「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

JBLユニットの追放劇

2020年02月21日 | 「傾国のスピーカー」シリーズ

タイトルにある「追放」という言葉はちょっと語感が強すぎる気がする。

これまでJBLユニットには散々お世話になっておきながら「その言い草は何だ、この薄情者め!」と謗られそうだが、いくら考えてみてもほかの言葉が思い浮かばない。どうせ相手は人間じゃないし、まあいっか(笑)。

さて、「AXIOM80」の2発体制にしてからおよそ1週間余りだが、性懲りもなく飽くなき探求が続いている。まだまだ「発展途上」の感は拭えない。

読者から「いい加減にしろ!」とお叱りを受けそうだが、実はオーディオの面白さは完成形にあるのではなくその過程にあるとは思いませんかね(笑)。

それでは、本題のJBL機器の一斉追放について記してみよう。

まず、

 JBL「D123」 → 「AXIOM150マークⅡ」へ

「ウーファーとして使っているD123も悪くはないのですが、AXIOM80と同じグッドマンということで「AXIOM150マークⅡ」(以下「マークⅡ」)をぜひ聴いてみたいですね。」と、オーディオ仲間。

そこで「ああ、お安い御用ですよ」とご本人の面前で交換した。



バッフルへのネジ止め作業は不要で、木製の植木鉢の中のユニットをそっくり交換するだけだから実に簡単。10分ほどで左右両チャンネルの作業を終了し一緒に耳を澄まして聴いてみた。

担当する周波数帯域は「125ヘルツ」(-18db/oct)以下と、まさにギンギラギンの低音域である。

「D123のときと比べるとさすがにグッドマン同士だけのことはあります。音色が合ってますよ。こちらの方がより自然です。もう低音域用の「AXIOM80」(復刻版)は不要でいいかもしれないと思わせるほどです。」

そうですか・・・。

「喜ぶべきか、悲しむべきか」、まるで「to be、 or not to be」のハムレットみたいな心境になった(笑)。

選択肢の質が向上するのはいいことだが、その一方では重量級の大きなアルニコマグネット付きの「マークⅡ」を、たったの「125ヘルツ以下」で使うのは何だか勿体ないというか申し訳ないというか。ま、出番があるだけいいかな・・。

と、心が千々に乱れる中で「D123」はあえなく追放処分となった。これまで、どうもありがとさん。

そして、次のターゲットはJBL「075」だ!

 JBL「075ツィーター」 → 「デッカのリボンツィーター」へ

「AXIOM80の音色からいくと、075よりもむしろデッカのリボンツィーターの方が合うように思いますけどねえ」と、大のデッカ好きの仲間がさらに追い打ちをかけてきた。

「それは分かってますけど、デッカは既にウェストミンスター(改)の方で活躍していますから・・」と、思わず逃げ腰に(笑)。

そう、どうしても二者択一になってしまう。「両雄並び立たず」とでも言おうか。

つまり「雄大なスケール感」が売り物の「ウェストミンスター」と「胸にキュンと来る切なさと色気」が売り物の「AXIOM80の2発体制」のどちらを我が家のエースにするかということに尽きてしまうのだ。

となると、やっぱり年甲斐もなく「色気」の方が大切なんですよねえ!(笑)

というわけで、涙を呑んで「075」を追放して「デッカ」を載せてみた。



もちろん駆動するアンプの方も「71A(レイセオン)シングル」から、「2A3シングル」へ交換。能率の低いデッカはパワー感のある真空管アンプじゃないとうまく鳴ってくれないのが難点。

ちなみに、リボンツィーターのいいところはどんなスコーカーに対してもごく自然に音が溶け込むところにある。音色が実に自然なのである。これは使ったことがある人じゃないと分からない。

今回も極めて個性的ともいえる「AXIOM80」にも、とても相性が良かった。

しかも、クロスオーバーを「8000ヘルツ」から「6000ヘルツ」にしてデッカの出番を増やしたところ、さらに艶と輝きが増したのだからたまらない。

「やっぱり思ったとおりでした。音色は同じイギリス勢で統一しないと・・」と、満足げな仲間。

しかし、可哀そうなのは大切なデッカを奪われたウェストミンスターである。仲間が辞去した後で、さっそくいろいろ試してみたところ「スーパー3」(ワーフェデール:赤帯マグネット付き)がとても良かった。

こちらも「オール・イングランド」である。



「むしろデッカよりもいい」と自分に言い聞かせたのは言うまでもない。

これで今晩は枕を高くして眠れそう(笑)。

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