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エウアンゲリオン

新約聖書研究は四福音書と使徒言行録が完了しました。
新たに、ショート・メッセージで信仰を育み励ましを具えます。

神を深く知るために

2025-06-12 | メッセージ
コロサイ1:3-14 
 
信仰と愛について、教会の良い面を聞いたことで、手紙の主は喜んでいます。本文はここから始まっています。この愛は希望に基づいており、希望は「福音という真理の言葉」を通して聞いたのだといいます。相手については、ここでは仲間に対する愛を表していますが、それはいわば目に見える姿で現れるものと思われます。
 
見えないところに、そのエネルギーとしての希望があり、そのエネルギーは、福音という資源によって生み出されることになります。福音は、実を結び成長しています。そのスタートは、「神の恵みを聞いて真に理解した日」でした。私たちは、その日を知っているでしょうか。新に理解したのでしょうか。実を結んで成長したと言えるのでしょうか。
 
コロサイの教会のためには、エパフラスがいました。「キリストに忠実に仕える者」でした。人々の愛の姿を知らせてくれた人でした。エパフラスは、「いつもあなたがたのために祈っています」(4:12)というほど、コロサイの人々に心を注いでいます。だから、書き送ったというパウロとテモテも、共に祈っているよ、と声をかけています。
 
ここに、美しい祈りが掲載されています。手紙として伝えているのでもありましょうが、教会にある者は、このようにして互いに祈り合うものだ、という模範としても機能していると言えるでしょう。神を知り、主に喜ばれ、善行に励み、そうしてまたその故に神を深く知る。よいサイクルが生まれることを願っている様子が分かります。
 
また、神の力により、「忍耐と寛容」が徹底されるように、と祈っています。当時は迫害もあり、教会という名は頼りないものだったことでしょう。災いが、教会単位で襲っていたと思われます。その苦難の中で、神を崇めよ、と励まします。「私たちを闇の力から救い出して」くださった、父なる神を崇めることを忘れないように。
 
神は私たちを、御子イエス・キリストの支配するところへ移してくださいました。紛れもなくそこは神の国でありました。「私たちはこの御子において、贖い、すなわち罪の赦しを得ている」のです。神を深く知ること、つまり神と出会い交わること、そのためには、自らの罪を知り、キリストにより罪が赦されたと知ることが大切な要件なのでした。




主にふさわしく歩んで、あらゆる点で主に喜ばれ、
あらゆる善い行いによって実を結び、
神をますます深く知るように。(コロサイ1:10)

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