子どもパークレンジャーの記録!

子どもパークレンジャーの活動を報告するブログ。

  第7回 「あんぱるぬみだがーまゆんた」の世界<12月3日(土)>

2006年02月02日 | 沖縄地区(2005年度)

実施日:12月3日(土)
実施場所:環境省国際サンゴ礁(しょう)研究・モニタリングセンター、名蔵(なぐら)アンパル干潟(ひがた)
活動テーマ:「あんぱるぬみだがーまゆんた」の世界
・干潟の生物が登場する民謡(みんよう)を通してむかしの人がどのように自然を見て、関わっていたかを考えます。
・民謡に登場するカニの観察を通してアンパル干潟の生態系を学びます。

あんぱるぬみだがーまゆんた紙芝居と民謡の練習
 アンパル干潟を舞台にした200年前の民謡「あんぱるぬみだがーまゆんた」の歌詞の意味や背景を紙芝居を使って、わかりやすく説明します。そして、民謡をみんなで唄(うた)い、唄に登場する14種類のカニについて、唄の中での役割を知っていきます。

民謡に登場するカニたち
民謡に方言(ほうげん)名で登場するカニたちと、実際のカニとのちがいや特性をくらべた推理を科学的な根拠(こんきょ)をまじえて説明します。
民謡の中で擬人化(ぎじんか―人間にたとえること)されたカニと、観察されるカニの生態とを科学者の視点から解説しました。 

アンパル干潟でのカニの観察
 民謡で唄ったり、説明を聞いたりしたカニを実際に干潟で探してみます。数種類のカニについて、その生態や干潟での役割を観察しながら学びました。

参加者の反応
 低学年の子が多かったが民謡の内容をよく理解し、唄もしっかり唄っていました。観察が終わった後に自分で見ることができたカニを唄の中から探すなどして盛り上がっていました。

事務局の感想など
アンパル干潟がラムサール条約に登録されたことを記念して、石垣市の協力を得ての実施となりました。文化と科学という2つの視点から自然を見つめ直すという内容とし、二方面から講師の方をお呼びしました。そのねらい通りの運営ができたと思います。豊かな自然と豊かな文化的背景に恵まれた市民に身近なアンパル干潟を今後も活用したいと思う。

取材:八重山毎日新聞、八重山日報、沖縄テレビ

報告:JPR沖縄地区事務局 大堀