1B(=J3,J10,J11)という車両型式に対応する記載がありません。実は、JH4エンジンの中にも仕様変更があるたびに、JH4の後にこのような一連番号が設定されています。この1967年12月版エンジンパーツリストには、J3Rには、JH4-13とJH4-16の2型式が表示されています。JH4-1Bというものは、6V電装ジープ用でJH4の原型とされており、J3,J10,J11という車種に搭載されていました。JH4-13は、J3RとJ3RAという4WD右ハンドルのレバーコントロール12V電装の車両に搭載されていました。JH4-16は、J3Rという2WD右ハンドル車用に設定されていたものです。なんと2WD車が存在していたようです。JH4-16が2WDであるとの解説は、当該エンジンパーツリストには記載がありません。実に奥が深いです。
★三菱ジープ互助会★
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