「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

下手の考え休むに似たり

2020年03月13日 | 「傾国のスピーカー」シリーズ

「AXIOM80」(以下「A80」)の「2発入り」を「ああでもない、こうでもない」と大いに楽しませてもらいながら、およそ1か月が経った。

その間に気付いたことが二つ。

一つ目は「感覚の世界」は周知のとおり「√」(ルート)で表されるので、ユニットが2本になった場合のエネルギー感は「√2」(≒1.41・・)倍になるから、何も倍増するわけではないことを改めて体感したこと。

二つ目は聴いているうちに段々と「たったの150ヘルツ以下だけを受け持たせるのにA80(復刻版)を使うなんてもったいないなあ」と、いつものビンボー性が鎌首をもたげてきたこと(笑)。

つまり150ヘルツ以下ぐらいなら他のユニットを使ってもいいんじゃないのというわけ。

するとタイミングよくオークションで格好の獲物が見つかった!



ビンテージ品のワーフェデール「スーパー10」である。赤帯マグネット付きとくれば、まことに「A80」(初期版)にふさわしい相手である。しかも口径25センチだからバッフルに開けた口径にもピタリと収まるはず。

「ぜひ落としたいなあ・・」、それほどの競争もないままに常識的な価格で落札できたのは実にありがたかった。ヴィンテージのSPユニットは人気が無いようで大いに助かる。

すぐに「簡単決済」で処理して後は到着を待つばかり。

さて、その間に引退を強いられた「A80」の復刻版をどう料理しようかなと、しばし沈思黙考。「下手の考え休むに似たり」だが(笑)。

結局、別の箱に容れている同じグッドマンの「トライアクショム」(口径30センチ:同軸3ウェイ)に潔くこの際身を引いてもらうことにした。

両者とも中高音域の色艶は遜色ないが、中低音域の透明感ともなるとどうしても「A80」の「エッジレス」の優位性がものをいう。音離れがいいのでスピーカーの存在を意識させず生の音に近づいてくれる。こればかりはA80を使用している人だけに分かる世界ですよね。

12日(木)は朝の起き抜けから、かかりっきりで移転作業に熱中した。

手順は次のとおり。

1 箱から「トライアクショム」を取り外す

2 同様に「A80」2発入りの箱から復刻版を取り外す

3 1の箱に寸法に合わせたバッフルを見つけて復刻版を取り付ける。

以上のうち、3が一番手間がかかった。予備のバッフルがあることはあったが、不幸にも「復刻版」の寸法が合わない中途半端な大きさの穴が開いていた。

何とか、うまく取り付けられないものかと無い知恵を絞ったすえ、4か所のネジ穴の補助として小さな木片を使ってどうにかこうにか半日がかりで仕上げた。

「百聞は一見に如かず」でご覧のとおり。



いつものとおりでは面白くないので、今回は外側からマウントしてみた。幾分かは箱の容積が増えて音質に貢献してくれることだろう。

さあ、これで試聴に移った。いくら復刻版とはいえ「A80」だから上質のサウンドが聴けるはず。

ちなみに、自分の拙い経験で言わせてもらうとA80の初期版と復刻版の違いは主に「音の重心」にあり、好き嫌いは別にして「正しい音」になると、「音の重心」が下がる。

たとえば有名な300B真空管だがブランドは数あれどオリジナルのWE製ともなると中国製などに比べて音の重心が明らかに下がる。

同様に、A80の復刻版も初期版に比べてやや音の重心が上がり気味になるが、ほとんど気にならず許容範囲に収まるのはご愛嬌。

そして、DACを「エルガープラス」(dCS)、プリアンプをマランツ7型、パワーアンプを「6098シングル」に固定して以前から気になっていたSPケーブルのテストをやってみた。

はたしてどのSPケーブルが「A80」と相性がいいのか。

以前の四国の「S」さんのメールの中に
「A80への結線は太いケーブルよりは細いものが合いました Westernの16GA」とあったのがずっと頭の片隅にあったので・・(笑)。



左から「銅の単線」、上が「銀の単線」、下が「ウェスタンの単線」、そして右がPADの「コロッサス」(1ペア分:3m)と計4種類。

SPケーブルのテストは簡単で、我が家の場合は左チャンネルを固定し、右チャンネルを順次変えていって同時に鳴らしていけばたちどころに優劣が判明する。

今回は「銀の単線」を基準にして「左チャンネル」に固定し、右チャンネルで他のケーブルを差し換えて試聴していった。

予想ではおそらく「銀の単線」がトップだろうと予測していたところ、どうしてどうして「ウェスタンの単線」が一番良かった。透明感、高音域の艶など文句なし。さすが伝統の力!

その一方、一番高価な「PAD」は悪くはなかったが、こんなに大仰で場所をとる代物をわざわざ使うほどのメリットは感じられなかった。したがってアッサリお蔵入り(笑)。

そして、一番安価な「銅の単線」も大善戦して「銀の単線」とあまり変わらなかったのも意外。

ことごとく予想が外れたので自分の耳が怪しいのかもしれないし、周辺機器との相性も当然のごとく無視できない。日を代えてもう一度トライしてみようかな(笑)。

最後に、「A80」とウェスタン製の単線の相性がいいことが分かったのでDACからプリアンプへのRCAケーブル、プリアンプからパワーアンプへのRCAケーブルもそれぞれウェスタンの単線を使ったものに取り代えた。

古い年代に製造されたオーディオ機器は周辺機器も当時の時代に統一した方がいいような気がしてきた・・・。

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