JE8KQR 業務日誌 

JARL社員(北海道区域)2期目

質問を頂きました

2011年09月03日 | アマチュア無線
北海道内のJARL会員の方から質問を頂きました。

質問内容は 「包括免許に関し、どのような考えか?
        それに関し、何か行動の予定は?」
私は回答は…

包括免許に関しては、条件付で賛成。
条件とは、モラル(道徳)やマナーの面を向上させながら・・

包括免許に関連し、私が考えている具体的な問題点は2点あり
① オーバーパワーや申請していない無線機による運用
② インターネット回線と接続した通信(VoIP)における問題 

上記の①と②についてJARLが中心となって
モラルが向上する活動しながら包括免許の実現に向けた
折衝を行うべき・・と考えています。

(上記の②についての補足)
・1つの無線免許による異なる2つの地点からの同時運用
・同じ免許人による同じコールサインで 異なる2つの地点から運用
(移動する局・移動しない局の2つの免許で運用している等)

ごく一部の心無い人達による 乱れた運用スタイルが
人づてに知れ渡り、「この位なら良いか・・」というような甘えが
現状は有ると私は思います。
本来であれば、JARLの各支部や地方本部が
販売店や総務省と連携して、モラル向上の牽引役を担うべきと
私は考えております。

また具体的な行動を起こすか?についてですが
不法局の対策やモラル・マナーの向上を各支部が中心となって
活動しつつ、JARLは各無線機メーカー・JARDと連携し
総務省と折衝してもらう提案を考えております。

その理由としては、包括免許制度に変更してもらうには
現状の問題点を洗い出し、これを解決に向けた活動をしながら
制度変更してもらいたい・・と考えます。

このような 包括免許の事と不法局やモラル・マナーの事を
一緒に論じるのは、筋違いだと思われるかも知れません。

免許制度等の規則変更や緩和(変更)を決めるのは
総務省本省だけで決めるのではなく、各地方局(総合通信局)の
意見を求めるのだそうです。
役所の担当者も感情を持っていまから ただ単に
規制緩和を求めるだけではなく現状認識(問題点など)し
情報を共有しつつ実態や要望に沿った形へ規則を改正するのが
良いのでは?と私は考えております。

(質問を頂いた内容等は 一部 修正してあります)