自由自律(日本国&仙台&東京)・千葉 潤(無所属、jchiba)のきょうのひとこと

「他人事」のようにコメントしていた元総理大臣やマスコミとは別の視点で政治関連の動きをコメント。

「人道的介入」(2013/8/29)

2013-08-29 08:54:29 | 政治・時事

きょうは2013/8/29(木)です。

「人道的介入」(2013/8/29)

「『人道』で 介入しても 正当か? 救われるのも 『一時』と『一部』」-

 シリアのアサド政権が化学兵器を使用したと見られる問題で米国や英国などはシリアへの限定的な軍事介入を模索しているなどと伝えられています。中東・アフリカを訪問(→バーレーン、クウェート、カタール、ジブチ)していた安倍晋三首相も8/28のカタールでの記者会見でアサド大統領の退陣を求めました。

 おそらくシリアへの軍事介入を正当化するための国連安保理決議が採択される可能性はほとんどないのだろうと思います。現時点では米国などがシリアへの軍事介入をどう正当化するかというのはなかなか難しい問題です。そうした状況の下、あえてシリアの一般市民の生命を守るために「人道的介入」を行うということになるのならば、シリアの一般市民の生命の危機がどれだけ切迫した状況にあり、そしてシリアの一般市民の生命を守るために軍事介入以外に選択肢がないなどということを国際社会に十分に説得力のある形で示す必要があります。

 約10年前のイラクの大量破壊兵器疑惑とは異なり、今回のシリアの化学兵器使用疑惑ではどんなに少なくとも化学兵器による被害と被害者は客観的な証拠によって示すことができるはずです。まずは米国などは政権側による化学兵器の使用を裏付ける科学的で客観的な証拠を収集して国際社会に示す必要があります。政権側の会話の傍受や通信記録などでは証拠として不十分です。約10年前の過ちを清算するためにも今回は客観的な証拠を重視しなければならないと思います。

 その上で、あくまでも念のために付け加えておきますが、仮に「人道的介入」を掲げて限定的な軍事介入を行ったとしても、一部の人たちの生命を一時的に救うことができるだけであるということにも注意をする必要があります。もしも「人道」を理由にして軍事介入を行うのならば、シリアで人道的な新政権が樹立され、そして少なくともその新政権による統治が安定するまでの間は「人道的介入」を継続することが必要になるはずです。「人道的介入」を正当化するためには軍事介入の長期化も覚悟しなければならないということをあえて指摘しておくことにします。そもそも何のために軍事介入するのかということを絶対に見失ってはならないのです。

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