過去の今日の出来事etSETOraですヨ(=^◇^=)

過去の今日のTHE BEATLESだヨ(=^◇^=)

 

 ┏━━━━━━━━━━━┓ with appearance of Brian
 ┃ 『Let's Find Out』 ┃‡ recorded (wed) May 20, 1964
 ┗━━━━━━━━━━━┛ broadcast (wed)June 24, 1964
 Recording of BBC Light Program. Brian answers teenager's questions
 http://www.beatlelinks.net/forums/showthread.php?t=17008
 http://www.beatlelinks.net/forums/showthread.php?t=17043

 ┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛
  ┛ THE BEATLES 1966 Stereo mixing  ┛Studio 1 (control room only)
 ┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛11:00am-12:30pm
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━┓
①┃ ♪And Your Bird Can Sing♪ ┃remixes 1, 2, from takes 10, 6
②┃      ♪Doctor Robert♪ ┃remixes 1, 2, from take 7
 ┃    ♪I'm Only Sleeping♪ ┃remixes 1, 2, from take 13
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━┛
     ┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛
     ┛THE BEATLES 1966 Editing ┛Studio 1 (control room only)
     ┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛11:00am-12:30pm
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━┓
①┃ ♪And Your Bird Can Sing♪ ┃of stereo remixes 1, 2
②┃      ♪Doctor Robert♪ ┃of stereo remixes 1, 2
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━┛
  Producer: George Martin
  Engineer: Geoff Emerick
  2nd Engineer: Phil McDonald
  Mixes for『Yesterday... And Today』and『REVOLVER』
 ‡1966(昭和41)年5月20日(fri)
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 ①https://beatlesdata.info/7/09_andyourbirdcansing.html
 ①https://en.wikipedia.org/wiki/And_Your_Bird_Can_Sing
 ②https://beatlesdata.info/7/11_doctorrobert.html
 ②https://en.wikipedia.org/wiki/Doctor_Robert
*********************************************

 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
①┃ ♪Paperback Writer♪『THE BEATLES 1』 ┃Filmed on 20 May 1966
 ┃       ♪Rain♪『THE BEATLES 1』 ┃at Chiswick House, London 
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
②┃ THE BEATLES on film and television  1966 ┃
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
 (thu)19 May 1966『Twickenham Studio Promos』
†(fri)20 May 1966『Twickenham Studio Promos』Another two day shoot at Twickenham to produce more promos. The songs this time were 'Paperback Writer' (4 versions - 2 colour, 2 black and white) and 'Rain' (3 versions - 2 colour, 1 black and white).
 Shooting of clips for ♪Paperback Writer♪/♪Rain♪ at Chiswick House and Gardens, London
********************************************
 ①http://www.tvtalkin.esy.es/fab4tv/1966.htm
 ②https://en.wikipedia.org/wiki/The_Beatles_discography#Music_videos
 https://en.wikipedia.org/wiki/1_(Beatles_album)
********************************************
‡JUNE 9, 1966 Broadcast on BBC-TV's『Top Of The Pops』of clips of "Paperback Writer"/"Rain".

  DISC TWO
  JUNE 9, 1966
  14. Beatles Greeting
  15. Paperback Writer
  16. Rain
  17. Outroduction
 http://www.teenagedream-record-3rd.net/?pid=93387208

 ┏━━━━━━━━━━━┓ BBC's radio
 ┃ 『WHERE IT'S AT』  ┃ 1967/5/?(??)   rec.
 ┗━━━━━━━━━━━┛‡1967/5/20(sat) trans. broadcast
  Paul Promo
  John Introduces Sgt. Pepper
  Ringo Talks with Kenny Everett
  John Introduces ♪Lucy In The Sky With Diamonds♪
  John Talks with Kenny Everett
  Paul Talks with Kenny Everett
  Paul Promo 
  Note・・・The Beatles new album『SGT PEPPERS LONELY HEARTS CLUB BAND』had a special preview on the Kenny Everett BBC Light program,『WHERE IT'S AT』, playing most of the tracks from the album.
********* https://en.wikipedia.org/wiki/Dig_It_(Beatles_song)
 http://beatleslist.web.fc2.com/bbc.html http://www.webers-records.com/134_1420.html
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 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
①┃ The Beat Ballad Show Tour 1960 ┃Tour by Johnny Gentle & THE BEATLES
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
‡No.1 (fri)20 May 1960    Alloa City, Scotland, Town Hall 
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
 ┃ THE BEATLES Live 1961 ┃
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
‡(sat)20 May 1961 Hamburg, Germany, The Top Ten Club ※27 March~2 July 1961
  ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
 ┃ THE BEATLES Live 1962 ┃
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
‡(sun)20 May 1962 Hamburg, Germany, Star-Club ※13 April~31 May
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
①┃ The Beatles/Roy Orbison Tour 1963 ┃
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
‡No.03 (mon)20 May 1963   Southampton City, England, Gaumont 
  1.♪Some Other Guy♪
  2.♪Do You Want to Know a Secret?♪
  3.♪Love Me Do♪ or ♪A Taste Of Honey♪
  4.♪From Me To You♪
  5.♪Please Please Me♪
  6.♪I Saw Her Standing There♪
  7.♪Twist and Shout or Long Tall Sally♪
************************************************************
 ①https://en.wikipedia.org/wiki/Roy_Orbison/The_Beatles_Tour
 https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_the_Beatles%27_live_performances
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 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
 ┃ About from『GET BACK』to『LET IT BE』~アルバム発売までの経緯 ┃
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
‡1970(昭和45)年5月20日(水) 撮影されたフィルムは映画『LET IT BE』として公開された。バラバラになりつつある4人の姿がこの映画にはありありと映し出されている。その後、ゲット・バック・セッションの膨大なテープは流出し大量の海賊盤を生み出す事となった。
************************** http://getback.tv/
 https://beatlesdata.info/14/12_getback.html
 https://en.wikipedia.org/wiki/Let_It_Be#Get_Back_albums
*********************************************
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━┓
 ┃ 『改定版ビートルズ大百科』 ┃ネヴィル・スタナード著
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━┛我妻博己訳
‡1983(昭和58)年05月20日(金) 初版 ㈱ソニー・マガジンズ
 http://home.q04.itscom.net/hiropon/books&mags.htm

 

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【都市伝説 アナ雪】♪LET IT GO♪と♪LET IT BE♪ に秘められた裏側!ビートルズも使った後世に残る恐るべきコード! https://youtu.be/vf5j2ktAPBI
 
【周辺解説編】レット・イット・ビー~幻の映像が蘇る!~http://music-milk-tea.blog.so-net.ne.jp/2006-04-11
【本編解説前編】レット・イット・ビー~幻の映像が蘇る!~http://music-milk-tea.blog.so-net.ne.jp/2006-04-21
【本編解説後編】レット・イット・ビー~幻の映像が蘇る!~http://music-milk-tea.blog.so-net.ne.jp/2006-05-01
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┌─――――――――――――┐
 ┃ 『レット・イット・ビー Let It Be』』 ┃|1970(昭和45)年 5月13日(水)|米国公開 New York City
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛|1970(昭和45)年 5月20日(水)|英国公開
                      |1970(昭和45)年 8月25日(火)|日本公開
                      └─――――――――――――┘「ルーフトップ・コンサート」の模様を記録
 2015/11/06 なんと日本語解説付き版!(TV放送バージョン)解説:かまやつひろしさん
 71:46映像◆激レア!日本語解説付版http://video.fc2.com/content/20151106hrTB9TS1
 2014/02/19 映画『レット・IT・ビー』のラストを飾るシーンの撮影目的で、自社ビルの屋上にて機材を運び込み、予告無しでオフィス街の中で大音量のライブが敢行された。だが、その日は正午過ぎにもかかわらず気温はわずか2度で、風も吹いていたためマイクのウィンドスクリーン代わりにストッキングが用いられた。また、メンバーは同伴していた各夫人から上着を借りた(メンバーが女性ものの服を着ているのはこのためである)著名なビ-トるスの生演奏であったため野次馬も大勢やってきたのが、映画でも確認できる。道路には屋上を見上げる群衆ができ、近隣のビルの屋上には人だかりができ、中には梯子でアップル社の屋上近くまでやってくる人までいた
 80:24映像◆http://video.fc2.com/content/20140219q4QCcbbF
 2014/02/17 ビ-トるスが1969年1月に行ったセッション(ゲット・バック・セッション)と、彼らの最後のライヴ・パフォーマンスとなった「ルーフトップ・コンサート」の模様を記録した、ドキュメンタリー映画である。ペーパーバック・ライター、レインのプロモーション・フィルムの製作を手がけたマイケル・リンゼイ=ホッグが監督を担当した
 80:29映像◆http://video.fc2.com/content/20140217sR5435Lg
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 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%A4%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%93%E3%83%BC_(%E6%98%A0%E7%94%BB)
 ビートルズの♪Let It Be♪の和訳を教えてくださいませんか?
 http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13110744738
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一番の問題は映画「Let it be」が、ビートルズ自身にとって決して良いものではないのが原因だと思われます。
あの映画はビートルズがセッションを重ねながら楽曲を作っていくドキュメントですよね。しかし、その間に彼等は仲違いをしてしまい、結局それが修復できないまま解散の序章となる、とんでもない結果になってしまったんです。
傍から見れば後半のルーフトップ、ポールが「レットイットビー」を唄う部分などは良い感じですよね。
でも序盤から中盤は相当ダラダラしている。ポールとジョージが口論している場面もありますよね。ジョンは「世界で一番みじめなセッション」と言い放ち、ジョージは「辞める」と言って家に帰る始末。そしてこのセッションを考案したポールはメンバーを牽引しようという行動が逆に仇になり顰蹙をかう状態でした。
アンソロジーでポールがこう言ってます。「結局映画はバンドが解散するところを映しただけ」完全に失敗を認めています。映画だけでなく覇気のない演奏が原因で、このテープからレコードを製作するのも大変な紆余曲折がありました。
名曲は多いけど、あのセッション自体は本当に彼等にとって「悪夢」だったのです。これまで発売が幾度かまことしやかに囁かれたりしましたが、結局はされずじまい。むかし、レーザーディスクで一部発売になったりもしてましたが、あれは当時ビートルズのレコードレーベル「アップル」が有名無実の状態にあったからでしょう。
現在は、しっかりと楽曲を管理してますから勝手に発売されることはありません。そのようなわけで映画「Let it be」は、あのままでは発売されない。されるとしても、大幅な修正を加えたものとなる筈です。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12141150357
 レット=イット=ビー
 日本公開1970年8月25日 
 映画解説◆http://beatles.hideki-osaka.com/data/movie/movie5.html

映画はLiverpool Gaumontにて1970年5月20日、プレミアショーが行われ
その年のアカデミー賞の編曲・歌曲賞とグラミー賞の映画音楽賞を受賞した
ビートルズは誰もアカデミー賞の授与式に参加しなかった
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%A4%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%93%E3%83%BC_(%E6%98%A0%E7%94%BB)#.E3.83.97.E3.83.AC.E3.83.9F.E3.82.A2.E3.81.A8.E5.8F.97.E8.B3.9E

 削除映像◆Rooftop Concert.avi. http://video.fc2.com/content/20090131xds0mgVf/
 削除映像◆Let it Be.avi. http://video.fc2.com/content/20090131XqTQx0UG/
 2014/02/17 11:51:20 当初の映画の目的はビ-トるスのリハーサルとライブ演奏を見せることであった。しかし、メンバーの心はバラバラに分かれ始め、結果的に本作は解散に向かうビ-トるスの姿を記録するものとなった。クレジットは「APPLE an abkco managed company presents」となっており、ビ-トるスの会社「アップル・コア」と、当時のビジネスマネージャーだったアラン・クレインの会社「アブコ・レコード」が名を連ねている。本来はテレビ放映のために16mmフィルムで収録されたが、クラインの意向により劇場用の35mmフィルムに焼きなおされた。 
 80:24映像◆【映が】LET イット BE [16:9] http://video.fc2.com/content/201402174K2DszPe
 2014/03/30 22:18:22 ☆ビー☆トルズ☆アップル☆屋上☆ライブ☆ 
 映像◆ビートルズアップル屋上☆ライブ19690130 http://video.fc2.com/content/20140330D499uXbB
 2014/06/01 Beatles - Let It Be - The Film.
 映像◆http://video.fc2.com/content/20140601QRqrGGHg
 映像◆The Beatles Rooftop concert  https://youtu.be/f7cMARkgWPQ
 
  音源◆http://youtu.be/OEjDa-xz0a4
  
  Original "Get Back" Album音源◆http://youtu.be/4XkfCWYK1FQ
  
  GET BACK 1st mix音源◆http://youtu.be/dXHl_Y_rt7U
  
  Get Back (Aborted Studio Album Re-Edit)音源◆http://youtu.be/TBk4QCCV5QQ
  
  http://applejamjam.web.fc2.com/
 音源◆BEATLES' MOVIE MEDLEY  http://youtu.be/VtGQZfNcVRw
 
 音源◆BEATLES' MOVIE MEDLEY US promo  https://youtu.be/YljEzwku2O4
 
 音源◆"Fab Four On Film" 1982 B-Side Promo Unreleased https://youtu.be/HvIaSqdyygU
 

フィル・スペクター完全プロデュース版のビートルズ『レット・イット・ビー』があったら
2017年12月26日 執筆者:平川雄一
音楽プロデューサーのフィル・スペクターが本日77歳の誕生日を収監中のカリフォルニア州立刑務所で迎えた。
女優のラナ・クラークソンを射殺し第2級殺人罪で2009年に収監されてから8年が経ったわけだ。
他、フィル・スペクターの基本情報に関しては当サイトのこちらの記事をご参照いただきたい。「大人のMusic Calendar」2016年12月26日コラム:「12月26日は“ウォール・オブ・サウンド”の生みの親、フィル・スペクターの誕生日」
さて、そんなフィル・スペクターだがザ・ビートルズのアルバム『レット・イット・ビー』をプロデュースしたことはあまりにも有名だ。
バンド初期の一発録りに立ち返り、「原点に戻ろう」というコンセプトで製作が開始された本盤は、メンバー同士の不仲によってそれが頓挫した。
お遊び的なリハや、即興演奏、没テイクなど、大量のセッション音源が残されたが、それらを鑑賞に耐えうるアルバムに仕上げるために当初エンジニアのグリン・ジョンズによって編纂、編集された。それがアルバム『ゲット・バック』だ。
元々の演奏の悪さ故か、テイクの選定ミス故か制作は難航。アルバム『ゲット・バック』は二度も没を出され結局未発表アルバムとなってしまう。
ザ・ビートルズもその間に次作『アビイ・ロード』の制作に入り、『ゲット・バック』を放棄してしまう。
だが契約上アルバム発売の必要があったため、ジョン・レノンとジョージ・ハリスンはプロデュースをフィル・スペクターに一任、アルバムタイトルも『レット・イット・ビー』に変更、ザ・ビートルズ最後のアルバムとして1970年5月8日に発売された。
とかく本盤はフィル・スペクターによるオーヴァー・プロデュース(自身の「ウォール・オブ・サウンド」をザ・ビートルズに適用、過度にオーケストラ、女性コーラスを重ねる)が議論の対象になっている。
収録曲「ロング・アンド・ワインディング・ロード」でのそれは作曲者ポール・マッカートニーの怒りを買い、公に名指しで非難されるほどに。
それも当然、当初のザ・ビートルズの目的は「原点に戻ったシンプルなバンドサウンド」だったのだ。外部セッション・ミュージシャンを大量投入するフィル・スペクターの「ウォール・オブ・サウンド」とは対極のものだ。
だが私から見ればこの『レット・イット・ビー』のプロデュースに関してフィル・スペクターは適切かつ冷静な、一歩下がった大人な対応、仕事をしたように思えてならない。
まずフィル・スペクターがオーケストラを重ねたのは全12曲中「アクロス・ザ・ユニバース」、「アイ・ミー・マイン」、「ロング・アンド・ワインディング・ロード」の3曲のみ。
他の曲はほぼ当初のバンドサウンドのままでの仕上がり。当時のザ・ビートルズ+ビリー・プレストンの魅力が満載だ(そしてテイクもいい)。
本来のフィル・スペクターなら全曲にオーケストラやエコーを重ねていてもおかしくない。スペクターらしからぬ一歩引いた大人な対応と言える。
続いて「ロング・アンド・ワインディング・ロード」問題。
後に『レット・イット・ビー...ネイキッド』で公式発表されたオーケストラを除いたバージョンは、確かにシンプルなバンドサウンドではあるが、曲そのものの旨味を最大限に引き出しているとは言えない。ナチュラルな良さはあるが演奏の薄さが随所で気になる勿体無い仕上がりだ。
当初のアルバムのコンセプト通りではあるが、結果その判断は曲のためになっていない。
そこへいくとフィル・スペクター版の方が遥かに完成度が高く、この曲の持つ「圧倒的なスタンダード名曲感」を存分に引き出している。
悪い意味でザ・ビートルズの持つ「みんなの、お茶の間の、スタンダードなビートルズ感」を助長するアレンジであり、「バンド・ビートルズ」を一切感じさせない、ディープなファンには愛されない出来ではあるが、曲そのもののためには正解と言える。この曲の後に来るのが「フォー・ユー・ブルー」というのも素晴らしい。いい緩急がついている。
自身のバンドの人間関係悪化でアルバム制作そのものを放棄しておきながら、鑑賞に耐えうる一枚の作品(しかも大ヒット作)として仕上げたフィル・スペクターに対してポール・マッカートニーの発言は不適切と言わざるを得ない(が、その気持ちはとてもわかる)。
「アイ・ミー・マイン」でのフィル・スペクターによるオーケストレーションは本盤に於けるベストトラックと言える。曲の良さを引き出しつつ自身の作家性も反映させており、非常にバランスの良い出来だ。
オーケストラを重ねたのは「フィル・スペクターがプロデュースした」という足跡、爪痕だ。
フィル・スペクターの【ザ・ビートルズをプロデュースしてみた】である。
当初の『ゲット・バック(原点に戻ろう)』的路線ならスペクターがプロデュースする意味がない。
そういう意味でもバンドとしての魅力そのままの曲達と、スペクター・オーケストラ重ね曲が混在するのは、うまい折衷案であると言える。が、一方で「一貫性のない中途半端なアルバム」と言われるのも仕方がない。歯がゆい。
その中途半端さを解消する一案として『フィル・スペクター完全プロデュース版レット・イット・ビー』というのはどうだろうか。
前述したが本来のフィル・スペクターなら全曲にオーケストラやエコーを重ね「完全に自分の作品」にしていてもおかしくない。それが我々の愛するフィル・スペクターだ。
オーケストラを重ねられずに済んだ曲も全てウォール・オブ・サウンドに塗り替えるのだ。ザ・ビートルズの演奏はこの際消してもよい。完全にスペクターの好きなようにさせてみる...きっと新たな地獄が始まるだろう。
フィル・スペクターの残り刑期は11年。2028年には88歳の狂気の音楽プロデューサーがまた野に解き放たれる。その時がチャンスだ。
≪著者略歴≫平川雄一(ひらかわ・ゆういち): ミュージシャン。バンド『ザ・ペンフレンドクラブ』リーダー。漫画家、イラストレーター、音楽文筆家。音楽レーベル『ペンパルレコード』代表。ザ・ペンフレンドクラブ録音盤、ビーチ・ボーイズ『AN AMERICAN BAND』DVD装丁やライナーノーツなど作品多数。  
http://music-calendar.jp/2017122601


 肉屋サムネ音源◆https://youtu.be/ymphhPS3CKA
 
 2009/03/25 
 03月25日甲虫日記 物議醸した「肉屋」カバー
世界各国で何百種類と発売されているビートルズのレコードの中で、1966年6月に発売された米国キャピトル盤「イエスタデイ・アンド・トゥデイ」は、アルバム・ジャケットが物議を醸して発売直前に差し替えられた。
元のジャケットは通称「ブッチャー・カバー」と呼ばれる。食肉工場になぞられたデザインで、白衣をまとったビートルズのひざや肩の上に、人形の首や胴体、血が滴り落ちた肉片が置かれていた。キャピトルは初回出荷70万枚を予定していたが、発売前に受け取った小売店などから猛烈な抗議が寄せられ、発売日の前日付で回収通知を関係先に発送した。キャピトルは社員を1週間動員して、カバーを別の写真に取り換えた。だが、一部は回収できずに出回ってしまった。元のカバーに新しいジャケット写真を張り付けただけのものもあった。市場に流れたこれらの「珍品」は、有名なコレクターズ・アイテムとして現在も高値で取引されている。問題のジャケットは66年3月25日、豪州の写真家ロバート・ウィティカーのアイデアで撮影された。出来上がった写真を見たマネジャーのブライアン・エプスタインは仰天した。「ビートルズに肉屋の格好をさせるのは何事だ」と激怒し、バンドのイメージを守るためにフィルムの破棄を要求した。しかし、ウィティカーのアイデアを気に入ったジョンと、独創性に寛容さを示したポールの意見が通り、一度は採用されたのだ。ウィティカーは問題の写真について総括する。「それはポップ・スターのオーソドックスな宣伝写真の常識を思い切り破壊するものだった」彼が撮影の小道具として用意したものも奇抜だ。「プラスチック製の子どもの人形」「金づちとくぎ」「白衣と帽子」「作り物の歯」「大量の肉とトレー」人形は何体もあった。彼は腕や脚をもぎ取ったり、金づちで人形を何度もたたいて頭や胴体の表面に傷をつけたり、穴を開けたりした。現場に立ち会った広報担当のトニー・バーロウの話もぎょっとする。「肉からはまだ血が滴り落ちており、所々から白い骨が見えた」ところが、ジョンは敏感に反応した。ウィティカーの作業に気づくと彼と2~3分話しこみ、その間クックッと笑い声を漏らしながら、肉塊から垂れてトレーにたまっている血の中に壊れた人形を浸していたという。ジョンは「いつも普段通りの自分に見せなきゃいけない」フォット・セッションを「重労働」に感じ、「嫌気がさしていた」。そこへシュールレアリストがかった写真家が赤ん坊の人形や肉や白衣を持ち込んできた。「『イェー!』って感じだったよ」ポールも飛びついた。「彼が本当のところ何を言いたかったのか、それはよくわからない。でもともかく、他の人たちが僕らにやらせたがっていたことよりは独創性があった」ジョージは悪趣味に閉口した。「無知で馬鹿らしいだけのことを、クールでヒップだと勘違いしてね。あれもそのひとつだった。だけどあの場合、グループの1人として協力せざるを得ない状況だった」リンゴは達観している。「僕らの目を見れば、自分たちのやっていることを誰1人わかってないのが明らかだ。人生を生きていくうちにはそういうこともあるんだよ」実はウィティカーにも誤算があった。ブッチャー写真は裏ジャケットに使用する構想だったという。12インチのジャケットの中央に2.25インチくらいの大きさに収めようとしていた。表ジャケットは、ソーセージを持っているビートルズの写真。ソーセージはへその緒を意味し、女性とつながっている作品に仕立てた。ウィティカーにいわせれば、キャピトルがブッチャー写真だけ採用したために作品全体の意味がわからず、「混乱を招き、みんな慌てた」という説明になる。「こんなものを出せるか」。当時のキャピトル・レコーズ社長、アラン・リビングストンは出来上がったジャケット写真を見て即座に思った。会社幹部も青くなった。「ロンドンのエプスタインに電話すると、ビートルズがその写真を使いたがっているという。だから私は、OK、じゃあ試してみようじゃないか、と言った」ジョンが理由を述べる。「あれをアルバムのカバーに使おうと言ったのは、何より(天使みたいな僕たちの)イメージを壊したかったからだ」撮影から2カ月余りが過ぎた
6月3日、英国の音楽誌「ニュー・ミュージカル・エクスプレス」に新曲「ペーパーバック・ライター/レイン」の全ページ広告が載り、ブッチャー写真が初登場した。直後には「ディスク・アンド・ミュージック・エコー」(6月11日号)の1面のグラビアをカラーで飾った。ジョンの「キリスト発言」と同様、英国ではさして問題にならなかった。ところが、アルバムを発売する米国内での反応は違った。6月15日の発売直前になると、キャピトルには「取り扱いを拒否する」といった小売業者やマスコミからの抗議の電話が殺到した。リビングストンはビートルズと直接交渉した。彼らは「これは戦争に対する僕らの意思表示なんだ」とまで主張したという。しかし、リビングストンは、無用な騒動は避けたいし、ビートルズの評判に傷もつけたくないという理由で回収を決断した。「英国で制作されたオリジナル・カバーにはポップ・アートに対する皮肉、という意図があった。だが米国で調査を行ったところ、このデザインは誤解を招きかねないという意見が大半を占めたため回収に踏み切った」発売日から
5日後の6月20日、旅行用のトランクを小道具に使った「トランク・カバー」と呼ばれるジャケットに差し替えられた「イエスタデイ・アンド・トゥデイ」が店頭に並んだ。このカバーもウィティカーの手によるものだ。ちょうど1カ月前の
●66年5月20日、ロンドン西部にある18世紀に造られた美しい庭園、チズウィック・ハウスで、新曲「ペーパーバック・ライター/レイン」のプロモーション・クリップの撮影があった。この時撮られた写真のなかに、「トランク・カバー」の写真を手にしているエプスタインの姿を肩越しに撮ったものがある。この時まで、エプスタインがトランク・カバーの準備をしていたことは確かなようだ。彼の陰の努力は結果的に報われたのだが、ビートルズのイメージを大切に守ってきたマネジャーの後ろ姿は、なんだか寂しくみえる。
「この日のビートルズ」バックナンバーへ
「この日のビートルズ」の次回は、4月5日(更新は3日)です。この日はなんの日でしょうか? お楽しみに。
お知らせ
全米アルバム・チャートで1位になった「YESTERDAY'...AND TODAY」の収録曲は11曲。英国オリジナル盤と比較すると、「HELP!」から2曲、「RUBBER SOUL」から4曲、「REVOLVER」から3曲にシングル発売の2曲を加えている。キャピトルは英国盤より曲数が少ない米国盤アルバムを制作し、別のアルバム用に曲をストックしていた。曲順も無視されたビートルズは快く思っていなかった。このため彼らがブッチャー・カバーを世に出したかったのは、「キャピトルへの意趣返し」という説もあった。
http://doraku.asahi.com/entertainment/beatles/090325.html


『The Beatles Intertel 1965&1966』
 フォーマット:2DVD
 コンディション(ジャケット/盤):NW/NW
 備考:ビートルズの1965年と1966年に製作されたインターテルを収録したDVD作品である。以前トールケースでバラでリリースされていたもののプラケ再発である。 ディスク1には1965年のインターテルが収録されている。「Day Tripper」「We Can Work It Out」「Help!」「I Feel Fine」「Ticket To Ride」の5曲のプロモーション・フィルムを撮影するために行なわれたフィルミング・セッションにおいて、複数テイク撮影されたものを含め、それらすべてを収録。それのみならず、オリジナル音声とリマスター音声の切り替え機能で音声が選択できること、さらにそれぞれのテイクの違いを一目でわかるようにマルチアングルでの収録など、DVDの機能をフルに使って楽しめる1枚となっている。また、画質も従来の常識を覆す最高のものとなっているので、ぜひご覧になっていただきたいと思う。ボーナス映像としてTOP OF THE POPSの「Ticket To Ride」、READY STEADY GOでの「Baby’s In Black」、THE MUSIC OF LENNON&McCARTNEYでの「We Can Work ItOut」をそれぞれ収録している。特に
1965(昭和40)年4月15日(木)の『TOP OF THE POPS』の映像は短い収録ながら貴重な映像で初めて見るひとも多いのではないだろうか。
ディスク2には1966年のインターテルが収録されている。「PAPERBACK WRITER」「RAIN」の2曲のプロモーション・フィルムを撮影するために行なわれたフィルミング・セッションにおいて、複数テイク撮影されたものを含め、それらすべてを収録。画質においても従来の常識を覆す最高の画質となっている。この2曲にはスタジオで収録したものと、公園で収録したものの2バージョンが知られているが、それぞれ複数テイクがとられており、すべてのテイクを収録しているのはもちろん、それぞれのテイクの違いを一目でわかるようにマルチアングルでの収録など、DVDの機能をフルに使って楽しめる1枚となっている。ボーナス映像として、
1966(昭和41)年5月27日(金)に撮影された、ボブ・ディランとジョンレノンが車に同乗してハイドパーク周辺を度ライヴしている時の映像を収録。紫煙くゆらせながら、二人が何やら冗談を交え会話している様子が捉えられている。美しいピクチャーディスク仕様の永久保存がっちりプレス盤。
 DVD DISC ONE INTERTEL 1965
 INTERTEL PROMO “MASTER”
 TWICKENHAM FILM STUDIO LONDON U.K. Nov. 23, 1965
 01. Day Tripper (take 3)
 02. Day Tripper (take 2)
 03. We Can Work It Out (take 1)
 04. We Can Work It Out (take 2)
 05. We Can Work It Out (take 3)
 06. Help!
 07. I Feel Fine (take 2)
 08. Ticket To Ride
 09. I Feel Fine (take 1)

 INTERTEL PROMO “remaster”
 10. I Feel Fine
 11. Help!

 MULTI VIEW
 12. We Can Work It Out
 13. Day Tripper
 14. I Feel Fine

 “BACK TRACK”
 15. Day Tripper
 16. Ticket To Ride
 17. Can’t Buy Me Love
 18. I’m A Loser
 19. Baby’s In Black
 20. We Can Work It Out
 21. Help!
 22. I Feel Fine

 BONUS TRACKS
 23. Ticket To Ride (Top Of The Pops)
 24. Baby’s In Black (Ready Steady Go)
 25. We Can Work It Out (The Music Of Lennon & McCartney)

 DVD DISC TWO INTERTEL 1966
 AT ABBEY ROAD STUDIOS, LONDON U.K.
 May 19, 1966 filmed for Ed Sullivan Show
 0l. introduction
 02. Paperback Writer
 03. Rain

 PROMOTION CLIP
 04. Paperback Writer (take 2)
 05. Paperback Writer (take 3)
 06. Paperback Writer (take 4)
 07. Rain (take 1)
 08. Rain (take 2)

 CHISWICK HOUSE, LONDON U.K.
◆May 20, 1966
 PROMOTION CLIP
 09. Paperback Writer
 10. Rain
 11. outtakes

 MULTI ANGLE VIEW
 12. Paperback Writer
 13. Rain
 14. Paperback Writer (6 angles)

“EAT THE DOCUMENT”
 John Lennon with Bob Dylan Driving round Hyde Park
 May 27, l966 

・Label/No misterclaudel/mcdvd-022/023
・販売価格 5,800円(税込)
 http://www.teenagedream-record-3rd.net/?pid=122598879

 

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 ┃ SONY PRESENTS 名作洋画ノーカット10週 ┃
 ┃  ザ・ビートルズ『レット・イット・ビー』  ┃
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
 1984(昭和59)年第01週 1984(昭和59)年より通算11週目
 1984(昭和59)年04月14日(土) TBS版 24:10~
 1970(昭和45)年05月13日(水) US Released, New York City
‡1970(昭和45)年05月20日(水) UK Released
 1970(昭和45)年08月25日(火) JP Released
  ジョン・レノン 
  ポール・マッカートニー 
 ジョージ・ハリソン 
  リンゴ☆スター 
   オノ・ヨーコ
  ビリー・プレストン…ほか出演
   備考:字幕スーパー版にて放送
   提供:SONY  ほんものの感動をノーカットで伝えたい。
   備考:SONY PRESENTS 名作洋画ノーカット10週とは・・・TBS系列で1983(昭和58)年と1984(昭和59)年の各10回、合計20回にわたり放送された映画番組です。ソニーの一社提供で自社製品のAV機器、ベータマックスのプロモーションも兼ねており、視聴者からのリクエストに応えて放送する10本の作品を決定。?当時はビデオソフトが高額な時代で、民放の洋画劇場では二時間枠で正味90分前後にカットされるのが通例でしたが、この番組では全作品ノーカットでの放送で映画ファンを喜ばせました。途中CMはベータ標準の録画時間である一時間(K-60、L-500テープ使用時)に一回だけで、CMの間にテープ交換をしてくださいとの配慮も。映像はニュープリント、二か国語での放送(『レット・イット・ビー』のみ字幕スーパー版でステレオ放送)日本語吹替版もノーカット全長版に併せて新録音していました。『チキ・チキ・バン・バン』のみ月曜ロードショー版の吹替版を流用)一部の作品はDVD、ブルーレイディスクに当時の日本語吹替音声が収録されており、視聴が可能ですヨ(=^◇^=)
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 http://fukikaemaniax.web.fc2.com/special/sony-nocut.html#84
 https://blogs.yahoo.co.jp/layhishead1980/14996477.html
 https://ja.wikipedia.org/wiki/レット・イット・ビー_(映画)
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